庶民的な転生公爵令嬢はふわふわ生きる

くしゃもち

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私も頑張るね。だからまた一緒にいてね。

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たっぷり昼寝?して頭スッキリ~。

起きてすぐ兄様から満面の笑みでの

「おはよう」

にやられたけど。

あそこまで満面の笑みであいさつされると圧倒されるよね。

いい意味で。


「そーいえば兄様、さっき渡された鍵って何?」

「ここに入るための鍵。俺が王都に行ったらユークはここに入れないだろ?だから渡しておく。あとは何かあった時にはこの部屋に入って。あの草むらの空中にこれを差し込んで回せば入れる。」


ここには鍵を持っている人と鍵が開いている時しか入れないから。

ある一定の時間開けておきたい時は時間を言ってから入って。と付け足しながら。


…結構すごい部屋じゃね?

こんなにいい部屋を貰うのはなんだか気が引ける…。

あ、そうだ!

「兄様、じゃあお返しに一つお願い事聞く!」

「え?」

「なんでもいいよ!」

全然釣り合ってないけど…兄様の好きなお菓子を作るくらいのことは出来るもん!これで満足してね。

「なんでも?」

「うん!あ、でもできないこともあるからね!」

「…………」

何になるのかな~?
アイスかな~、パンケーキかな~、マカロンかな~?


「じゃあユーク。」

「はい!」

「だからユーク。」

「…へ?」

私!?私が何するの!?


「ユークの一日を俺に頂戴?」

な、なーんだ。ちょっと気になっちゃったじゃん!

ううむ、なんだか兄様が学園で他の女性を誑し込まないか不安だ…


「でも、一日をあげるってどうするの?」

「丸一日、ここで一緒にいて。」

なーんだ、いつもと一緒じゃーん。簡単!

「わかった!いいよ!」

どうせここでは時間は流れないし。

一日ずっと一緒にいてやりましょ
う!

「ねーねー、でも何するの?」

「ユークの好きなことしていい。」

「えー、じゃあ何しよう?…あ、ご飯作りたい!」

「ご飯?作れるの?」

「え、うん!というか兄様食事はどうするつもりだったの?」

「そりゃあ宝石で…」
「それはだめ!」

もう、ただでさえフラフラなのにこれ以上無理しちゃだめだよ。

「食材は…え?なんであるの?」

「屋敷にあるものを想像してつくったから、ある。」

なるほど。
でも私食事はあんまり作ったことないんだよね。

でも、頑張って作ってみますか!

「えーと、あ、お米がある!珍しい!」

ローゼルクにも米はある。
ただ、高いし、タイ米みたいにパラパラしてるんだよね。

ん?パラパラ?あ、チャーハン!

「今度は何を作るの?」

「チャーハン!ただ、上手く作れるかは分からない…。」

今日はシャーサもいないし…でもまあ、頑張りますか!

まずは鍋に米と水を入れて炊く。

その間に、唐辛子もどきを刻んで、卵を溶く。で、フライパンに油を入れる。

あ、レタスも刻んでおこうっと。

レタスと唐辛子はしんなり炒めて~、豚肉も炒めて~そしてお米と卵を投入!一気に混ぜる!後は塩、胡椒。

…完成?あれ?なんだか黒っぽいけど…


「これがちゃーはん?」

「うん…でも失敗しちゃった…」

食べられないことはないけど…
あんまり美味しくないかな。ごめんなさい


「別にいいよ。これもユークが作ってくれてるんでしょ?」

「え、でも…」

「いいの。いただきます。」

そう言って兄様は食べてくれた。

あああ、兄様を嫁に欲しい!

それは無理だけど…ファールは幸せ者になるだろうな~。

二人が結婚したら冷やかそうっと。

「兄様、」

「ん?」

「私が入学して、もしも料理をする時は、もっと美味しく作れるようにするから、また食べてくれる?」

「いいよ。楽しみにしておく。」

そんな感じに、一日じゃない一日はゆっくりと過ぎて行きました。


兄様が行っちゃったら寂しいけど、頑張って上達して、美味しいって言ってもらえるようにするぞ!おー!
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