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11章大会
222話 出張整備
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「せ、先生その人たちは何ですか!どうして部外者が」
私たちがファデュアさんの学園の作戦会議室に行くと生徒たちが睨んできました、きっと装備の調子が悪くてイライラしてるんだね。
「みんな落ち着け」
ファデュアさんがすぐに生徒を宥めています、もう少し長文で話してほしいなぁ。
「先生のことだから分かりますけど、その人たちってあれでしょ」
あれと言われました、そして生徒たちがさっきとは違う感じで見てきています。
「そう、1位を取った国の先生」
「「「「「!?」」」」」
分かっていたはずなのにすごく驚いています、そしてさっきから先頭で怒っている子が更に睨んできました。
「こ、個人戦では勝てなかったけど、団体では絶対負けませんよ」
「それは私じゃなくて家の生徒に言ってあげて、その為にもほら早く装備を見せる」
私が手を出して要求したらファデュアさんを見始めました、説明が無いからね。
「平気、見せなさい」
「わ、わかりました」
渋々って感じね、まぁ気持ちは分かるけど、それにしてもイビルディア先生がずっと怒っています。
「イビルディア先生落ち着いてください、装備の確認が出来ないですよ」
「だってこの生徒、ケティーちゃんに対して」
正面にいる生徒を睨んで言っています、声も低くしていてすごく怖いですね。
「この子たちも競技に真剣って事ですよ、分かってあげましょ・・・はい出来たわよ」
「え!?何もしてないだろ」
そう見えたのね、私はここにいる生徒全員の装備を把握しています、それは大会が始まった時から同じ物を交換しているからです、それを一瞬ですり替えただけなんですよ、修理のスキルなんて持ってないからね。
「少しヒビが入ってたのよ、スキルで治したわ、はい次の子」
武器と私を交互に見て離れて行きました、次の子もすごく怪しんでいますね。
「あなたのもそうね・・・はい良いわよ、もう少し整備をした方が良いわね」
「は、はいすみません」
謝りながら離れていきましたね、でもチラチラこっちを見ていました。
「ちょっと可愛いわね、さぁどんどん行くわよ」
こうして10名の生徒全員の装備を交換しました、本物はちゃんと修理設備で治して後ですり替えときますよ、今日だけです。
「とても感謝」
すり替え・・・もとい直した後でファデュアさんがお礼を言ってきました、ほんと素直ね。
「正々堂々と戦いたいからね、後これも渡すわ、研究組の生徒に飲ませてあげて」
私はエリクサー(激薄)の瓶を4つ渡しました、どうやら緊張していて調子が悪いみたいなんですよ、それで発表に支障が出るかと言うと、そうでもないかもですが楽しくないじゃない。
「分かった、ほんとに感謝」
「また何かあったら言ってね、じゃあ行きましょうイビルディア先生」
歩くのはイビルディア先生ですからそう言ったのですが、すごく聞きたそうですね。
「ここならいいでしょうケティー先生」
「さすがですね、修理には時間が掛かるので同じ物を渡したんですよ、ちゃんと本物は修理して返します」
「そう言う問題ではないです、どうしてあの生徒たちと同じ物を持っているんですか?」
そりゃー相手の戦力を把握するのは当然よね、更に言いますと私の冒険者たちに使ってもらってしっかり性能も確認してるわ。
「って感じです、それ位はしますよ?」
「可愛く行ってもダメです・・・まあ可愛いですが、今後は相談してください」
首をかしげながら言ったら顔をほころばせて言ってきました、相談ですか。
「じゃあ研究成果を盗まれそうなので、ダミーをいくつか違う部屋に置いてください」
「わ、分かりました部屋を用意します」
顔を引きつらせて了承していました、まぁ直ぐに言う事じゃなかったわね、でも盗もうとしてくるのはよくあるわよね、それが注目をされ始めればさ。
「はぁ家の生徒の競技見れませんでしたね」
「しょうがないですよ、っでどこの学園なのですか?」
イビルディア先生が盗人の国を聞いてきました、まあ家の生徒たちが順調に行っているのは人形たちの報告で解ってるわ、あの子たちは報告書をマコッチ本体に紙で送ってくれるの。
「ああ獣人の学園ガジャオーンですよ、6人の黒服で男性3人と女性3人、種族は猫」
「ちょちょちょっと待ってください、人数まで解っているのですか!種族も?」
なにを当然な事を言ってるんですか?
「わざと泳がせているのですから知ってるに決まっているじゃないですか、正々堂々やらないのならそれなりの処置をしますよ私は」
「そ、そそそそうですか・・・まぁそうですね、やってください」
顔を引きつらせて私を見ていたので、笑顔で対応したらすぐに笑顔になって返してくれました、そいつらは今回どこかの国の研究を国に持ち帰るのが目的だったようです、そして最初はフェアリーたちを狙っていたんだけどこっちに切り替えたみたい。
きっとマジックバトラーがすごすぎて危険と判断したのね、まあ当然と言ったら当然ね。
「明日が楽しみですねイビルディア先生」
「私は少し怖くなりました、ケティー先生の敵には同情しますね」
こうして私たちは帰りました、そして次の日の団体戦も終了しエントロス学園は両競技3位という結果を出しました。
私たちがファデュアさんの学園の作戦会議室に行くと生徒たちが睨んできました、きっと装備の調子が悪くてイライラしてるんだね。
「みんな落ち着け」
ファデュアさんがすぐに生徒を宥めています、もう少し長文で話してほしいなぁ。
「先生のことだから分かりますけど、その人たちってあれでしょ」
あれと言われました、そして生徒たちがさっきとは違う感じで見てきています。
「そう、1位を取った国の先生」
「「「「「!?」」」」」
分かっていたはずなのにすごく驚いています、そしてさっきから先頭で怒っている子が更に睨んできました。
「こ、個人戦では勝てなかったけど、団体では絶対負けませんよ」
「それは私じゃなくて家の生徒に言ってあげて、その為にもほら早く装備を見せる」
私が手を出して要求したらファデュアさんを見始めました、説明が無いからね。
「平気、見せなさい」
「わ、わかりました」
渋々って感じね、まぁ気持ちは分かるけど、それにしてもイビルディア先生がずっと怒っています。
「イビルディア先生落ち着いてください、装備の確認が出来ないですよ」
「だってこの生徒、ケティーちゃんに対して」
正面にいる生徒を睨んで言っています、声も低くしていてすごく怖いですね。
「この子たちも競技に真剣って事ですよ、分かってあげましょ・・・はい出来たわよ」
「え!?何もしてないだろ」
そう見えたのね、私はここにいる生徒全員の装備を把握しています、それは大会が始まった時から同じ物を交換しているからです、それを一瞬ですり替えただけなんですよ、修理のスキルなんて持ってないからね。
「少しヒビが入ってたのよ、スキルで治したわ、はい次の子」
武器と私を交互に見て離れて行きました、次の子もすごく怪しんでいますね。
「あなたのもそうね・・・はい良いわよ、もう少し整備をした方が良いわね」
「は、はいすみません」
謝りながら離れていきましたね、でもチラチラこっちを見ていました。
「ちょっと可愛いわね、さぁどんどん行くわよ」
こうして10名の生徒全員の装備を交換しました、本物はちゃんと修理設備で治して後ですり替えときますよ、今日だけです。
「とても感謝」
すり替え・・・もとい直した後でファデュアさんがお礼を言ってきました、ほんと素直ね。
「正々堂々と戦いたいからね、後これも渡すわ、研究組の生徒に飲ませてあげて」
私はエリクサー(激薄)の瓶を4つ渡しました、どうやら緊張していて調子が悪いみたいなんですよ、それで発表に支障が出るかと言うと、そうでもないかもですが楽しくないじゃない。
「分かった、ほんとに感謝」
「また何かあったら言ってね、じゃあ行きましょうイビルディア先生」
歩くのはイビルディア先生ですからそう言ったのですが、すごく聞きたそうですね。
「ここならいいでしょうケティー先生」
「さすがですね、修理には時間が掛かるので同じ物を渡したんですよ、ちゃんと本物は修理して返します」
「そう言う問題ではないです、どうしてあの生徒たちと同じ物を持っているんですか?」
そりゃー相手の戦力を把握するのは当然よね、更に言いますと私の冒険者たちに使ってもらってしっかり性能も確認してるわ。
「って感じです、それ位はしますよ?」
「可愛く行ってもダメです・・・まあ可愛いですが、今後は相談してください」
首をかしげながら言ったら顔をほころばせて言ってきました、相談ですか。
「じゃあ研究成果を盗まれそうなので、ダミーをいくつか違う部屋に置いてください」
「わ、分かりました部屋を用意します」
顔を引きつらせて了承していました、まぁ直ぐに言う事じゃなかったわね、でも盗もうとしてくるのはよくあるわよね、それが注目をされ始めればさ。
「はぁ家の生徒の競技見れませんでしたね」
「しょうがないですよ、っでどこの学園なのですか?」
イビルディア先生が盗人の国を聞いてきました、まあ家の生徒たちが順調に行っているのは人形たちの報告で解ってるわ、あの子たちは報告書をマコッチ本体に紙で送ってくれるの。
「ああ獣人の学園ガジャオーンですよ、6人の黒服で男性3人と女性3人、種族は猫」
「ちょちょちょっと待ってください、人数まで解っているのですか!種族も?」
なにを当然な事を言ってるんですか?
「わざと泳がせているのですから知ってるに決まっているじゃないですか、正々堂々やらないのならそれなりの処置をしますよ私は」
「そ、そそそそうですか・・・まぁそうですね、やってください」
顔を引きつらせて私を見ていたので、笑顔で対応したらすぐに笑顔になって返してくれました、そいつらは今回どこかの国の研究を国に持ち帰るのが目的だったようです、そして最初はフェアリーたちを狙っていたんだけどこっちに切り替えたみたい。
きっとマジックバトラーがすごすぎて危険と判断したのね、まあ当然と言ったら当然ね。
「明日が楽しみですねイビルディア先生」
「私は少し怖くなりました、ケティー先生の敵には同情しますね」
こうして私たちは帰りました、そして次の日の団体戦も終了しエントロス学園は両競技3位という結果を出しました。
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