異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

まったりー

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5章戦

91話 エルフの街で2

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「どうもにゃ」


ウチたちは街を少し歩いた後、商業ギルドに入って受付のエルフの女性に挨拶したにゃ。


「いらっしゃいませ、どのようなご用件でしょうか?」


「この街で店を買いたいにゃが、何処かいい所はないかにゃ?」


受付嬢に聞いてみたにゃ、少し不思議そうな顔をしているにゃ。


「お店ですか、どのような商品を扱うかによって違ってきますね」


言われてみれば扱う物で場所も違ってくるにゃね、サーマルでは既に中央区にあったにゃから、分からなかったにゃ、取り敢えず門で出した主力商品をマジックバッグから出して場所を選定してもらうにゃ。


「こういった物を扱う予定にゃね」


「こ、これは!?少々お待ちください」


受付嬢が商品のシャンプーを持って奥に入って行ったにゃ、あのシャンプーに何かあるのかにゃ?


「長いにゃね、いったいいつまで待たせるにゃ」


「眠くなってきたみゃニャミニャー」


受付嬢が奥に入って行ってからもう30分は過ぎたにゃ、いい加減疲れてきたにゃよ。


「しょうがないにゃ、ミニャリーは例の作業員補充を任せるにゃ」


「分かったみゃ、行って来るのみゃ」


マスターに言われているにゃ、雇う人員は孤児がいいそうにゃ。

それから20分くらいして、やっとあの受付嬢が戻ってきたにゃ、後ろにもう一人連れてにゃね。


「どうもお待たせしてすみません、こちらこの商業ギルドのギルドマスターでバーバラ・イズ・ソソルトルト様です」


受付嬢が連れてきたのはギルドマスターだったにゃ、どうしてにゃ?ウチは普通に店を買うってだけの者にゃ。

えらい人が出てくるほどの事はにゃいはずにゃ、それに名前からしてもしかして王族かにゃ?


「どうもにゃ、ウチはニャミニャーっていうにゃ、マーコト商会って言う商会から派遣されて来たにゃ、よろしくにゃ」


ウチが自己紹介をしたらすごい笑顔を浮かべたにゃ、なんでなのにゃ?


「やっぱり!?」


「ゴホン!あー話は奥でしましょうか、こちらです」


咳ばらいをして受付嬢を黙らせ、ウチは奥に通されたにゃ、どうやらマーコト商会の名前を知っているみたいだにゃ。


「では話をしましょう、どうぞこちらに」


「ありがとうにゃ」


奥の部屋に入ってテーブルを挟んでソファーに座ったにゃが、あの受付嬢も一緒にゃお茶を出してくれたにゃ、外の受付はいいのかにゃ?誰かと変わったにゃ?


「さきほどお出しいただいた商品以外も取り扱うのですよね?」


「そうにゃね、他にも色々あるにゃ、取り敢えず出しただけにゃ、ウチたちの商会を知っているようにゃね」


そう言ったら受付嬢が下を向いたにゃ、ギルドマスターも睨んでいるにゃがまあいいにゃ。


「そうですね、人族の街で有名になっていますから、こちらにも噂が流れていたんですよ、いつこちらに来るのかと心待ちにしておりました」


恐らくマスターが行商人を使って商品を外に出してたにゃから、その商品がここにも来たのにゃね。

ウチはマスターからそれを聞いた時、どうしてにゃ?っと思ったにゃ、ウチたちだけでも十分輸送が出来ているにゃ。

こういった狙いがあったのにゃね、話が進みやすくていいにゃ。


「そうだったのかにゃ、それは嬉しいにゃ」


「それで店の場所なのですが、やはり中央区がよろしいと思うのですがどうでしょうか?」


中央区かにゃ、場所としてはいいのにゃけど、今通ってきたにゃが開いている場所はなかったのにゃ。


「そこでもいいにゃが、誰かの店を引き払うのは困るにゃよ、後で恨みを買いたくないにゃ」


「な、なるほど・・・では少し中央区から離れますが、こちらでどうでしょうか?」


地図を指さした場所は中央区より少し奥、城に近い場所だったにゃ。

城に近いと冒険者たちから遠くなるにゃが、貴族の人達は買いやすいにゃね。

きっとこのバーバラというギルドマスターはそう言った方向で進めてほしいにゃね、でもウチたちはどこでも良いにゃ。


「空いてるならそこでいいにゃ、でも開けてくれるわけじゃにゃいにゃね」


ウチは念を押したにゃ、さっきも言ったにゃがもしもと言う場合があるにゃ。

まぁ競争相手は大抵吸収することになってるにゃ、向こうは頑張るのにゃけど勝てるはずにゃいにゃよ。

輸送や生産はタダで出来て人員は給料の安い子供、おまけに値段が安くて在庫が切れることはにゃいにゃよ。


「そ、それは大丈夫です、空き家なのは確認しています」


「それならそこでいいにゃ、それとウチたちだけで商品を扱うのは限界があるにゃ、にゃから食品は商業ギルドに卸したいにゃ、いいかにゃ?」


「(やった!噂通りだわ)」


下を向いたままの受付嬢が何か言っていたにゃ、まあ他の街でもそうしてるにゃから、噂になっていてもおかしくはにゃいにゃ、マスターが決めたことにゃよ。

食料を溢れさせてお腹の空いている者をなくしたいっと言っていたにゃ、他にも冒険者たちを使って他の者たちが売っている食料を買って、炊き出しや寄付をしているにゃ。

こうしないとどうしてもウチたちが勝ってしまってそこの店は倒産してしまうにゃ。


「それはこちらも喜ばしい事です、ぜひ私たち商業ギルドにお任せください」


「よろしくにゃ、それとこれからよろしくって事でこれはお近づきの印にゃ」


ウチたちの店で主力になる商品に、シャンプーや化粧品を10個ずつ出して広げたにゃ、テーブルにギリギリ入ったにゃ、これもマスターの作戦にゃよ。


噂を広めるにはギルドを使うと言いそうだにゃ。


「す、すご!?」


「こ、こんなに!いいのですか?」


「いいにゃいいにゃ、これからお世話になるにゃからこれくらいは当然にゃよ」


そしてウチはギルドに卸す食料を倉庫に出して店を見に行ったにゃ。

ここも普通の倉庫だったにゃ、マスターからそこら辺を報告するように言われているにゃ、にゃんでも卸す量がすごいから食料が痛むそうだにゃ、にゃからマジックバッグをすごく多く送ってくれるにゃ。
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