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トール視点♯3
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色々話をして、私達は結論をだした。
それは、これらの発明や知識は全て架空の人物の功績として残すこと。
これに関しては、私ではなく、彼女が言い出したことである。
確かに架空の人物ならば、私達には危険は及ばない。
架空の人物を作り上げるには…父上の…陛下の許可が必要になるが、そこは私が頑張るしかなかった。
父上にリアの書いた紙を渡し、国民を助けたいが、リアが狙われるのは困ると伝え、架空の人物の名前を使いたいと言うと、父上はしばらく考えた後に、
「確かにここまでの知識は他に流出されては困る…」
と言うことで、架空の人物、レイルが出来上がった。
私の名前とリアの名前を混ぜた安易な名前ではあるが、国から守られているため、情報は漏れることはない。
レイルの研究は全て国が管理しているという事になっている。
実際は、リアが1人で書いてる紙と、それの応用なのだが…。
リアを守るためには、こうするしかなかった。
リア自身も、それで助かる人がいるならと快諾してくれている。
リアは、本当に心穏やかで、人のためなら自分を蔑ろにする人物だった。
リアが倒れる前に何度私は彼女に休むよう命令したこと…。
そんな彼女を見ていたからこそ、妹の発言を否定できたのかもしれない。
そう妹も、リアの事を最初は悪役令嬢と言っていたのだ。
それは、これらの発明や知識は全て架空の人物の功績として残すこと。
これに関しては、私ではなく、彼女が言い出したことである。
確かに架空の人物ならば、私達には危険は及ばない。
架空の人物を作り上げるには…父上の…陛下の許可が必要になるが、そこは私が頑張るしかなかった。
父上にリアの書いた紙を渡し、国民を助けたいが、リアが狙われるのは困ると伝え、架空の人物の名前を使いたいと言うと、父上はしばらく考えた後に、
「確かにここまでの知識は他に流出されては困る…」
と言うことで、架空の人物、レイルが出来上がった。
私の名前とリアの名前を混ぜた安易な名前ではあるが、国から守られているため、情報は漏れることはない。
レイルの研究は全て国が管理しているという事になっている。
実際は、リアが1人で書いてる紙と、それの応用なのだが…。
リアを守るためには、こうするしかなかった。
リア自身も、それで助かる人がいるならと快諾してくれている。
リアは、本当に心穏やかで、人のためなら自分を蔑ろにする人物だった。
リアが倒れる前に何度私は彼女に休むよう命令したこと…。
そんな彼女を見ていたからこそ、妹の発言を否定できたのかもしれない。
そう妹も、リアの事を最初は悪役令嬢と言っていたのだ。
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