影は落ちました

agapē【アガペー】

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76、★☆半年経ってはじめて

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パーティもお開きになりサターン邸に戻ると、二人は一緒に湯船に浸かっていた。いつもならノアールが後ろから抱きしめているが、今日は向き合ってオーロラがノアールに体を預けている。


「・・・うっ、んっ・・・ひくっ・・・」

「オーロラ、いつまで泣くんだ?」


ノーアルは抱きしめた手でオーロラの背中をポンポンと優しく叩いている。


「あまり長湯するといけないな・・・」


ノアールはオーロラを抱きかかえ、湯から出るとタオルに包んで寝台へと運んだ。寝台に腰をおろすと、自身の足を跨がせるようにオーロラに向き合って座らせる。


「オーロラ、ごめんな」

「どうしてノアールが謝るの?」

「だって・・・前にオーロラがイタズラしたのと同じ事をしてしまっただろう?」

「でもノアールは悪くない」

「しかし、同じ思いをさせてしまった。オーロラを泣かせてしまったんだ・・・夫・・・失格だな」

「そんな事ない」

「じゃあ、まだ夫でいていいのか?」

「当たり前よ」


ノアールはオーロラの唇に優しくキスをする。


「オーロラ。オーロラがメソメソしてると、俺が甘えられなくなる」

「私は甘えてはいけないの?」

「オーロラに甘えて欲しいのはベッドの中がいいな」

「ノアールのいじわる・・・えいっ!」

「おわっ!」


オーロラがノアールをベッドに押し倒した。


「そのまま動かないで」

「?」


オーロラはノアールの膝から降りると、床に膝立ちになり足の間にはいった。


「オーロラ?どこに行ったんだ?」


ノアールは視界から消えたオーロラを探すため、体を起こす。視界に捉えたオーロラが自身の足の間にいる。次の瞬間、ノアールの声が漏れる。


「あっ・・・んっ・・・オーロラ・・・」


オーロラはノアールのモノを手で撫でて包んで扱いていく。


「あっ・・・うっ・・・」

「大きくなりましたわ・・・はふっ」

「んんっ!お、おーろらっ!ダメだ、やめろ!そんな事・・・あっ」


オーロラは大きくなったモノを口に含み、一生懸命咥えていた。一度口から出し、下から舐め上げ、また先端を口に含む。


「お、おーろらっ、だ、だめっ、あっ・・・うっ、んっ・・・だ、だめだっ、は、離れっ、ろっ!で、射精るっ・・・あっ・・・うくっ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」


ノアールはオーロラの口内に精を注ぎ込んでしまった。


「オーロラ!出せ、早く吐き出すんだ!」

「ゴクン」

「・・・お・・・ろら」


ノアールは目の前の光景に頭が真っ白になり固まった。


「ん・・・やっぱり不思議な味・・・」

「・・・オーロラ・・・何・・・してるんだ・・・」

「飲み込んでしまいましたわ」

「そ、そんな事しなくていいんだ!」


ノアールはオーロラを抱き上げバスルームへと連れて行く。水を含ませ口を綺麗にする。


「気持ち悪くないか?大丈夫か?」

「えぇ、大丈夫」


返事を聞くと、オーロラを抱え、また寝台に戻り横たえる。まさかの出来事にノアールは驚いていたが、じわじわと喜びが勝ってきた。


「まったく・・・オーロラは悪い子だな」


そういうと、オーロラにキスをした。ゆっくりとなかに入ると、奥に押し付けながら、何度もキスをする。オーロラから息の漏れるような声がし始めると、ノアールはそれが合図とばかりに、腰を動かし始める。


「あっ、のあ、るっ・・・あんっ、あっ、んっ」

「お・・・ろらっ、はぁ、はぁ・・・おーろら、あい、してる」

「わた、しもっ、あし、してるっ」

「おーろらっ、すまん!!」


ノアールは抽挿を早めると、激しく熱杭を打ち付けた。オーロラの腰をがっちりと掴み、奥へ奥へと感情をぶつけるように、激しく打ち付ける。容赦なく襲ってくる激しい刺激に、オーロラは必死についていこうとするが、休みなく連続で与え続けられる刺激で身体がビクビクと反応し始めた。時折最奥を強く突き始めたノアール。オーロラは強く突き上げられ、達してしまった。しかし、ノアールはやめようとしない。


「あんっ、あっ、あふっ、あぅ、あふっ」

「おー、ろらっ、何度でもっ!気持ち、よくっ、なれっ!」

「だめっ!またっ、いあっ、あぅっ、んんっ、んんんっっ、あああぁぁぁっっ!!!」

「まだだ、まだ、もっとだっ!」

「もう、だめぇっ、いあぁ、あっ、やぁぁぁぁっ!」

「だめ、じゃ、ないっ!イケっ!!ほら、イケっ!!」

「ああああぁぁぁ!!」


どくっ・・・


何度絶頂を味合わされただろうか。この日初めて、ノアールはオーロラのなかに精を放った。初夜から半年、初めての事だった。


「・・・あっ、はぁ、はぁ、はぁ・・・なかに・・・」

「あぁ・・・射精した・・・」


そう言うと、ノアールはずるっとモノを引き抜く。オーロラから、自身の放った白濁が流れ出てくる。


「・・・栓しないとな?」

「ん?・・・いあぁぁっ」


白濁が流れ出るあなに、ノアールは、再度質量を増したモノをねじ込んでいく。ゆるゆると動かすだけで、白濁がじゅぷじゅぷと音を立てる。それから何度もオーロラのなかで果てた。果てた後に抜き出すと、白濁が溢れて流れ出てくる。それを目にすると、ノアールはまた欲情する。


それを繰り返し、もう何度目か分からなくなり、オーロラは意識を手放しノアールの腕枕で眠っていた。


「俺の可愛いオーロラ・・・おやすみ」


先に眠った相手に、互いに俺の私のと同じ言葉をかける。二人は知らないが、いつの間にか同じ事を言っていた。


その後はオーロラから抱きついたり、迫ったり、ますます仲が良くなった二人。しかし、ノアールには悩みができていた。




(嫁が可愛すぎる・・・これ以上可愛くなってどうするんだ!?俺をどうする気なんだ!抱きついてきて上目遣いなんて・・・反則じゃないか!俺はどうしたらいいんだ!?)



どうもしなくていい。悩みと言えるのか?そんな事で頭がいっぱいなノアールだった。





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次回

オーロラ、しっかりしろ!

オーロラ、俺にも頼ってくれ・・・


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