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22おじさん無理するなよ
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結局どんなに私が言おうがバルバドロは付いてくるようだ非常に残念だ
彼はいわく、あの大量の仕事全てが急務であり、その為私に仕事をさぼられ無いように監視が必要なのだとか
本当に私信用が無いんだね…これも日頃の行いかな?
バルバドロはす普通の人間だしもう50代だ、流石に24時間無理だろうと我慢して続きを再開した
それから10時間後、小麦の生産が終わり今度は畜産の生育を行なっている
生育とは文字通り畜産生物である牛、豚、ニワトリなどを育てる仕事だ
本当は作物の生産が一番楽なのだが使用する作業をする作物用の部屋が無いため、全て運び出されるまでの時間を利用し違う仕事を行うのだ
時は金なり、とても悲しいがあの大量の仕事をこなすには時間は無駄にできない…
現在私の眼の前にあるのは沢山の篭に入ったのニワトリの卵だ、
沢山の篭は部屋の中に人が通れるぐらい間隔を開け入口から見て縦に何列も並び、更に篭の列は全て3段ずつ積まれている
図書館の本棚を彷彿させる篭達によくもこんなに並べたなと感心する
篭の大きさはニワトリの成鳥サイズ、その中に1個ずつの卵が入っていて、篭には丁度私の手が入る程の穴がありそこから触れ卵から成鳥のニワトリにするのだ
私が触れるだけで卵はパリッと割れあっという間に大きなニワトリに育つ、可愛いヒヨコの姿は本当に一瞬だ、ただ触れ過ぎると老衰で死んでしまうので結構難しい
ニワトリの場合は指先が一瞬触れるぐらいが最適で結構気を張る作業だ
だが現在私は集中を欠いている…あれからずっとあのメガネが付いてきているのだ、今も早くしろと言う幻聴が後ろからする…
物凄く気が散るのでもう帰るか他の人に変わって欲しい
黙々と作業をしながら、彼にむかい帰れオーラを放つが効果は勿論なかった
それから数時間後、やっと無事に篭の中の卵は全てニワトリへと成長し終えた…とにかく大量だった
途中から篭を並べたであろうギルドの職員に狂気を感じたが何とか終わったようだ
終わった事に安堵したつかの間、部屋の開けたままの入口から僅かに入る光で雄のニワトリ達が目を覚まし鳴き出した、屋内での作業で気が付かなかったがもう朝になったらしい
「うー、入口閉めとけばよかった」
一羽が鳴き出すと他の雄も鳴き出すのでかなりの騒音だ、耳が痛くなる
とりあえずこの部屋に用はもう無いので早く外に出ようと踏み出す、すると何か硬い物体が足裏に当たる
驚き飛び退くとそこにはうつ伏せに倒れ込んだバルバドロがいた
「もしもし?バルバドロ、お~い!」
体を叩きながら声を掛けるが返事はないまるで死んでいるようだ…
嘘です、どうやら寝ているだけのようだ、よくもこんな騒音に満ちた部屋で寝れるなと感心しつつ、もうおじさん何だから無理するなよと思いながら彼を残し助けを求めアイゼルさんの所に向かった
彼はいわく、あの大量の仕事全てが急務であり、その為私に仕事をさぼられ無いように監視が必要なのだとか
本当に私信用が無いんだね…これも日頃の行いかな?
バルバドロはす普通の人間だしもう50代だ、流石に24時間無理だろうと我慢して続きを再開した
それから10時間後、小麦の生産が終わり今度は畜産の生育を行なっている
生育とは文字通り畜産生物である牛、豚、ニワトリなどを育てる仕事だ
本当は作物の生産が一番楽なのだが使用する作業をする作物用の部屋が無いため、全て運び出されるまでの時間を利用し違う仕事を行うのだ
時は金なり、とても悲しいがあの大量の仕事をこなすには時間は無駄にできない…
現在私の眼の前にあるのは沢山の篭に入ったのニワトリの卵だ、
沢山の篭は部屋の中に人が通れるぐらい間隔を開け入口から見て縦に何列も並び、更に篭の列は全て3段ずつ積まれている
図書館の本棚を彷彿させる篭達によくもこんなに並べたなと感心する
篭の大きさはニワトリの成鳥サイズ、その中に1個ずつの卵が入っていて、篭には丁度私の手が入る程の穴がありそこから触れ卵から成鳥のニワトリにするのだ
私が触れるだけで卵はパリッと割れあっという間に大きなニワトリに育つ、可愛いヒヨコの姿は本当に一瞬だ、ただ触れ過ぎると老衰で死んでしまうので結構難しい
ニワトリの場合は指先が一瞬触れるぐらいが最適で結構気を張る作業だ
だが現在私は集中を欠いている…あれからずっとあのメガネが付いてきているのだ、今も早くしろと言う幻聴が後ろからする…
物凄く気が散るのでもう帰るか他の人に変わって欲しい
黙々と作業をしながら、彼にむかい帰れオーラを放つが効果は勿論なかった
それから数時間後、やっと無事に篭の中の卵は全てニワトリへと成長し終えた…とにかく大量だった
途中から篭を並べたであろうギルドの職員に狂気を感じたが何とか終わったようだ
終わった事に安堵したつかの間、部屋の開けたままの入口から僅かに入る光で雄のニワトリ達が目を覚まし鳴き出した、屋内での作業で気が付かなかったがもう朝になったらしい
「うー、入口閉めとけばよかった」
一羽が鳴き出すと他の雄も鳴き出すのでかなりの騒音だ、耳が痛くなる
とりあえずこの部屋に用はもう無いので早く外に出ようと踏み出す、すると何か硬い物体が足裏に当たる
驚き飛び退くとそこにはうつ伏せに倒れ込んだバルバドロがいた
「もしもし?バルバドロ、お~い!」
体を叩きながら声を掛けるが返事はないまるで死んでいるようだ…
嘘です、どうやら寝ているだけのようだ、よくもこんな騒音に満ちた部屋で寝れるなと感心しつつ、もうおじさん何だから無理するなよと思いながら彼を残し助けを求めアイゼルさんの所に向かった
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