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二章〈one's going〉~互いの決意を胸に刻んで~
六
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デリケートな部分を弄り回されて意識は下半身にばかり集中していて、性器はまた勃ち上がりつつある。
大分ズブズブ入ってきてるし、もうそろそろかな……
「有馬。……怖くないか。これから挿れるの」
「こんなに指が入ってるからきっと大丈夫だよ」
「俺は挿れられるのもそうだったけど、挿れる方も……結構怖いって思う」
あ……チョコの表情、不安そう……
「挿れるところじゃねぇのにな。それでも、やっぱ繋がりたいって思ってる。だから……いいか?」
「もちろんだよ。俺だってチョコと繋がりたいって思ってるから」
チョコと繋がりたいって言うのは本心だ。怖いのは痛さよりも、変な声が出て嫌われないかどうかの方がよっぽど怖い。でもチョコは心配するなって言ってくれたし、怖いことなんか何も無い。あとはただ受け入れるのみ。
ゴクリと生唾を飲み込んで、チョコは避妊具の袋を破く。どうやら自分で用意してきたらしい。中から取り出した途端に落としてしまう。
チョコの手……震えてる。緊張してるんだね
「あっ……」
「……大丈夫。ちゃんと受け止めるから」
起き上がってチョコの両手を包んで握った。自分の熱を分けるみたいに強めに握って、それから頬にキスをして。
「ね、俺を最後まで抱いて。拓が欲しい」
「お、おう……。情けねぇけど、元気出たわ」
緊張で少し萎えていた性器は確かに元気を取り戻していた。気を取り直して避妊具を被せて下までしっかりと覆う。
「お前も後ろからするか? そっちの方が身体楽だろ」
「前からがいいな。チョコの顔を見ていたいから」
「そうか」
押し倒されてからは直ぐにチョコの性器が後孔に宛てがわれた。先端がグプッと沈んでくる感覚が分かる。
「はぁ……っ」
「お前もこんな感じだったんだよな……締め付けがすげぇ……」
「でも、慣れて、くれば……もっと、うごけるからっ……」
物凄い圧迫感に息が詰まりそうだ。ちゃんと呼吸をしていないと息切れしてしまいそうなくらい。
「辛かったら言えよ」
「ツライなんて、こと……は、ないよ……っ。チョコと、つながれて、ほんとに、うれしい……から」
「ッ……」
あれ、チョコの大きくなっ……た?
「んあっ!?」
ぐっと中に入って押し込められる。引っ掛かりがあったところを抜けると奥まで一気に穿たれる。
「入った……有馬、入ったぞ」
「はぁ……っうん、チョコ、チョコのが……入ってるんだ。今……俺たち、繋がれているんだね」
「ああ、そうだ」
あまりに嬉しくて涙が出そう。目が潤んできてる。
「動くぞ」
「えっ……あっ!?」
喜びの余韻に浸るのは短くて、それよりも中のチョコの性器がまた徐々に大きくなっている驚きの方が勝つ。
身体を引いて、それからまた奥まで突いてくる。小刻みな律動でさえも危険を感じてきた。
声が……出ちゃう……!
声を出さないように口を抑えていても、くぐもった声が漏れてしまう。それでさえ恥ずかしいと思うのに、両手を掴んできて顔の横に押さえつけられた。
「えっ、やっ、これじゃ声が出ちゃうよ!」
「出てもいいだろ。つか出させたいし」
「出させたい!? いやでも外に聞こえちゃうし……」
「少しくらいなら平気だろ」
「っ……! んぅ……!」
動きを止めていた腰が再び動き始める。キュッと出入り口を締めても動きは止まってくれない。ゆっくりゆっくり引いては奥に入ってくるのを繰り返される。
クチュ……クチャ、ヌプププッ
ローションや出した精液などの液体が混ざり合った音が聞こえてくるのが、リアルに繋がっていることを物語っているようだ。
「スゲー吸い付いてくる……あんまり動くとすぐに出ちまいそうだ」
早めにイッてくれれば喘ぎ声を聞かれずに済むからそれでもいいかも……でもせっかく繋がれたから少しでも中で感じていたい気持ちもあるし……
短いスパンで律動が繰り返されて、俺の身体はもう少し中で動かされただけでも敏感になっていて気持ち良くなっていて、だから本当にヤバイ。最後の抵抗で唇を噛んでるけど、もう抑えるのも限界。
「んっ! んぐ、ぁあっ!?」
緩急つけた素早い突きに予想してなくて口を開けてしまう。するとチョコがキスしてくれて、唇が触れるか触れないかくらいの距離を保ちながら、そのまま腰を打ち付けるスピードが増す。
「んぅ、あふっァッあぁっ」
キスをしてくれること、中で興奮してくれてるのが分かること、ダブルで嬉しくてもう声を抑えてなんかいられない。
「チョコッもっと、もっとくっつきたいっ! 抱きしめたいっ!」
「ああなら、しっかり掴まってろ」
抑えつけられていた手を離されると、チョコの首に腕ごと回して、もう後はただチョコがくれる快感に酔うだけだった。
チョコが自分の身体に触れることを許してくれるなんて、もうそんなの興奮しないわけがないよ!
「お゛ォッあっァアッアッアッきもちッ! チョコォおッ! きもちッぃよぉっ!」
「おれもっイイ……! ……ッ……出すぞっ!」
「あっあっんふぅ……あぁ……っ」
中を圧迫していた塊が徐々に萎んで抜けていくのがわかる。
俺も下半身の力が抜けて上げていた足を下ろしてリラックスする。回した腕はそのままでしがみついて頬を擦り寄せた。
チョコが触れていいって言うのは珍しいから今のうちに堪能しておきたい
「はぁああ……こう早いのも悩みどころだな……」
チョコが落ち込んでる。きっと早くにイッたことを気にしているのかもしれない。敏感な体質だからそれは仕方ないことだと思うけど。
「これから慣れていけばきっと大丈夫だよ。それに、十分気持ち良かったし」
「俺もまあ……良かったけど。またいつかリベンジするからな」
「それは…………うん」
また抱いてくれるんだ。声……結局抑えられなかったけど……
「喘いでたの……気持ち悪くなかった……? その、我慢できなくて……」
「いいんだよ、次の時はもっと出させてやる」
「……! ……はは、お手柔らかに」
出していいんだ……
嬉しくて自然と顔が綻ぶ。涙も出そうだったけど堪えて、回した腕に力を込めてぎゅうっと抱きしめた。次があると思うとこんなにも心強くなれる。
「チョコ…………好き……、大好きだよ」
「ああ、俺も…………好きだ」
チョコからも抱きしめてくれて、下半身の気だるさなんか気にならないくらいパワーをもらえている。俺の不安を払拭くれる。それくらいの勇気も与えてもらった。
……ありがとう、拓。夏休み、お互い頑張ろう。
大分ズブズブ入ってきてるし、もうそろそろかな……
「有馬。……怖くないか。これから挿れるの」
「こんなに指が入ってるからきっと大丈夫だよ」
「俺は挿れられるのもそうだったけど、挿れる方も……結構怖いって思う」
あ……チョコの表情、不安そう……
「挿れるところじゃねぇのにな。それでも、やっぱ繋がりたいって思ってる。だから……いいか?」
「もちろんだよ。俺だってチョコと繋がりたいって思ってるから」
チョコと繋がりたいって言うのは本心だ。怖いのは痛さよりも、変な声が出て嫌われないかどうかの方がよっぽど怖い。でもチョコは心配するなって言ってくれたし、怖いことなんか何も無い。あとはただ受け入れるのみ。
ゴクリと生唾を飲み込んで、チョコは避妊具の袋を破く。どうやら自分で用意してきたらしい。中から取り出した途端に落としてしまう。
チョコの手……震えてる。緊張してるんだね
「あっ……」
「……大丈夫。ちゃんと受け止めるから」
起き上がってチョコの両手を包んで握った。自分の熱を分けるみたいに強めに握って、それから頬にキスをして。
「ね、俺を最後まで抱いて。拓が欲しい」
「お、おう……。情けねぇけど、元気出たわ」
緊張で少し萎えていた性器は確かに元気を取り戻していた。気を取り直して避妊具を被せて下までしっかりと覆う。
「お前も後ろからするか? そっちの方が身体楽だろ」
「前からがいいな。チョコの顔を見ていたいから」
「そうか」
押し倒されてからは直ぐにチョコの性器が後孔に宛てがわれた。先端がグプッと沈んでくる感覚が分かる。
「はぁ……っ」
「お前もこんな感じだったんだよな……締め付けがすげぇ……」
「でも、慣れて、くれば……もっと、うごけるからっ……」
物凄い圧迫感に息が詰まりそうだ。ちゃんと呼吸をしていないと息切れしてしまいそうなくらい。
「辛かったら言えよ」
「ツライなんて、こと……は、ないよ……っ。チョコと、つながれて、ほんとに、うれしい……から」
「ッ……」
あれ、チョコの大きくなっ……た?
「んあっ!?」
ぐっと中に入って押し込められる。引っ掛かりがあったところを抜けると奥まで一気に穿たれる。
「入った……有馬、入ったぞ」
「はぁ……っうん、チョコ、チョコのが……入ってるんだ。今……俺たち、繋がれているんだね」
「ああ、そうだ」
あまりに嬉しくて涙が出そう。目が潤んできてる。
「動くぞ」
「えっ……あっ!?」
喜びの余韻に浸るのは短くて、それよりも中のチョコの性器がまた徐々に大きくなっている驚きの方が勝つ。
身体を引いて、それからまた奥まで突いてくる。小刻みな律動でさえも危険を感じてきた。
声が……出ちゃう……!
声を出さないように口を抑えていても、くぐもった声が漏れてしまう。それでさえ恥ずかしいと思うのに、両手を掴んできて顔の横に押さえつけられた。
「えっ、やっ、これじゃ声が出ちゃうよ!」
「出てもいいだろ。つか出させたいし」
「出させたい!? いやでも外に聞こえちゃうし……」
「少しくらいなら平気だろ」
「っ……! んぅ……!」
動きを止めていた腰が再び動き始める。キュッと出入り口を締めても動きは止まってくれない。ゆっくりゆっくり引いては奥に入ってくるのを繰り返される。
クチュ……クチャ、ヌプププッ
ローションや出した精液などの液体が混ざり合った音が聞こえてくるのが、リアルに繋がっていることを物語っているようだ。
「スゲー吸い付いてくる……あんまり動くとすぐに出ちまいそうだ」
早めにイッてくれれば喘ぎ声を聞かれずに済むからそれでもいいかも……でもせっかく繋がれたから少しでも中で感じていたい気持ちもあるし……
短いスパンで律動が繰り返されて、俺の身体はもう少し中で動かされただけでも敏感になっていて気持ち良くなっていて、だから本当にヤバイ。最後の抵抗で唇を噛んでるけど、もう抑えるのも限界。
「んっ! んぐ、ぁあっ!?」
緩急つけた素早い突きに予想してなくて口を開けてしまう。するとチョコがキスしてくれて、唇が触れるか触れないかくらいの距離を保ちながら、そのまま腰を打ち付けるスピードが増す。
「んぅ、あふっァッあぁっ」
キスをしてくれること、中で興奮してくれてるのが分かること、ダブルで嬉しくてもう声を抑えてなんかいられない。
「チョコッもっと、もっとくっつきたいっ! 抱きしめたいっ!」
「ああなら、しっかり掴まってろ」
抑えつけられていた手を離されると、チョコの首に腕ごと回して、もう後はただチョコがくれる快感に酔うだけだった。
チョコが自分の身体に触れることを許してくれるなんて、もうそんなの興奮しないわけがないよ!
「お゛ォッあっァアッアッアッきもちッ! チョコォおッ! きもちッぃよぉっ!」
「おれもっイイ……! ……ッ……出すぞっ!」
「あっあっんふぅ……あぁ……っ」
中を圧迫していた塊が徐々に萎んで抜けていくのがわかる。
俺も下半身の力が抜けて上げていた足を下ろしてリラックスする。回した腕はそのままでしがみついて頬を擦り寄せた。
チョコが触れていいって言うのは珍しいから今のうちに堪能しておきたい
「はぁああ……こう早いのも悩みどころだな……」
チョコが落ち込んでる。きっと早くにイッたことを気にしているのかもしれない。敏感な体質だからそれは仕方ないことだと思うけど。
「これから慣れていけばきっと大丈夫だよ。それに、十分気持ち良かったし」
「俺もまあ……良かったけど。またいつかリベンジするからな」
「それは…………うん」
また抱いてくれるんだ。声……結局抑えられなかったけど……
「喘いでたの……気持ち悪くなかった……? その、我慢できなくて……」
「いいんだよ、次の時はもっと出させてやる」
「……! ……はは、お手柔らかに」
出していいんだ……
嬉しくて自然と顔が綻ぶ。涙も出そうだったけど堪えて、回した腕に力を込めてぎゅうっと抱きしめた。次があると思うとこんなにも心強くなれる。
「チョコ…………好き……、大好きだよ」
「ああ、俺も…………好きだ」
チョコからも抱きしめてくれて、下半身の気だるさなんか気にならないくらいパワーをもらえている。俺の不安を払拭くれる。それくらいの勇気も与えてもらった。
……ありがとう、拓。夏休み、お互い頑張ろう。
応援ありがとうございます!
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