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13章 平和に向かって
閑話 聖戦の後ガンエックス達
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「ベルティーナ様!」
俺たちがトルト国に帰って来るとベルティーナ様の婚約者、アシュア王子が出迎えてくれた、護衛の二人マントルとベクトも一緒だ。
「ただいま帰りましたよアシュア」
「心配しました・・・無事で良かったです」
そう言ってモジモジしている、本当はベルティーナ様に抱き着きたいのだろうな、だが俺たち以外にも人がいるから出来ないでいる。
「んもう!可愛いわねぇ」
ベルティーナ様が我慢できず抱きしめてしまった、まぁ姫様からなら問題はないだろう、王子の方からだと周りがうるさいんだ、俺がカミーラたちにやる時のようにな。
「べ、ベルティーナ様、苦しいです」
「良いじゃないの、もう少し」
そう言ってしばらく抱きしめ合っていた、カミーネとファンミルが羨ましそうに見ていたが、俺たちは出来ないぞこの後エントロス国に戻って俺が爵位を貰うまではな。
「ベルティーナ殿そろそろ戦いの報告を頼む、こちらはまだ状況がわかっていないのだ」
トールギリアス王子がそう言ってきた、空気を読めないのは相変わらずだな、ベルティーナ様がかなり睨んでいるよ。
「あら!使えない王子様じゃないの、あなたに言われなくても行くわよ、さぁアシュア」
第一王子のトールギリアスを無視してこの国の国王の元に行った、しっかりと報告もしていたがマコッチ様の力を強調していたよ、もし戦争をするのであればこれが襲って来るぞってな、相手はかなり汗をかいていたな。
「見ましたかガンエックス!あの者たちの顔、傑作でした」
トルト国に報告したんで次は本国だ、マジックシップのゴラーンに乗ってエントロス国へ向かっている、今は艦長室でお茶をしているんだがカミーネがそう言って笑っていた、まぁ俺たちもだ。
「全くだ、あれを見るとまだ戦いを仕掛けようとしていたことが分かるな、これでもう考えんだろう」
ファンミルが腕を組んでそう言っている、確かにもうないだろうな。
「そうね二人とも、これでアシュアとゆっくり出来そう、早く帰りたいわ」
「ベルティーナ様最初は行きたくないって言ってたのに、まぁ気持ちは分かりますよ、俺も早く昇進して二人を安心させたい」
そう言ってカミーネたちを見た、かなり赤くなっているよ、二人の親にも挨拶をしないとな。
「そうね、これで心配は無くなったわ、マコッチにお礼を言わないとね」
「そうですね、俺の結婚報告と一緒にしましょう」
爵位は確定らしいからな、後は二人の親が許してくれるかだ、なんでもカミーネの親は決闘して勝てば良いらしい、そしてファンミルは結納金を渡せば良いとか顔を押さえて言っていた、金で解決する親って事なんだろうからまぁしょうがないよな。
「あなたの方は問題がないわけじゃないのよガンエックス、分かってるの?」
「え!?初耳ですね、何が問題なんですか?」
聞いていたのは爵位を持っていないって事だけだ、だから俺は頑張って一人でドラゴンを倒したんだぞ。
「領地よ!領地、あなたに何処を任せるか話し合わないとダメなのよ」
「ああそれですか、それはマコッチ様が国王様に話てくれているそうですよ、なんでもジェミルゴス王国から少し貰うそうです」
向こうは貴族が減って色々したがそれでも足りないらしく、喜んで領地を分けてくれたらしい、まぁそれもマコッチ様が裏で手をまわしたからだけどな。
「なにそれ、じゃあほんとに問題はないのね」
「ええ姫様、ジェミルゴス王国の王も変わりますし、トルト国もベルティーナ様が仕切るし、ほんとこれからは平和になりますよ」
「そうねぇ・・・やっとマコッチが言ってた平和が来るのね」
そうなんだ、ついにマコッチ様が願った平和が来る、すごい方だよマコッチ様は。
俺たちがトルト国に帰って来るとベルティーナ様の婚約者、アシュア王子が出迎えてくれた、護衛の二人マントルとベクトも一緒だ。
「ただいま帰りましたよアシュア」
「心配しました・・・無事で良かったです」
そう言ってモジモジしている、本当はベルティーナ様に抱き着きたいのだろうな、だが俺たち以外にも人がいるから出来ないでいる。
「んもう!可愛いわねぇ」
ベルティーナ様が我慢できず抱きしめてしまった、まぁ姫様からなら問題はないだろう、王子の方からだと周りがうるさいんだ、俺がカミーラたちにやる時のようにな。
「べ、ベルティーナ様、苦しいです」
「良いじゃないの、もう少し」
そう言ってしばらく抱きしめ合っていた、カミーネとファンミルが羨ましそうに見ていたが、俺たちは出来ないぞこの後エントロス国に戻って俺が爵位を貰うまではな。
「ベルティーナ殿そろそろ戦いの報告を頼む、こちらはまだ状況がわかっていないのだ」
トールギリアス王子がそう言ってきた、空気を読めないのは相変わらずだな、ベルティーナ様がかなり睨んでいるよ。
「あら!使えない王子様じゃないの、あなたに言われなくても行くわよ、さぁアシュア」
第一王子のトールギリアスを無視してこの国の国王の元に行った、しっかりと報告もしていたがマコッチ様の力を強調していたよ、もし戦争をするのであればこれが襲って来るぞってな、相手はかなり汗をかいていたな。
「見ましたかガンエックス!あの者たちの顔、傑作でした」
トルト国に報告したんで次は本国だ、マジックシップのゴラーンに乗ってエントロス国へ向かっている、今は艦長室でお茶をしているんだがカミーネがそう言って笑っていた、まぁ俺たちもだ。
「全くだ、あれを見るとまだ戦いを仕掛けようとしていたことが分かるな、これでもう考えんだろう」
ファンミルが腕を組んでそう言っている、確かにもうないだろうな。
「そうね二人とも、これでアシュアとゆっくり出来そう、早く帰りたいわ」
「ベルティーナ様最初は行きたくないって言ってたのに、まぁ気持ちは分かりますよ、俺も早く昇進して二人を安心させたい」
そう言ってカミーネたちを見た、かなり赤くなっているよ、二人の親にも挨拶をしないとな。
「そうね、これで心配は無くなったわ、マコッチにお礼を言わないとね」
「そうですね、俺の結婚報告と一緒にしましょう」
爵位は確定らしいからな、後は二人の親が許してくれるかだ、なんでもカミーネの親は決闘して勝てば良いらしい、そしてファンミルは結納金を渡せば良いとか顔を押さえて言っていた、金で解決する親って事なんだろうからまぁしょうがないよな。
「あなたの方は問題がないわけじゃないのよガンエックス、分かってるの?」
「え!?初耳ですね、何が問題なんですか?」
聞いていたのは爵位を持っていないって事だけだ、だから俺は頑張って一人でドラゴンを倒したんだぞ。
「領地よ!領地、あなたに何処を任せるか話し合わないとダメなのよ」
「ああそれですか、それはマコッチ様が国王様に話てくれているそうですよ、なんでもジェミルゴス王国から少し貰うそうです」
向こうは貴族が減って色々したがそれでも足りないらしく、喜んで領地を分けてくれたらしい、まぁそれもマコッチ様が裏で手をまわしたからだけどな。
「なにそれ、じゃあほんとに問題はないのね」
「ええ姫様、ジェミルゴス王国の王も変わりますし、トルト国もベルティーナ様が仕切るし、ほんとこれからは平和になりますよ」
「そうねぇ・・・やっとマコッチが言ってた平和が来るのね」
そうなんだ、ついにマコッチ様が願った平和が来る、すごい方だよマコッチ様は。
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