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お菓子作りからの……
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「ユーク様、お願いですから、危険なことは、しないでください!」
「う、うん。わかってるから…」
サーシャの圧が…強い。
あまりにも強すぎるので今回は安心安全、ホットケーキを作ろう!
「えーと、材料は卵、牛乳、バター、生クリーム、砂糖、小麦粉!」
まず、卵を割って黄身と白身に分けてっと。よし、上手く割れた!そして白身を泡立てる!
~10分後~
「サーシャぁ、混ぜてぇ…」
「えっと、どれくらいですか?」
「白くなって、泡立て器を持ちあげたらツノが立つくら―い。」
忘れてた、私、今4歳なんだった…。16歳だったらすぐに混ぜれたのに!
でもストレスは消えたしいーや。
「できました。」
「それから黄身を入れてゆっくり混ぜるの!これは私がやる!」
「はい、これなら安全ですね。」
ゆっくり混ぜて~。ふわふわ~。
「次に砂糖を入れて~またかき混ぜまーす!サーシャ、もう一回お願い!」
「…これ位でよろしいですか?」
「うん!ありがとー!」
サーシャの手際いいな~。今度もお菓子作りの時はサーシャに頼もうっと!
「最後に小麦粉を入れまーす!」
「小麦粉、ですか?」
「うん!」
ローゼルクで小麦粉を使った料理と言えばパスタやパン、ピザといった主食に用いられる。
お菓子作りに使うとは思っていなかったのだろう。
「そしてさっくり混ぜるの。これでふわっふわになるんだよ!」
おお、これは…
「完成!美味しそうな生地ができた!」
「…私にはドロドロのスープに見えるのですが。」
「ちっちっち~、まだあるんだよな~。シャーサ、フライパン持ってきて!」
そしてフライパンで焼く!
「あ、火力は弱くしてね!焦げちゃうから。」
そしてぷつぷつが出てきたらひっくり返す!
「サーシャ、今!ひっくり返して!!」
「はい!!あっ…」
サーシャは勢いよくフライパンを振るった。
でも…勢いがありすぎた。
宙を舞ったホットケーキはそのまま急降下し、無残にもキッチンの床に叩きつけられた…。
「も、申し訳ありませんユーク様。せっかくできたほっとけーきが…」
「う、うん。大丈夫だよ、サーシャ…」
と、そんなこんなで第一回お菓子作り大会(参加人数2人)は強制終了した。
ちなみに5分後に開催した第二回
「さあ、今だよ!」
「はい、今度こそ!!」
「やったよ!大成功だよ!!!」
「はい!もう思い残すことはありません!」
という感じに無駄に感動的なシーンになり、終わった。
そのまま喜びすぎて火をつけっぱなしにして…見るも無残な姿になったのだった。
これがダークマターの誕生秘話である。
そしてダークマターは、父様の書斎のゴミ箱と化している引き出しの中に入れておきました。
後日、アルカがカビの生えたダークマターを発見し、失神したが、それはご愛敬だ。
第三回
「…これは」
「成功、です…よね?
「ちょっとまって、火は止めた?」
「はい、止めました。
「床は濡れてない?」
「今確認します…はい、濡れていません!!」
「じゃあ、これは…」
「これは…?」
「成功!!」
ここまで、長かった…。
色はきつね色、フォークで突き刺すぽよよんっと震える。
匂いはケーキ屋さんの前を通った時のような感じ。完璧すぎじゃない?
「じゃあ、生クリーム、流しますよ?」
「うん!たっぷり流そう!」
焦げ目のついたホットケーキの上に津波のように押し寄せる生クリーム。
さっきサーシャが大急ぎで泡立てたのだ。その上に中庭で育ててもらっているミントとラズベリーをのせる。
「ふああ…」
「宝箱を開けた時の英雄のような気分です。」
本当に予想以上だ。こんなにおいしそうになるとは…。
「きっと精霊の加護が強いのでしょうね。」
「精霊の加護?」
「あ…申し訳ありません、聞き逃してください。」
「いいから教えて!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ローゼルクの初代国王であるローゼルク女王は精霊王様の加護を受けた英雄でした。
精霊王様と女王は深く愛し合い、契り、国を築いていきました。
ある日、魔王は精霊王の妻がどんなものなのか、遊び半分で決闘を申し込み、その戦いで女王は死にました。
無理もありません。相手は人外ですから。
そして精霊王は彼女の忘れ形見、まだ3歳にも満たない赤子を育てて行き、ローゼルクを栄えさせていきました。
そして、精霊王様はローゼルク全ての物に加護を与えました。
人間、家畜、作物…ありとあらゆるものに加護を与えました。その作物の中ですごく美味しいものを食べた時、私たちは「精霊の加護が強い」と言うのです。
「なんか、いい話だけど精霊王様が可哀想だね、シャーサ。」
「そう…ですね。」
なんだかふらふらする…あれ?涙が…
「ユーク様!?誰か!医師とコール様を!!」
どうしたの?サーシャ。大声出して…そんなに泣きそうな顔しないでよ…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『あれ、もう来たの?』
お兄さんだれ?さっきまでサーシャと居たはずなんだけど…
というかここ何処?澄んだ水の中に居て、息が出来てるみたいな感じ。
身体はすっごく軽い。
今なら漂えるかも。
『的確か的確じゃないかよく分からない説明をありがとう。うーん、なんて言うべきなのかな?君の中?僕の中?異世界?まあそれはどうでもいいことなんだよね。』
意味わかんない。
『だよね~、僕もここの説明するたびに思ってるも~ん。それに』
それに?
『…ううん、なんでもない。ここに君みたいなちびっ子が来るのは珍しいんだけどな~。』
…私は知らない。何かの間違いじゃない?
『そうだね~。僕もそんな気がしてきたよ~。』
…なんだか私の父様に似てる。
『う~ん、それはちょっと違うんだよな~。』
違うって?
『僕がコールに似ているんじゃあない。コールが僕に似ているんだ。僕は君たちの祖、皆がひれ伏す魔王だよ?』
「う、うん。わかってるから…」
サーシャの圧が…強い。
あまりにも強すぎるので今回は安心安全、ホットケーキを作ろう!
「えーと、材料は卵、牛乳、バター、生クリーム、砂糖、小麦粉!」
まず、卵を割って黄身と白身に分けてっと。よし、上手く割れた!そして白身を泡立てる!
~10分後~
「サーシャぁ、混ぜてぇ…」
「えっと、どれくらいですか?」
「白くなって、泡立て器を持ちあげたらツノが立つくら―い。」
忘れてた、私、今4歳なんだった…。16歳だったらすぐに混ぜれたのに!
でもストレスは消えたしいーや。
「できました。」
「それから黄身を入れてゆっくり混ぜるの!これは私がやる!」
「はい、これなら安全ですね。」
ゆっくり混ぜて~。ふわふわ~。
「次に砂糖を入れて~またかき混ぜまーす!サーシャ、もう一回お願い!」
「…これ位でよろしいですか?」
「うん!ありがとー!」
サーシャの手際いいな~。今度もお菓子作りの時はサーシャに頼もうっと!
「最後に小麦粉を入れまーす!」
「小麦粉、ですか?」
「うん!」
ローゼルクで小麦粉を使った料理と言えばパスタやパン、ピザといった主食に用いられる。
お菓子作りに使うとは思っていなかったのだろう。
「そしてさっくり混ぜるの。これでふわっふわになるんだよ!」
おお、これは…
「完成!美味しそうな生地ができた!」
「…私にはドロドロのスープに見えるのですが。」
「ちっちっち~、まだあるんだよな~。シャーサ、フライパン持ってきて!」
そしてフライパンで焼く!
「あ、火力は弱くしてね!焦げちゃうから。」
そしてぷつぷつが出てきたらひっくり返す!
「サーシャ、今!ひっくり返して!!」
「はい!!あっ…」
サーシャは勢いよくフライパンを振るった。
でも…勢いがありすぎた。
宙を舞ったホットケーキはそのまま急降下し、無残にもキッチンの床に叩きつけられた…。
「も、申し訳ありませんユーク様。せっかくできたほっとけーきが…」
「う、うん。大丈夫だよ、サーシャ…」
と、そんなこんなで第一回お菓子作り大会(参加人数2人)は強制終了した。
ちなみに5分後に開催した第二回
「さあ、今だよ!」
「はい、今度こそ!!」
「やったよ!大成功だよ!!!」
「はい!もう思い残すことはありません!」
という感じに無駄に感動的なシーンになり、終わった。
そのまま喜びすぎて火をつけっぱなしにして…見るも無残な姿になったのだった。
これがダークマターの誕生秘話である。
そしてダークマターは、父様の書斎のゴミ箱と化している引き出しの中に入れておきました。
後日、アルカがカビの生えたダークマターを発見し、失神したが、それはご愛敬だ。
第三回
「…これは」
「成功、です…よね?
「ちょっとまって、火は止めた?」
「はい、止めました。
「床は濡れてない?」
「今確認します…はい、濡れていません!!」
「じゃあ、これは…」
「これは…?」
「成功!!」
ここまで、長かった…。
色はきつね色、フォークで突き刺すぽよよんっと震える。
匂いはケーキ屋さんの前を通った時のような感じ。完璧すぎじゃない?
「じゃあ、生クリーム、流しますよ?」
「うん!たっぷり流そう!」
焦げ目のついたホットケーキの上に津波のように押し寄せる生クリーム。
さっきサーシャが大急ぎで泡立てたのだ。その上に中庭で育ててもらっているミントとラズベリーをのせる。
「ふああ…」
「宝箱を開けた時の英雄のような気分です。」
本当に予想以上だ。こんなにおいしそうになるとは…。
「きっと精霊の加護が強いのでしょうね。」
「精霊の加護?」
「あ…申し訳ありません、聞き逃してください。」
「いいから教えて!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ローゼルクの初代国王であるローゼルク女王は精霊王様の加護を受けた英雄でした。
精霊王様と女王は深く愛し合い、契り、国を築いていきました。
ある日、魔王は精霊王の妻がどんなものなのか、遊び半分で決闘を申し込み、その戦いで女王は死にました。
無理もありません。相手は人外ですから。
そして精霊王は彼女の忘れ形見、まだ3歳にも満たない赤子を育てて行き、ローゼルクを栄えさせていきました。
そして、精霊王様はローゼルク全ての物に加護を与えました。
人間、家畜、作物…ありとあらゆるものに加護を与えました。その作物の中ですごく美味しいものを食べた時、私たちは「精霊の加護が強い」と言うのです。
「なんか、いい話だけど精霊王様が可哀想だね、シャーサ。」
「そう…ですね。」
なんだかふらふらする…あれ?涙が…
「ユーク様!?誰か!医師とコール様を!!」
どうしたの?サーシャ。大声出して…そんなに泣きそうな顔しないでよ…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『あれ、もう来たの?』
お兄さんだれ?さっきまでサーシャと居たはずなんだけど…
というかここ何処?澄んだ水の中に居て、息が出来てるみたいな感じ。
身体はすっごく軽い。
今なら漂えるかも。
『的確か的確じゃないかよく分からない説明をありがとう。うーん、なんて言うべきなのかな?君の中?僕の中?異世界?まあそれはどうでもいいことなんだよね。』
意味わかんない。
『だよね~、僕もここの説明するたびに思ってるも~ん。それに』
それに?
『…ううん、なんでもない。ここに君みたいなちびっ子が来るのは珍しいんだけどな~。』
…私は知らない。何かの間違いじゃない?
『そうだね~。僕もそんな気がしてきたよ~。』
…なんだか私の父様に似てる。
『う~ん、それはちょっと違うんだよな~。』
違うって?
『僕がコールに似ているんじゃあない。コールが僕に似ているんだ。僕は君たちの祖、皆がひれ伏す魔王だよ?』
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