庶民的な転生公爵令嬢はふわふわ生きる

くしゃもち

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その後、店主が気まずそうにこちらを見ていることに気が付くのであった

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で、結局お姉さんたちは

「今回こそはと思いましたのに…」
「隣にいる女の子は誰ですの!?」
「ぐうう…」

とぶつぶつ呟きながら退散していきました。
べーっだ!今日の兄様は私とデートなんだもんね~。


「あ、ここ行きたい!」
「わかった。」

暫く歩いていると美味しそうな匂いのするお店があった。
こんなに美味しそうな匂いがするのにお客さんが一人もいなーい。なんでだろ?
まあいいや、入ろうっと~。

「いらっしゃい。」

わかった、店主が堅物なお店なんだ!

だから皆来ないのね~。
店主の顔、すっごく怖いもん。炎を背負ってる感じがする~。
ちょっと自分でも何言ってるかわかんないな。

でもこの手の店主って見慣れてるんだよね~。
ほら、ラーメン屋の店主ってこんな感じじゃない?
チェーン店とかじゃない、本格派のラーメン屋の店主。

でもまずご飯食べたーい!何にしようかな~?ハンバーグもいいな~、ピザも捨てがたい…でもやっぱり、パスタ!!

「お待ちどうさん。」

やっほーい!きたきた~。

たっぷりのクリーム。ジャガイモやニンジンは蕩けるくらい柔らかい。
お肉は…んんっ!!すね肉かな?少し筋張っているのに、それが気にならないくらい味が染み込んでるし、他の部分のお肉が柔らかい!!

兄様が頼んだのはビーフストロガノフ。…結構おいしそうに食べているな。
ふーんだ、それ位私にも作れるんだから!

ハッタリじゃないよ?ちゃんと作れるんだから!

というかなんで英語が無いのにロシアの料理が出てくるの!?もうわけわかんない…
でもおいしそう…

「兄様、一口ちょーだい!」
「いいよ。」

やった~、一口もーらい…ってえ?

あ、あの、兄様…なんでご自分のスプーンを私の口元に持ってきているのデスカ??

「ん。」
「じゃあ、いただきます。」

か、間接キスじゃん!そりゃあこの世界に間接キスの概念はないのかもしれないけど!

兄妹だから何とも思ってないのかもしれないけど!

まあ食べるんだけどね。
うんま~い…前世で食べた者よりもクリーミーだね~。あと、さわやか。サワークリームでもはいってるのかなー?

「俺にも頂戴。」
「い、いいよ、はい。」

さっきあーんしてもらったところだからなんだか変な感じがするけど…まあお返しであーげよっと。

お皿を差し出しても兄様は食べない。

「兄様?」
「ん。食べさせて。」

!?!?ちょ、チョットナニイッテルカワカンナイナ~…
いーよ!もうやけくそだーい!!

「はい、あーん。」
「ん。んまい。」

っかー!いちいち所作がエロい!これは女の子がときめくのもわかるわ~。

むう…もう一日、兄様に振り回されっぱなしなんですけどー???

そしてその後、店主が気まずそうにしているのに気づいてしまうのであった。
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