イビツナフタツボシ

 祐輔は小さい頃から孤独を恐れ、幼馴染みの真也との友情を大事にしていた。

 真也が快楽殺人鬼へ変貌していても、祐輔は真也に嫌われることを恐れ、死体の遺棄を手伝う。 さらに、彼に喜んでもらえるように獲物の選別も行っていた。


 彼らはそれを"友情"と呼んでいた。


 獲物の収集のため、出会い系サイトを利用していた祐輔に、少し無邪気であどけない女子高生が選ばれる。

 実際に祐輔が会ってみると、その子は今までの女子とは違っており、祐輔の胸が高鳴る。
 さらに、彼女は本気で祐輔と付き合いたいと迫り、祐輔は恋に落ちて、事態が変わってしまう。

 そろそろ獲物を捧げる頃合いに差し掛かる。
 祐輔は、友情をとるのか恋をとるのか、それとも悪をとるのか。
 
 狂依存の果てを見るサイコスリラー。

 この作品は、ノベルデイズ、ステキブンゲイにも掲載中。
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