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新エルグランド編
アローのため息
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「はあ………。」
ため息混じりに城の庭を歩くと、筋骨隆々とした日焼けした肌の騎士が連れ立って向かいから歩いてくる。
中央の青年を見て、アローは驚いた。
「エドワード。」
「アロー。」
エドワードの同僚が気を利かせて立ち去った。
「見違えました。すっかり逞しい騎士様ですね。」
「いつか、君にプロポーズしたいからな!」
「その前に結婚したらどうするんです?それに、プロポーズを断るかもしれないですよ。」
「その時はその時だろう?アローの幸せを願うだけだ。………泣くとは思うが。」
「今の貴方なら本当に愛してくれる人は現れるでしょう。可愛い女の子の方が良くないですか。」
「君が好きなのに考えられないな!」
「私を抱くのではなく、抱かれる方になっても、私がいいですか?」
「……………はい?」
「私が、貴方に、突っ込む。子ども産むの貴方。オッケー?」
「………君がそれなら結婚してくれるっていうなら。女性騎士もママさん騎士もいるし、まあ何とかなる。」
「そうですか。」
アローは久しぶりに笑った。
ため息混じりに城の庭を歩くと、筋骨隆々とした日焼けした肌の騎士が連れ立って向かいから歩いてくる。
中央の青年を見て、アローは驚いた。
「エドワード。」
「アロー。」
エドワードの同僚が気を利かせて立ち去った。
「見違えました。すっかり逞しい騎士様ですね。」
「いつか、君にプロポーズしたいからな!」
「その前に結婚したらどうするんです?それに、プロポーズを断るかもしれないですよ。」
「その時はその時だろう?アローの幸せを願うだけだ。………泣くとは思うが。」
「今の貴方なら本当に愛してくれる人は現れるでしょう。可愛い女の子の方が良くないですか。」
「君が好きなのに考えられないな!」
「私を抱くのではなく、抱かれる方になっても、私がいいですか?」
「……………はい?」
「私が、貴方に、突っ込む。子ども産むの貴方。オッケー?」
「………君がそれなら結婚してくれるっていうなら。女性騎士もママさん騎士もいるし、まあ何とかなる。」
「そうですか。」
アローは久しぶりに笑った。
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