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悪童の流儀(2)※
(5)
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それを一気に、ごく親しい者しか呼ばない――今ではエリオットしか呼ばないその名に変え、二人をつなぐものの名すらも変えようとしている。ジェイムズが、体だけではなく、レジナルドの心をも欲していることを理解し、初めて怒りとは違う何か――今は困惑と呼ぶのが一番近い何かが湧き上がった。
その困惑を深めるように、ジェイムズの手淫は激しくなっていく。
「いや、だっ……離せ、ジェイムズ!」
「離していいのか?君のここは、私の手を喜んでいるようだが。ほら――もう濡れ始めた」
剥き出しにした蜜口をゆるゆると撫で擦る指の腹が、ぷくりぷくりと湧き出す雫を塗り広げ、淫らな水音を作り出す。やさしいその動きに腰をびくつかせ、羞恥にまみれながらも零れそうな声を我慢していると、その頑なさを責めるように、蜜口に爪を立てぐりぐりと抉られた。
「あああっ……」
鋭い痛みと対を成す快感に、悲鳴とも嬌声ともつかぬものが口をついた。
(何て声を出してるんだ、わたしは…!)
顔を青ざめつつ赤らめつつ、自らを罵る。
その困惑を深めるように、ジェイムズの手淫は激しくなっていく。
「いや、だっ……離せ、ジェイムズ!」
「離していいのか?君のここは、私の手を喜んでいるようだが。ほら――もう濡れ始めた」
剥き出しにした蜜口をゆるゆると撫で擦る指の腹が、ぷくりぷくりと湧き出す雫を塗り広げ、淫らな水音を作り出す。やさしいその動きに腰をびくつかせ、羞恥にまみれながらも零れそうな声を我慢していると、その頑なさを責めるように、蜜口に爪を立てぐりぐりと抉られた。
「あああっ……」
鋭い痛みと対を成す快感に、悲鳴とも嬌声ともつかぬものが口をついた。
(何て声を出してるんだ、わたしは…!)
顔を青ざめつつ赤らめつつ、自らを罵る。
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