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12章最終決戦
234話 事情を
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『まことに申し訳ありません、ですがどうしても僕は一緒に』
カッシュがすごく差し迫った感じで言っていますね。
「やっとなのね、掛かった方かな『分かったわ、幸せにしてあげなさい』」
もうかなり前からわかってたのよ、半年前かな?
《半年前》
「おかえりアンナ」
「会いたかったぞカッシュ!」
カッシュです、今日はリサさんたちが帰って来たんです、半年間すごく長かったよ。
「僕もだよアンナ」
門の所でアンナと抱きしめ合いました、ああほんと久しぶりだね。
「どうしたんだカッシュ、らしくないな」
「そ、そうかな・・・アンナに会えなくて寂しかったんだよ」
そう、僕はすごくアンナに会いたかった、自分でここを守るって言ってアンナと離れたけど、手紙を貰いそれを読んでる内に段々その気持ちは大きくなったんだ、でも。
「アンナあのね」
「はいはい、アンナ話は家に戻ってからにしてちょうだい、みんなは明日自分たちの村に行くんだから」
リサさんたちがすごく困った顔をしていました、ごめんなさい。
「へぇ~ここら辺のモンスターにオーガが出始めたんだ」
「そうなんですよリンさん、恐らく上位種がいて指揮を取ってるみたいなんです、なので僕たち5人で」
「おいカッシュ」
僕がリンさんたちと話しているとアンナが止めてきたよ、別にアンナを仲間外れにしたわけじゃない、話に入ってこないで黙っていたんだ、眉間にしわを寄せてね。
「な、何かなアンナ」
「ほんとにらしくないな、どうしたんだ?」
アンナには分かるんだね、僕が迷っていることにさ。
「アンナ、私たちがカッシュ君と楽しく話してるからってそんな風に言わなくてもいいじゃない」
「そうだよアンナちゃん、明るくていい人じゃん」
「違うんだよティアにリン、こいつはこんな渇いた笑顔をする奴じゃなかった、もっと暖かい笑顔を俺は見たんだ、だから惚れたんだ」
真剣な顔で言ってくれた、そうなのかな?無自覚なんだけど。
「もしそうなら・・・アンナちょっと手合わせしてくれないかな」
「お、おう」
僕は確認しないと、もしこれが原因なら覚悟を決めないといけないんだ。
「じゃあ行くぜカッシュ、今のお前になら勝てる気がする」
「そうはいかないよアンナ、僕はこれで気持ちを確認するんだ」
マーコト商会の地下訓練場に来てアンナと戦いを始めました、アンナはこの半年で強くなったね。
「はあぁぁぁー」
「くっまだまだー」
僕たちは30分位戦っているけど、どうしてだろうアンナに勝てる気がしない、レベルも強さも僕が上なのに。
「やっぱりだ、カッシュ迷ってるな、何をしてやがる!」
「ぐあっ」
拳を顔にまともに食らっちゃたよ、なんだかすごく痛いな。
「どうだ、まだやるかカッシュ」
「ありがとうアンナ、もういいよ」
うん、僕は決めたよもう迷わない。
「それで何に迷ってたんだ?」
「僕はここを守る役目を貰ってるんだ、でもアンナとも一緒にいたい、そこでちょっとね」
僕はここで間引きをしてきました、それは期限が無いんです、初めはアンナと離れていても良いからと思っていたんですが、僕の気持ちが変わってしまい一緒にいたいんですよ。
「そ、それは俺としては嬉しいけどよ、こっちの事も気になってるってとこか?」
「うん、でも決めたよ、僕はアンナと一緒にいたい」
「ふぇ!?」
笑顔でアンナを見て言ったけど、すごく驚いてるね、僕がそっちを優先すると思ってなかったのかな?
「でもすぐじゃない、オーガたちを殲滅したらだ」
「そ、そうか驚かせるなよな」
「ごめん、でも次にアンナたちが来た時にはきっと一緒に行ける様にするよ、約束だ」
僕たちは小指を結んで約束をした、絶対守ってみせるよ。
《そして半年後》
「アンナおかえりー」
「お、おう」
門の前で抱きしめたんだ、前のような顔じゃなくてアンナの好きな笑顔でね。
カッシュがすごく差し迫った感じで言っていますね。
「やっとなのね、掛かった方かな『分かったわ、幸せにしてあげなさい』」
もうかなり前からわかってたのよ、半年前かな?
《半年前》
「おかえりアンナ」
「会いたかったぞカッシュ!」
カッシュです、今日はリサさんたちが帰って来たんです、半年間すごく長かったよ。
「僕もだよアンナ」
門の所でアンナと抱きしめ合いました、ああほんと久しぶりだね。
「どうしたんだカッシュ、らしくないな」
「そ、そうかな・・・アンナに会えなくて寂しかったんだよ」
そう、僕はすごくアンナに会いたかった、自分でここを守るって言ってアンナと離れたけど、手紙を貰いそれを読んでる内に段々その気持ちは大きくなったんだ、でも。
「アンナあのね」
「はいはい、アンナ話は家に戻ってからにしてちょうだい、みんなは明日自分たちの村に行くんだから」
リサさんたちがすごく困った顔をしていました、ごめんなさい。
「へぇ~ここら辺のモンスターにオーガが出始めたんだ」
「そうなんですよリンさん、恐らく上位種がいて指揮を取ってるみたいなんです、なので僕たち5人で」
「おいカッシュ」
僕がリンさんたちと話しているとアンナが止めてきたよ、別にアンナを仲間外れにしたわけじゃない、話に入ってこないで黙っていたんだ、眉間にしわを寄せてね。
「な、何かなアンナ」
「ほんとにらしくないな、どうしたんだ?」
アンナには分かるんだね、僕が迷っていることにさ。
「アンナ、私たちがカッシュ君と楽しく話してるからってそんな風に言わなくてもいいじゃない」
「そうだよアンナちゃん、明るくていい人じゃん」
「違うんだよティアにリン、こいつはこんな渇いた笑顔をする奴じゃなかった、もっと暖かい笑顔を俺は見たんだ、だから惚れたんだ」
真剣な顔で言ってくれた、そうなのかな?無自覚なんだけど。
「もしそうなら・・・アンナちょっと手合わせしてくれないかな」
「お、おう」
僕は確認しないと、もしこれが原因なら覚悟を決めないといけないんだ。
「じゃあ行くぜカッシュ、今のお前になら勝てる気がする」
「そうはいかないよアンナ、僕はこれで気持ちを確認するんだ」
マーコト商会の地下訓練場に来てアンナと戦いを始めました、アンナはこの半年で強くなったね。
「はあぁぁぁー」
「くっまだまだー」
僕たちは30分位戦っているけど、どうしてだろうアンナに勝てる気がしない、レベルも強さも僕が上なのに。
「やっぱりだ、カッシュ迷ってるな、何をしてやがる!」
「ぐあっ」
拳を顔にまともに食らっちゃたよ、なんだかすごく痛いな。
「どうだ、まだやるかカッシュ」
「ありがとうアンナ、もういいよ」
うん、僕は決めたよもう迷わない。
「それで何に迷ってたんだ?」
「僕はここを守る役目を貰ってるんだ、でもアンナとも一緒にいたい、そこでちょっとね」
僕はここで間引きをしてきました、それは期限が無いんです、初めはアンナと離れていても良いからと思っていたんですが、僕の気持ちが変わってしまい一緒にいたいんですよ。
「そ、それは俺としては嬉しいけどよ、こっちの事も気になってるってとこか?」
「うん、でも決めたよ、僕はアンナと一緒にいたい」
「ふぇ!?」
笑顔でアンナを見て言ったけど、すごく驚いてるね、僕がそっちを優先すると思ってなかったのかな?
「でもすぐじゃない、オーガたちを殲滅したらだ」
「そ、そうか驚かせるなよな」
「ごめん、でも次にアンナたちが来た時にはきっと一緒に行ける様にするよ、約束だ」
僕たちは小指を結んで約束をした、絶対守ってみせるよ。
《そして半年後》
「アンナおかえりー」
「お、おう」
門の前で抱きしめたんだ、前のような顔じゃなくてアンナの好きな笑顔でね。
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