最初のものがたり(香澄side編)

「最初のものがたり」の香澄side編。

「最初のものがたり」では
主人公のナナミの恋敵であり、
天然のツバサくんを狙うあざとい、
意地悪な女の子のイメージが強い
彼女。
でも、実はツバサくんへは
まっすぐに、純粋にぶつかっていた。

そんな香澄sideの物語。

子どもの頃から愛想がよく、大人からも
同級生からも人気があった。

特に努力なんてしなくても、いつも
なんとなくいいポジションにいたし、
贔屓もしてもらっていたんだと思う。

ただ、笑顔で愛想を振りまいていたら、
なんでも上手くいった。

男の子なんて、典型的だった。
みんな、私がニコニコするだけで、優しく
してくれる。

特定の男の子を作りたいとも、
好きだと思える存在の必要性も感じなかった。

そんなカスミが初めて恋をしたのは
野球少年のツバサくんだった。

掴みどころのない、ふわふわした
雲のような少年、ツバサ。

でも、彼の内に秘めた熱い物を一緒に
感じたい!

一緒に喜びたい。

初めてそんな感情になった。

カスミとツバサのsideストーリー



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