妹しか愛していない母親への仕返しに「わたくしはお母様が男に無理矢理に犯されてできた子」だと言ってやった。
「貴女は次期当主なのだから」
そう言われて長女のアリーチェは育った。どれだけ寂しくてもどれだけツラくても、自分がこのエルカダ侯爵家を継がなければいけないのだからと我慢して頑張った。
長女と違って次女のルナリアは自由に育てられた。両親に愛され、勉強だって無理してしなくてもいいと甘やかされていた。
アリーチェはそれを羨ましいと思ったが、自分が長女で次期当主だから仕方がないと納得していて我慢した。
しかしアリーチェが18歳の時。
アリーチェの婚約者と恋仲になったルナリアを、両親は許し、二人を祝福しながら『次期当主をルナリアにする』と言い出したのだ。
それにはもうアリーチェは我慢ができなかった。
父は元々自分たち(子供)には無関心で、アリーチェに厳し過ぎる教育をしてきたのは母親だった。『次期当主だから』とあんなに言ってきた癖に、それを簡単に覆した母親をアリーチェは許せなかった。
そして両親はアリーチェを次期当主から下ろしておいて、アリーチェをルナリアの補佐に付けようとした。
そのどこまてもアリーチェの人格を否定する考え方にアリーチェの心は死んだ。
──自分を愛してくれないならこちらもあなたたちを愛さない──
アリーチェは行動を起こした。
もうあなたたちに情はない。
─────
◇これは『ざまぁ』の話です。
◇テンプレ [妹贔屓母]
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング〔2位〕(4/19)☆ファンタジーランキング〔1位〕☆入り、ありがとうございます!!
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しかしアリーチェが18歳の時。
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そして両親はアリーチェを次期当主から下ろしておいて、アリーチェをルナリアの補佐に付けようとした。
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そもそも『親が決めた婚約者』という関係を結んだ途端に『親しくなる』訳がないんですよね〜。本人たちの相性というのもデカいですし。
『悪役令嬢の居る乙女ゲームの攻略対象者(婚約者が居るのに他の令嬢に目移りする男(この話であればグリド))』の殆どは、何故かその部分をすっ飛ばして『婚約者なのだから俺に心を寄せていて当然だ!』ってなってるんてすよね。だから淑女敎育まんまの態度に不満が出てくる。令嬢側からしても『オマエなんか好みじゃないのよ』って思ってるかもしれないのに(笑)
感想ありがとうございます^^
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でも、アリーチェが育つまではロッチェンがちゃんと仕事してましたけどね?😁笑
誤字の指摘ありがとうございました。
いつもは馴染みのない漢字を使ったら検索して調べるんですけど、これはしてなかった気がします😅基本うろ覚えなんで(笑)それらしい漢字に変えておきました。今度は大丈夫なはず(意味調べたんで)です👍😅笑
誤字指摘ありがとうございました。それらしい漢字に直しておきました😅
感想もありがとうございます^^
楽しんでいただけている様で嬉しいです^^
感想ありがとうございます^^
感想ありがとうございます^^
感想ありがとうございます^^
婚約者が居る男に近づいて親しくなっちゃう時点でほんと大抵のヒロインは『悪女』だと思いますよ😅そんな女の方を選ぶ婚約者なんか、そもそも居るか?って思いますね😅笑
感想ありがとうございます^^
感想ありがとうございます^^
サバサの話は自分でもコワーと思ったのでそれが伝わっていて嬉しく思います^^でも一番の怖いところは『現実には居るわけないよー』と言えないところだとも思います😅笑
感想ありがとうございます^^
『毒親』、と接した事がある人から少しでも思われた事のある人は、総じてサバサ系の要素を持ってる気がします。それをして『子供がどうなるか』ではなく『自分がどうなるか』で考える傾向がありますよねそういう人たちって😨
ヤバいキャラですけど、だからこそ『居そう』と思ってもらえるキャラになってて嬉しいです^^
感想ありがとうございます^^
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