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10章動き出す者たち
207話 まさかの
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「ど、どういうことですかイビルディア先生!?」
私は今ケティーとして大会国移動の為集まっているんですが、すごく驚いています。
「どうしてと言われましても、大会の行きはいつも転移を使いますよ」
一方通行らしいです、そしてすごい魔力を使うから大会の時だけなんだそうですよ。
あるのは知ってたのよ、商品欄にあったし・・・なかなか侮れないわ。
「だから移動日がなかったのですね、それで直ぐに行くのですか?」
「ええ、集まり次第行きますよ」
大きな魔法陣が部屋いっぱいに書いてあります、そして一度だけしか出来ないらしく、全員で行くそうですよ。
「でもそうすると応援の子たちっていないんですか?」
「応援って・・・そんな事しませんよケティー先生、情報だけ直ぐに届けるのです」
なんかさみしいわね、各国に映像ハチドリでも送って観戦してほしいわ。
でもそんな事するわけにもいかないし、うぅ~。
「何を唸っているのですかケティー先生、もうみんな集まってますよ」
「いやいや、私が考え込んでてもいいでしょ、どうせイビルディア先生に抱っこされてるんですから」
いつものようにですね、もう私からは抵抗しません、まぁ前もそんなにしてませんけどね。
「それは私の特権です、誰にも譲りませんよ、では行きましょう」
そうして私たちは大会国セルフィルデイルに転移しました。
私の転移とは違って光に包まれました、こっちの方が綺麗だわ、私のは歪むから少し気分が悪くなるんだよね。
ちなみに事前に馬車で移動して応援に来ている人たちもいるそうです。
「お待ちしていました、エントロス国の皆さん」
光が消えると広い部屋でした、イビルディア先生が言うには大会の建物だそうです。
そしてメイド服の人たちが整列して並んでいます、最初の時のシルキーたちを思い出すわね。
「いつもご苦労様です」
「それが仕事ですから、ではこちらです」
部屋を出ると同じ感じの扉が並んでいたわ、どうやらこの階は転移用の部屋が並んでいるみたい。
そして階段を上がると窓があって外は1階だったの、どうやら地下施設だったみたいなのよ、私のダンジョンみたいね。
「やっぱり広いのね」
外に出て施設の全体を見たけど、2階建てですごく広かったわ、私の作った訓練施設ももう少し広くしようかしら。
「ここは宿泊施設も兼ねているのですよ」
「そうなのですか・・・って転移と宿泊だけであの広さなの!?」
上を向いてイビルディア先生を見ました、凄く笑顔ね。
「そうよケティー先生、大会をするのはここから少し離れた場所に会場があるんです、そこもこれからメイドさんが案内してくれますよ」
「え!?人形ではなかったのですか?」
イビルディア先生とメイドさんを見たら、一番近いメイドさんが振り向いて驚いていました。
「理由があって私の本体は違う場所にあります、驚かせてすみません」
「そ、そうでしたか、すごい方なのですね」
すごいと言われたわ、やっぱり難しい事なのね。
「ここが会場になります」
「おおーまるで球場みたいだわ」
観客席が選手の登場口側にあって半分くらいまでね、そしてそれから先は芝生になっててほんと球場だわ、まあ広さは3倍くらいあるけど。
「あそこから分けてかかし競技と魔法競技を行うのです」
「ほとんどかかしをする場所なんですね、まあ魔法は的だけを作ればいいから分かりますけど」
かかし競技は大量に設置しないといけないし、ゴールも作らないといけないもんね、分かるけどなんか変な感じよ。
「今回は的も動くからいつもより広いくらいですよ」
「え!?あれでですかイビルディア先生」
球場1つ分もないんですけど、ここって剣と魔法の異世界だよね。
「うぬぅ~私的に何だかいやだわ、何か考えようかしら」
競技には関係なくても魔法で飾り付けとか。
「出来れば競技にも何かテコ入れを、ブツブツ」
「ケティー先生ほどほどにお願いしますよ、可愛いけど」
イビルディア先生が何か言っていましたけど、私はそれどころではなかったです。
そして教師専用の部屋で私はイビルディア先生の抱き枕になっています。
「えへへぇ~ケティーちゃ~ん」
「はぁ~明日は開会式、ケイトくん気に入ってくれるかな」
準備は全てできました、後は成功を祈るだけよ。
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ご愛読ありがとうございます、まったりーです。
10章が終わり次から閑話となります、数は8話です。
私は今ケティーとして大会国移動の為集まっているんですが、すごく驚いています。
「どうしてと言われましても、大会の行きはいつも転移を使いますよ」
一方通行らしいです、そしてすごい魔力を使うから大会の時だけなんだそうですよ。
あるのは知ってたのよ、商品欄にあったし・・・なかなか侮れないわ。
「だから移動日がなかったのですね、それで直ぐに行くのですか?」
「ええ、集まり次第行きますよ」
大きな魔法陣が部屋いっぱいに書いてあります、そして一度だけしか出来ないらしく、全員で行くそうですよ。
「でもそうすると応援の子たちっていないんですか?」
「応援って・・・そんな事しませんよケティー先生、情報だけ直ぐに届けるのです」
なんかさみしいわね、各国に映像ハチドリでも送って観戦してほしいわ。
でもそんな事するわけにもいかないし、うぅ~。
「何を唸っているのですかケティー先生、もうみんな集まってますよ」
「いやいや、私が考え込んでてもいいでしょ、どうせイビルディア先生に抱っこされてるんですから」
いつものようにですね、もう私からは抵抗しません、まぁ前もそんなにしてませんけどね。
「それは私の特権です、誰にも譲りませんよ、では行きましょう」
そうして私たちは大会国セルフィルデイルに転移しました。
私の転移とは違って光に包まれました、こっちの方が綺麗だわ、私のは歪むから少し気分が悪くなるんだよね。
ちなみに事前に馬車で移動して応援に来ている人たちもいるそうです。
「お待ちしていました、エントロス国の皆さん」
光が消えると広い部屋でした、イビルディア先生が言うには大会の建物だそうです。
そしてメイド服の人たちが整列して並んでいます、最初の時のシルキーたちを思い出すわね。
「いつもご苦労様です」
「それが仕事ですから、ではこちらです」
部屋を出ると同じ感じの扉が並んでいたわ、どうやらこの階は転移用の部屋が並んでいるみたい。
そして階段を上がると窓があって外は1階だったの、どうやら地下施設だったみたいなのよ、私のダンジョンみたいね。
「やっぱり広いのね」
外に出て施設の全体を見たけど、2階建てですごく広かったわ、私の作った訓練施設ももう少し広くしようかしら。
「ここは宿泊施設も兼ねているのですよ」
「そうなのですか・・・って転移と宿泊だけであの広さなの!?」
上を向いてイビルディア先生を見ました、凄く笑顔ね。
「そうよケティー先生、大会をするのはここから少し離れた場所に会場があるんです、そこもこれからメイドさんが案内してくれますよ」
「え!?人形ではなかったのですか?」
イビルディア先生とメイドさんを見たら、一番近いメイドさんが振り向いて驚いていました。
「理由があって私の本体は違う場所にあります、驚かせてすみません」
「そ、そうでしたか、すごい方なのですね」
すごいと言われたわ、やっぱり難しい事なのね。
「ここが会場になります」
「おおーまるで球場みたいだわ」
観客席が選手の登場口側にあって半分くらいまでね、そしてそれから先は芝生になっててほんと球場だわ、まあ広さは3倍くらいあるけど。
「あそこから分けてかかし競技と魔法競技を行うのです」
「ほとんどかかしをする場所なんですね、まあ魔法は的だけを作ればいいから分かりますけど」
かかし競技は大量に設置しないといけないし、ゴールも作らないといけないもんね、分かるけどなんか変な感じよ。
「今回は的も動くからいつもより広いくらいですよ」
「え!?あれでですかイビルディア先生」
球場1つ分もないんですけど、ここって剣と魔法の異世界だよね。
「うぬぅ~私的に何だかいやだわ、何か考えようかしら」
競技には関係なくても魔法で飾り付けとか。
「出来れば競技にも何かテコ入れを、ブツブツ」
「ケティー先生ほどほどにお願いしますよ、可愛いけど」
イビルディア先生が何か言っていましたけど、私はそれどころではなかったです。
そして教師専用の部屋で私はイビルディア先生の抱き枕になっています。
「えへへぇ~ケティーちゃ~ん」
「はぁ~明日は開会式、ケイトくん気に入ってくれるかな」
準備は全てできました、後は成功を祈るだけよ。
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ご愛読ありがとうございます、まったりーです。
10章が終わり次から閑話となります、数は8話です。
応援ありがとうございます!
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