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兄弟仲?いい方ですよ。多分
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「母様、髪の毛結ってー!」
「奥方様、申し訳ございません。私ではお気に召さなかったそうです。」
メイドのサーシャは大抵の場合私と一緒にいる。というか生まれた時から一緒にいる。
だから髪の毛を結わえるのはもちろんのこと、なんでも出来る。
でも私は母様に結ってもらうのが1番好きだ。
兄様に結ってもらうのもいいけど兄様はな…不器用だからかえって頭ぐしゃぐしゃになるんだよなー。
「いいわよ。いらっしゃい、ユークちゃん。」
「わーい!母様大好きー!」
母様は優しくて綺麗な元王女様。
でも結構お茶目さん。まあ全力でかくれんぼするくらいだからね。
母様が天井から現れた時は驚いた…。天井から出てくる公爵夫人って何だ。
まあそれ以外は完璧な淑女です。
「あらあら、甘えんぼさんね。」
「だって母様とサーシャの前だもーん。」
私の髪の毛はくせっ毛なブルーブロンド。硬ーく結わえたら編み込みも出来るけれどゆるーくしたら直ぐに解けちゃう。
母様の髪の毛はストレートだからいーなー。
母様の髪の毛はストレートなブルーブロンド。でも私よりは濃い青かな?
「はい、出来たわよ。今日は1つ結びでいいかしら?ここに花飾りの髪留めも付けて…ほら、花の妖精さんの出来上がり!」
「ユーク様、凄くお似合いですよ。」
2人とも…親バカが過ぎるよ…。
まだ見た事ないけど私はそこまで可愛くないと思うし。
ローゼルクには鏡が無い。
しかも不思議なことに水溜まり等の反射するものの前に立っても自分の姿は見えない。
これは王族が綺麗すぎるかららしい。
昔、凄く綺麗な王様がいて王様は鏡に映る自分の姿に恋をしてしまった。
すると四六時中鏡を見続け、しまいには政務を怠り民の反感を買った。
それを見たローゼルクの神は王様に怒り、王国中の鏡を全て無くしてしまった。
それに加え、反射するものまで無くしてしまった。
しかし王室の反対の位置にある神殿の鏡だけは割れなかった。
そしてこの国では10歳の洗礼の儀で自分の姿を見られるようにした。
という神話が元になってるらしい。
というか王様ナルシストすぎだろ。
でも何となくわかる気がする。
母様なんか教会のステンドグラスに描かれてる女神像以上に綺麗だもん。
父様もカッコイイよ。中身は残念だけど。まあ俗に言う残念なイケメンだね。
黙ってればあっいい男ってなるのに常に変な魔法使って部下を困らせてるから全然かっこよく見えない。
「で、今日はどこに行くのかしら?サーシャにあまり迷惑かけちゃダメよ?」
「!?!?か、母様。何でそれを…?」
今日外出することを知っているのは兄様とサーシャくらいだ。というかバレないように父様と母様がいない今日にしたのに。
「だってディアンが朝からずっとソワソワしていたし…」
くそう…兄様か。
兄様普段から無表情だし口数も少ない(一応誉め言葉)からいけるとおもったのにな~。
「ユークちゃんは私の所に髪を結んでって言いに来たし。知ってる?ユークちゃんが私の所に来て編んで欲しいっていう時はいつもどこかに行く時なのよ?」
兄様すみませんでした。私も十分外出アピールしてました。
というか完全に無意識だったよ!まさかそんなところからバレるとは…。
「あら、もうこんな時間。じゃあサーシャ、子ども達をよろしくね。ユークちゃん、行ってきまーす。」
「はい。いってらっしゃいませ。」
「母様、いってらっしゃい~」
まあいいや。母様もそんなに気にしてないみたいだし、父様は部下から逃げ回ってるし。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「兄様、母様にバレてたよ。朝からそわそわしてるって。」
「う…そうか…、バレてたか…」
ちゃっかり全ての責任を兄様に押し付けながら馬車に乗り込む。
横からサーシャにじとー、とした目を向けられてるのは気にしない。
だって兄様面白いんだもん。兄様は黒髪黒目の美少年です。中身は…コミュ障と見せかけての面倒くさがり。
最初はどっちに似たんだっていうくらい喋らないからコミュ障認定してたんだけど…最近気づいた。
喋ることすら面倒なんだ。
この前は急に苦しそうにしていたから心配したんだけどその後の言葉に絶句した。
「息をするのが億劫になったから止めてみた。」
そして確信した。絶対に父様似だと。残念なイケメン第二号だと。
あーあ、顔は母様に似てて綺麗なのに。え、
じゃあ私は父様に似るんじゃないかって?…考えたく
ありません。
「ん。」
そう言って私は兄様の膝の上に乗せられた。
これは赤ちゃんの時からされていることだから気にしていない。
馬車は乗ってるとすぐに落ちちゃうからありがたいんだけど…。
「すう…」
寝るのは正直言って勘弁してほしい。
たまに寝ぼけて締め付けが強くなってきて死ぬかと思った時もあったんだよな…。
一度「これは面倒じゃないの?」って聞いたんだけど「ユークは俺の上嫌?」と質問で返されました!
いやこれを断ることができる女性がいたら名乗り出ろ!絶対に片言で「イ…イヤジャナイデス…ハイ」って言うから!
という訳で暫くはこのままになりそうです。
「ディアン様、ユーク様。到着しました。足元お気を付けください。」
「ん。」
「ありがとう。」
大人にこんなに丁寧な扱いを受けることも、敬語を使うことも今までなかったから最初は逆に敬語を使っちゃうこともたくさんあった。
でも父様に
「ユークの年上の人に敬語を使うというそれは美点だと思う。だけど自分よりも目上の人に頭を下げられたら皆が困ると思うよ?だからといって横暴になれと言ってるのでもない。父様としては家の中では自然体に過ごしてほしいな。」
と言われて納得した。
普段から部下や使用人に迷惑かけまくってる父様に言われるのは不満しかないけど。
で、今の話し方に落ち着きました。
「ユーク、こっち来て。」
「なに?」
兄様に呼ばれて近くに寄ると不意に抱きしめられた。
「兄様?」
「…これで良し。できたよ。髪。」
ん?髪?自分の髪の毛を見るといつもの水色から茶色になっていた。
「ユーク様の御髪の色は稀に見る様な珍しい髪色なのです。なのでディアン様が色を変えたのです。」
サーシャ…さらっと言ってるけどまさかこれって…
「魔法!?」
「はい。今のは状態移動の魔法ですね。」
「…ちなみに抱きしめる必要は?」
「これっぽっちもありませんね。」
あ~…相変わらず距離感の掴まない人だ。私を呼び止める時は大抵のしかかられる。
あと二年で兄様は初等部に入るしそれまでに矯正しなくては!
「私頑張るからね、兄様!」
「ん?がんばれ?」
「奥方様、申し訳ございません。私ではお気に召さなかったそうです。」
メイドのサーシャは大抵の場合私と一緒にいる。というか生まれた時から一緒にいる。
だから髪の毛を結わえるのはもちろんのこと、なんでも出来る。
でも私は母様に結ってもらうのが1番好きだ。
兄様に結ってもらうのもいいけど兄様はな…不器用だからかえって頭ぐしゃぐしゃになるんだよなー。
「いいわよ。いらっしゃい、ユークちゃん。」
「わーい!母様大好きー!」
母様は優しくて綺麗な元王女様。
でも結構お茶目さん。まあ全力でかくれんぼするくらいだからね。
母様が天井から現れた時は驚いた…。天井から出てくる公爵夫人って何だ。
まあそれ以外は完璧な淑女です。
「あらあら、甘えんぼさんね。」
「だって母様とサーシャの前だもーん。」
私の髪の毛はくせっ毛なブルーブロンド。硬ーく結わえたら編み込みも出来るけれどゆるーくしたら直ぐに解けちゃう。
母様の髪の毛はストレートだからいーなー。
母様の髪の毛はストレートなブルーブロンド。でも私よりは濃い青かな?
「はい、出来たわよ。今日は1つ結びでいいかしら?ここに花飾りの髪留めも付けて…ほら、花の妖精さんの出来上がり!」
「ユーク様、凄くお似合いですよ。」
2人とも…親バカが過ぎるよ…。
まだ見た事ないけど私はそこまで可愛くないと思うし。
ローゼルクには鏡が無い。
しかも不思議なことに水溜まり等の反射するものの前に立っても自分の姿は見えない。
これは王族が綺麗すぎるかららしい。
昔、凄く綺麗な王様がいて王様は鏡に映る自分の姿に恋をしてしまった。
すると四六時中鏡を見続け、しまいには政務を怠り民の反感を買った。
それを見たローゼルクの神は王様に怒り、王国中の鏡を全て無くしてしまった。
それに加え、反射するものまで無くしてしまった。
しかし王室の反対の位置にある神殿の鏡だけは割れなかった。
そしてこの国では10歳の洗礼の儀で自分の姿を見られるようにした。
という神話が元になってるらしい。
というか王様ナルシストすぎだろ。
でも何となくわかる気がする。
母様なんか教会のステンドグラスに描かれてる女神像以上に綺麗だもん。
父様もカッコイイよ。中身は残念だけど。まあ俗に言う残念なイケメンだね。
黙ってればあっいい男ってなるのに常に変な魔法使って部下を困らせてるから全然かっこよく見えない。
「で、今日はどこに行くのかしら?サーシャにあまり迷惑かけちゃダメよ?」
「!?!?か、母様。何でそれを…?」
今日外出することを知っているのは兄様とサーシャくらいだ。というかバレないように父様と母様がいない今日にしたのに。
「だってディアンが朝からずっとソワソワしていたし…」
くそう…兄様か。
兄様普段から無表情だし口数も少ない(一応誉め言葉)からいけるとおもったのにな~。
「ユークちゃんは私の所に髪を結んでって言いに来たし。知ってる?ユークちゃんが私の所に来て編んで欲しいっていう時はいつもどこかに行く時なのよ?」
兄様すみませんでした。私も十分外出アピールしてました。
というか完全に無意識だったよ!まさかそんなところからバレるとは…。
「あら、もうこんな時間。じゃあサーシャ、子ども達をよろしくね。ユークちゃん、行ってきまーす。」
「はい。いってらっしゃいませ。」
「母様、いってらっしゃい~」
まあいいや。母様もそんなに気にしてないみたいだし、父様は部下から逃げ回ってるし。
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「兄様、母様にバレてたよ。朝からそわそわしてるって。」
「う…そうか…、バレてたか…」
ちゃっかり全ての責任を兄様に押し付けながら馬車に乗り込む。
横からサーシャにじとー、とした目を向けられてるのは気にしない。
だって兄様面白いんだもん。兄様は黒髪黒目の美少年です。中身は…コミュ障と見せかけての面倒くさがり。
最初はどっちに似たんだっていうくらい喋らないからコミュ障認定してたんだけど…最近気づいた。
喋ることすら面倒なんだ。
この前は急に苦しそうにしていたから心配したんだけどその後の言葉に絶句した。
「息をするのが億劫になったから止めてみた。」
そして確信した。絶対に父様似だと。残念なイケメン第二号だと。
あーあ、顔は母様に似てて綺麗なのに。え、
じゃあ私は父様に似るんじゃないかって?…考えたく
ありません。
「ん。」
そう言って私は兄様の膝の上に乗せられた。
これは赤ちゃんの時からされていることだから気にしていない。
馬車は乗ってるとすぐに落ちちゃうからありがたいんだけど…。
「すう…」
寝るのは正直言って勘弁してほしい。
たまに寝ぼけて締め付けが強くなってきて死ぬかと思った時もあったんだよな…。
一度「これは面倒じゃないの?」って聞いたんだけど「ユークは俺の上嫌?」と質問で返されました!
いやこれを断ることができる女性がいたら名乗り出ろ!絶対に片言で「イ…イヤジャナイデス…ハイ」って言うから!
という訳で暫くはこのままになりそうです。
「ディアン様、ユーク様。到着しました。足元お気を付けください。」
「ん。」
「ありがとう。」
大人にこんなに丁寧な扱いを受けることも、敬語を使うことも今までなかったから最初は逆に敬語を使っちゃうこともたくさんあった。
でも父様に
「ユークの年上の人に敬語を使うというそれは美点だと思う。だけど自分よりも目上の人に頭を下げられたら皆が困ると思うよ?だからといって横暴になれと言ってるのでもない。父様としては家の中では自然体に過ごしてほしいな。」
と言われて納得した。
普段から部下や使用人に迷惑かけまくってる父様に言われるのは不満しかないけど。
で、今の話し方に落ち着きました。
「ユーク、こっち来て。」
「なに?」
兄様に呼ばれて近くに寄ると不意に抱きしめられた。
「兄様?」
「…これで良し。できたよ。髪。」
ん?髪?自分の髪の毛を見るといつもの水色から茶色になっていた。
「ユーク様の御髪の色は稀に見る様な珍しい髪色なのです。なのでディアン様が色を変えたのです。」
サーシャ…さらっと言ってるけどまさかこれって…
「魔法!?」
「はい。今のは状態移動の魔法ですね。」
「…ちなみに抱きしめる必要は?」
「これっぽっちもありませんね。」
あ~…相変わらず距離感の掴まない人だ。私を呼び止める時は大抵のしかかられる。
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