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婚礼の儀
5. ※
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「ユリス」
カイルの低い声で名前を呼ばれて、ユリスはゆっくりとカイルを見た。
「お前の身体は俺が一生可愛がってやる」
カイルの目つきがさっきと変わったような……。野生の動物のような鋭さを持った眼光だ。
「あっ……んぅっ……! はぁ……っ!」
カイルの指が、ユリスの内壁を蠢いている。オメガのいいところ、とカイルは表現していたが、的確にそこに触れられてユリスに強烈な快感が襲ってきた。
同時にカイルはユリスのモノを弄ぶ。上下に扱かれ、先端を手のひらでグリグリと弄ばれ、ユリスはたまらず身体をのけぞらせた。
「あぁぁっ! やっ……め、もう……!」
ユリスの全身に電流がはしる。身体を揺らし、ユリスは自身から白濁を解き放った。
「すごい……ユリスが俺の指に吸い付いてきた……」
「あっ……まって……!」
イッたばかりの身体なのに、カイルがクチュクチュと指で内壁を押すものだから、ユリスは悶絶する。
「ユリス。俺を迎える準備は整ってるみたいだな」
カイルの言葉どおり、ユリスの後ろはぐちゃぐちゃに濡れており、愛液が溢れてシーツを汚してしまっているくらいだ。
「すまない。我慢できない。イッたばかりでも俺を受け入れてくれ」
カイルが自身のそれをユリスの濡れた蕾へと当てがってきた。その強烈な存在の先っぽが触れただけで、ユリスのそこはヒクヒクと期待してしまっている。
でも怖い。こんな状態でカイルを受け入れたら。
「入るぞ」
カイルがゆっくりとユリスの中に入ってくる。
「ああぁぁっ!!」
ユリスは何度も身体を痙攣させる。
「カイル……さま……っ……そこは……」
カイルはわざとやっているのか……? さっきまでカイルの指で散々嬲られたユリスの中の弱点に、今度は自身のモノを当ててくる。カイルが少しでも動くと、隙間なく埋められた内壁が擦られ、そのたびにユリスに言いようのない快感が与えられる。
「あっ、駄目です……っ! またイッちゃうから……っ!」
ユリスばかり達しているのが恥ずかしくて嫌だと思っているのに、カイルはやめようとしない。それどころが、快感に呑まれて半分ほど勃ち上がっていたユリスの前にも手を伸ばしてきた。
そうなるともう本能に抗えない。ユリスの腰はみっともなく揺れてしまっていた。
「すごくいい匂いがする。上手くフェロモンを引き出せてるな。ユリス、気持ちいいか?」
「はぁんっ……んぅっ……」
そんなことを訊かれても返事などできない。さっきから頭がおかしくなりそうだ。
「んんっ!!」
駄目だ。自身の中から湧き上がる快感に耐えきれず、ユリスは二度目の射精とともに、後ろでも果てた。
「はぁっ……! ユリスの中がキツくなった……搾り取られそうだ……」
カイルも恍惚とした表情を浮かべ、吐息を洩らした。イかされてばかりだと思っていたが、カイルも少しはユリスから快感を得ているのかもしれない。
「あっ……あっ……」
カイルが急いて自身をユリスの最奥へと進めてきた。カイルのそれを受け入れるには、今の敏感な身体では酷なことだ。
「らめぇ……」
ユリスの言葉はカイルには届いていない。カイルは貪欲にユリスを攻め始めた。
アルファのフェロモンを強く感じる。同じくらいカイルもオメガのフェロモンに当てられているようだ。
がくがくと身体を揺さぶられ、カイルがユリスの中で達した頃には、ユリスもすっかりアルファのフェロモンに当てられていた。
カイルに放たれたことで、すっかりオメガの身体は悦んでいる。
カイルが離れようとしたので、繋がったものを抜いて欲しくなくて、ユリスはカイルの腰を掴んだ。
「駄目……いかないで……もっと……」
ユリスがカイルの身体に手を伸ばすと、カイルが覆いかぶさってきて、繋がったままユリスにキスを落としてきた。
ちゅぱちゅぱとキスを繰り返していると、ユリスの中にいるカイルのものがむくむくと頭をもたげてきたのがわかる。
「ユリス。愛してる」
キスをやめたカイルに囁かれ、カイルはユリスの首筋に噛みついた。うなじのすぐ近くを噛まれてユリスにゾクゾクとした快感が襲ってくる。
ああ、もう、早く番ってしまいたい。
カイルのものになりたい。
カイルの低い声で名前を呼ばれて、ユリスはゆっくりとカイルを見た。
「お前の身体は俺が一生可愛がってやる」
カイルの目つきがさっきと変わったような……。野生の動物のような鋭さを持った眼光だ。
「あっ……んぅっ……! はぁ……っ!」
カイルの指が、ユリスの内壁を蠢いている。オメガのいいところ、とカイルは表現していたが、的確にそこに触れられてユリスに強烈な快感が襲ってきた。
同時にカイルはユリスのモノを弄ぶ。上下に扱かれ、先端を手のひらでグリグリと弄ばれ、ユリスはたまらず身体をのけぞらせた。
「あぁぁっ! やっ……め、もう……!」
ユリスの全身に電流がはしる。身体を揺らし、ユリスは自身から白濁を解き放った。
「すごい……ユリスが俺の指に吸い付いてきた……」
「あっ……まって……!」
イッたばかりの身体なのに、カイルがクチュクチュと指で内壁を押すものだから、ユリスは悶絶する。
「ユリス。俺を迎える準備は整ってるみたいだな」
カイルの言葉どおり、ユリスの後ろはぐちゃぐちゃに濡れており、愛液が溢れてシーツを汚してしまっているくらいだ。
「すまない。我慢できない。イッたばかりでも俺を受け入れてくれ」
カイルが自身のそれをユリスの濡れた蕾へと当てがってきた。その強烈な存在の先っぽが触れただけで、ユリスのそこはヒクヒクと期待してしまっている。
でも怖い。こんな状態でカイルを受け入れたら。
「入るぞ」
カイルがゆっくりとユリスの中に入ってくる。
「ああぁぁっ!!」
ユリスは何度も身体を痙攣させる。
「カイル……さま……っ……そこは……」
カイルはわざとやっているのか……? さっきまでカイルの指で散々嬲られたユリスの中の弱点に、今度は自身のモノを当ててくる。カイルが少しでも動くと、隙間なく埋められた内壁が擦られ、そのたびにユリスに言いようのない快感が与えられる。
「あっ、駄目です……っ! またイッちゃうから……っ!」
ユリスばかり達しているのが恥ずかしくて嫌だと思っているのに、カイルはやめようとしない。それどころが、快感に呑まれて半分ほど勃ち上がっていたユリスの前にも手を伸ばしてきた。
そうなるともう本能に抗えない。ユリスの腰はみっともなく揺れてしまっていた。
「すごくいい匂いがする。上手くフェロモンを引き出せてるな。ユリス、気持ちいいか?」
「はぁんっ……んぅっ……」
そんなことを訊かれても返事などできない。さっきから頭がおかしくなりそうだ。
「んんっ!!」
駄目だ。自身の中から湧き上がる快感に耐えきれず、ユリスは二度目の射精とともに、後ろでも果てた。
「はぁっ……! ユリスの中がキツくなった……搾り取られそうだ……」
カイルも恍惚とした表情を浮かべ、吐息を洩らした。イかされてばかりだと思っていたが、カイルも少しはユリスから快感を得ているのかもしれない。
「あっ……あっ……」
カイルが急いて自身をユリスの最奥へと進めてきた。カイルのそれを受け入れるには、今の敏感な身体では酷なことだ。
「らめぇ……」
ユリスの言葉はカイルには届いていない。カイルは貪欲にユリスを攻め始めた。
アルファのフェロモンを強く感じる。同じくらいカイルもオメガのフェロモンに当てられているようだ。
がくがくと身体を揺さぶられ、カイルがユリスの中で達した頃には、ユリスもすっかりアルファのフェロモンに当てられていた。
カイルに放たれたことで、すっかりオメガの身体は悦んでいる。
カイルが離れようとしたので、繋がったものを抜いて欲しくなくて、ユリスはカイルの腰を掴んだ。
「駄目……いかないで……もっと……」
ユリスがカイルの身体に手を伸ばすと、カイルが覆いかぶさってきて、繋がったままユリスにキスを落としてきた。
ちゅぱちゅぱとキスを繰り返していると、ユリスの中にいるカイルのものがむくむくと頭をもたげてきたのがわかる。
「ユリス。愛してる」
キスをやめたカイルに囁かれ、カイルはユリスの首筋に噛みついた。うなじのすぐ近くを噛まれてユリスにゾクゾクとした快感が襲ってくる。
ああ、もう、早く番ってしまいたい。
カイルのものになりたい。
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