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気付く者たち
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「ふぅーーー……ちゃんと休んだはずなのにな……ヴァル、今回も頼って良いか?」
「ヴァゥ!!」
地上へ戻ってきたティールたち。
前回と同じように疲労感が両肩にのしかかる。
そのため、体力が無尽蔵? のヴァルに頼り、三人とも背に乗ってガルダンデードへと向かう。
(…………大丈夫、だよな?)
ティールたちがダンジョンコアを回収したことで、ダンジョンは崩壊し、消えていく。
まだダンジョンからさほど距離が離れていないということもあり、ダンジョンが消えていく気配を感じ取れたティール。
(……うん、仕方ないんだ。だって、俺たちが最初に見つけたんだし)
リーダーである自分が、そこをブレてはならない。
自分が口にした言葉を脳内で繰り返し、心を落ち着かせる。
街に戻るまでの間、疲れもあってティールは一言も喋ることはなかった。
SIDE ?????
「っ、今のは…………」
ある一人の青年が、少し前まで居た場所に異変を感じ取った。
「なぁ、今乗ってもしかして」
「っ、同じ気配を感じ取ったようだね」
「…………危険だとは思いますが、戻ることに賛成です」
その一団は非常に装備が整っており、それぞれの実力もそこら辺の冒険者より優れている。
歳は若いものの、実力は揃っている。
だが……大秘境を探索するには、少々危うさもある。
そんな彼らが、少し前まで居た場所まで戻るというのは、ただ体力を消耗するだけではなく、危機に遭遇する可能性を高めることとなる。
しかし、彼ら全員が感じた気配、予感が正しければ……決して見逃すことは出来ない。
「よし……戻ろう」
青年の言葉に全員頷き、彼らはある洞窟の中へと向かった。
「はぁ、はぁ、確か…………この辺りに………………っ!!!!!!!!!」
やや息を切らした青年は周囲を見渡すが、彼らが少し前まで居た場所の入り口……ダンジョンが無くなっていた。
青年はその事実に怒りを爆発させ、地面に膝を付きながら拳を叩きつける。
「くそっ!! なんという事だ!!!!」
大声を出せば、モンスターを引き寄せてしまうかもしれない。
そんな当たり前過ぎるミスを犯したリーダーの青年を……責める者は、この場に一人もいなかった。
何故なら、他の者たちも青年と同じ気持ちを持っていたから。
「っ……おそらくですが、私たちと同じサントレア王国の者ではないでしょう」
「だろうな。つっても、戻って確認すればその辺りは解るだろ。だから……やっぱ、カルティア王国の奴らか」
サントレア王国の人間である青年たちは、当然ながらダンジョンを攻略し、ダンジョンコアを抜き取って崩壊させる機などさらさらない。
「しかし、それならどうしてダンジョンを崩壊させたのかな」
「それは確かにそうだな。普通に考えれば冒険者ギルドに報告してというルートが自然だと思うが…………っ、もしやサントレア王国が存在に気付き、利用していることを把握してたのか?」
「「「「「っっ!!!」」」」」
タンクを務める男の言葉に衝撃を受ける青年たち。
もし、彼の言葉通りであれば、カルティア王国の者たちがダンジョンの存在を冒険者ギルドに、国に報告することなくダンジョンコアを抜き取って崩壊させたことに納得がいく。
「…………けどよ、一番下のエリアは海なんだろ。遊泳のスキルを……最低でもレベル三まで高めてないと探索出来ないんだろ?」
「海中戦は地上戦に慣れている人であればあるほど戸惑う戦場…………ひとまず、ダンジョンを崩壊させた者たちは今、カルティア王国のガルダンデードにいる筈です」
「……今すぐ、どうこうは出来ないね」
先程まで怒りを迸らせていた青年だが、今すぐにダンジョンを崩壊させた冒険者たちを仕留めようと宣言するほど能無しではない。
加えて、どれだけ理由を述べてもそれがまかり通らないことは理解していた。
「…………とりあえず休息を取ろう」
リーダーの言葉に頷き、青年たちは野営をしながら今後の事について話し合うのだった。
「ヴァゥ!!」
地上へ戻ってきたティールたち。
前回と同じように疲労感が両肩にのしかかる。
そのため、体力が無尽蔵? のヴァルに頼り、三人とも背に乗ってガルダンデードへと向かう。
(…………大丈夫、だよな?)
ティールたちがダンジョンコアを回収したことで、ダンジョンは崩壊し、消えていく。
まだダンジョンからさほど距離が離れていないということもあり、ダンジョンが消えていく気配を感じ取れたティール。
(……うん、仕方ないんだ。だって、俺たちが最初に見つけたんだし)
リーダーである自分が、そこをブレてはならない。
自分が口にした言葉を脳内で繰り返し、心を落ち着かせる。
街に戻るまでの間、疲れもあってティールは一言も喋ることはなかった。
SIDE ?????
「っ、今のは…………」
ある一人の青年が、少し前まで居た場所に異変を感じ取った。
「なぁ、今乗ってもしかして」
「っ、同じ気配を感じ取ったようだね」
「…………危険だとは思いますが、戻ることに賛成です」
その一団は非常に装備が整っており、それぞれの実力もそこら辺の冒険者より優れている。
歳は若いものの、実力は揃っている。
だが……大秘境を探索するには、少々危うさもある。
そんな彼らが、少し前まで居た場所まで戻るというのは、ただ体力を消耗するだけではなく、危機に遭遇する可能性を高めることとなる。
しかし、彼ら全員が感じた気配、予感が正しければ……決して見逃すことは出来ない。
「よし……戻ろう」
青年の言葉に全員頷き、彼らはある洞窟の中へと向かった。
「はぁ、はぁ、確か…………この辺りに………………っ!!!!!!!!!」
やや息を切らした青年は周囲を見渡すが、彼らが少し前まで居た場所の入り口……ダンジョンが無くなっていた。
青年はその事実に怒りを爆発させ、地面に膝を付きながら拳を叩きつける。
「くそっ!! なんという事だ!!!!」
大声を出せば、モンスターを引き寄せてしまうかもしれない。
そんな当たり前過ぎるミスを犯したリーダーの青年を……責める者は、この場に一人もいなかった。
何故なら、他の者たちも青年と同じ気持ちを持っていたから。
「っ……おそらくですが、私たちと同じサントレア王国の者ではないでしょう」
「だろうな。つっても、戻って確認すればその辺りは解るだろ。だから……やっぱ、カルティア王国の奴らか」
サントレア王国の人間である青年たちは、当然ながらダンジョンを攻略し、ダンジョンコアを抜き取って崩壊させる機などさらさらない。
「しかし、それならどうしてダンジョンを崩壊させたのかな」
「それは確かにそうだな。普通に考えれば冒険者ギルドに報告してというルートが自然だと思うが…………っ、もしやサントレア王国が存在に気付き、利用していることを把握してたのか?」
「「「「「っっ!!!」」」」」
タンクを務める男の言葉に衝撃を受ける青年たち。
もし、彼の言葉通りであれば、カルティア王国の者たちがダンジョンの存在を冒険者ギルドに、国に報告することなくダンジョンコアを抜き取って崩壊させたことに納得がいく。
「…………けどよ、一番下のエリアは海なんだろ。遊泳のスキルを……最低でもレベル三まで高めてないと探索出来ないんだろ?」
「海中戦は地上戦に慣れている人であればあるほど戸惑う戦場…………ひとまず、ダンジョンを崩壊させた者たちは今、カルティア王国のガルダンデードにいる筈です」
「……今すぐ、どうこうは出来ないね」
先程まで怒りを迸らせていた青年だが、今すぐにダンジョンを崩壊させた冒険者たちを仕留めようと宣言するほど能無しではない。
加えて、どれだけ理由を述べてもそれがまかり通らないことは理解していた。
「…………とりあえず休息を取ろう」
リーダーの言葉に頷き、青年たちは野営をしながら今後の事について話し合うのだった。
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