91 / 91
その先へ
3.
しおりを挟む
黒茶色のフードを深く被ったまま、カイルとふたりで城への帰路につく。外は既に暗く、姿を隠すには都合がいい。
木枯らしが吹いていて少し肌寒かった。お腹の子を冷やしてはいけないと思い、ユリスはマントを両側から寄せ、身体に巻きつけた。
「カイル様。私の言いたいことはわかりますよね?」
ユリスはカイルに視線を投げかける。さっきの噂話が気になっていたからだ。
「イブのことだな。ユリスには黙っていたが、噂のとおりイブを連れてほんの少しだけ街に出たことがある。最初は馬車から降りないという決まりだったのだが、イブが外に出たがり、これも経験だと……」
「イブに何かあったらどうするおつもりだったのですか? カイル様は王としての自覚が足りません。お忍びお忍びって、それにはすべて危険が伴うのです。私がダラートにいたときだってあんな遠くまで何度も自ら馬を走らせるなんて……」
「それは……! その……どうしてもユリスに会いたくて……話ができなくともその姿を見たいと思ったのだ……」
うつむくカイルを見て気がついた。
勢い任せであんなことを言ってしまったが、元はと言えばユリスがカイルのもとを離れたことが原因で、そのせいでカイルに余計な負担をかけてしまった。
逃げたユリスを一度も責めることなく、今も「あれはユリスのせいだ」と責めることをしない。
そのことに気がついて、またカイルを好きになった。
目の前に階段が現れる。行きに下りてきた階段だ。
ユリスがなんの気なしに上がるとカイルはユリスの横には並ばずにユリスの一段後ろを歩き、ユリスの腰に手を回してきた。
万が一があったときにユリスを支えるつもりなのだろう。
ユリスはたまらない気持ちになって、階段の最後の段を上り終えて立ち止まった。そしてユリスの一段後ろを歩くカイルを振り返る。
カイルはどうしたんだとも言いたげな顔をしている。
ユリスはカイルの両頬を手で包み、そのままカイルの唇に唇を重ねた。
「カイル様。好きです」
カイルを見つめて言うと、カイルは目をしばたかせている。ユリスの突然の行動に驚いたみたいだ。
「私はカイル様を心から愛しております」
もう一度気持ちを伝えると、カイルが微笑んだ。
「またユリスから小言を言われるかと思っていたのにそれがまさか……」
小言……。言われてみるとそうだ。最近は子供のことやカイルの行動に意見をするようになっていた。国王としてカイルを敬うべきだし、最愛の人に対して何を偉そうにしていたんだろう。
「カイル様。お許しください。カイル様は父親としてイブのことを考えてくださっていたからイブを街に連れて行かれたのですよね? それなのに私ごときが口をはさむなど、どうかしていたのです……」
ユリスがカイルに許しを乞うと、カイルは「相も変わらずユリスは面白いな」とカイルは笑った。
「そんなことは気にするな。子供が生まれてからユリスも言うようになったと嬉しく思っているのだからな」
カイルはユリスの手を引き、城の裏門へと続く長い一本道を歩き始めた。
「だが、小言を言われるよりは、先ほどのような口づけと愛の言葉のほうが嬉しい。あのような言葉は何度言われてもよいな」
カイルは微笑みかけてくる。なんて優しい笑顔なんだろうと思わず見惚れてしまった。
「ユリス。今、少しだけ抱き締めてもよいか?」
立ち止まり、カイルはユリスに身体を寄せてきた。ユリスが「はい」と頷くとすぐさまカイルの腕がユリスの身体を包み込む。
「俺もユリスを愛している」
カイルに優しく抱き締められたあと、自然とカイルと見つめ合っていた。そのままお互いが引き寄せられるようにしてキスが始まる。
「……ぅ…ん……っ」
久しぶりのカイルとの激しいキスだった。
お腹に子を宿しているときは、あまりアルファと性的な接触はしないほうがいいと言われた。子宮がきゅっと締まり、子供によくないらしい。
カイルもそうと知っていて、妊娠中のユリスに激しい接触はしてこない。だからキスも触れるだけ、夜は添い寝だけの日が続いていた。
わかっているのに今は止められなかった。どうしてもどうしてもカイルが欲しくてたまらなかった。
強い風が吹き、フードが飛ばされる。カイルの髪が風に揺れユリスの額をくすぐった。
「ユリス……はぁっ……そろそろ終わりに……っ」
カイルは終わりにしなければと言いながらも、ユリスの髪を両手で掻き乱し、ユリスの口内を犯し続ける。
「わかっておりますっ……んぅっ……」
やめたくない。あと少し、あと少しだけと心が訴えてくる。
結局カイルに「これ以上は駄目だ」と止められた。
ユリスが不服そうな顔をすると「そんな可愛い顔をするな」とカイルに言われた。
「無事に生まれて、ユリスの体調が戻ったらな」
カイルは最後にユリスの額に軽く口づけした。
アルファの中には有り余る性欲を持て余し、子を宿しているオメガにも情交を繰り返したり、他のオメガにうつつを抜かしたりする者もいるのに、カイルはそうはしない。
それではいったいそちらの世話はどうしているのだろうと気になるが、恐ろしくて聞けずにいる。
なぜなら時々カイルの従者がユリスの湯浴みの頃にやってきて、ユリスが脱いだばかりの服を「少しの間お借りします」とどこかへ持っていくからだ。
「はいっ。仰せのままに」
ユリスはすぐ隣にいる最愛の人の腕に抱きついた。
「今日のユリスはどうしたんだ? 可愛いが過ぎるぞ」
「ひとりで歩くと転んでしまいそうで不安なのです。ですのでカイル様を支えにしております」
ユリスが最もらしいことを言うと、カイルは「それは大事だ。いくらでも掴まれ」とユリスを受け入れてくれた。
ああ、もう離れることはないのだろうと思った。
確証はない。ただのユリスの直感だ。
今日、この日を忘れない。と思ったのもユリスの直感だ。
その後、『お忍びで街にいらっしゃった殿下と妃殿下が人目も憚らず、今にもまぐわいそうなほどの激しい口づけを交わしていた』と言う不埒な噂話が広まってしまったこともユリスの忘れられない記憶となった。
——完。
木枯らしが吹いていて少し肌寒かった。お腹の子を冷やしてはいけないと思い、ユリスはマントを両側から寄せ、身体に巻きつけた。
「カイル様。私の言いたいことはわかりますよね?」
ユリスはカイルに視線を投げかける。さっきの噂話が気になっていたからだ。
「イブのことだな。ユリスには黙っていたが、噂のとおりイブを連れてほんの少しだけ街に出たことがある。最初は馬車から降りないという決まりだったのだが、イブが外に出たがり、これも経験だと……」
「イブに何かあったらどうするおつもりだったのですか? カイル様は王としての自覚が足りません。お忍びお忍びって、それにはすべて危険が伴うのです。私がダラートにいたときだってあんな遠くまで何度も自ら馬を走らせるなんて……」
「それは……! その……どうしてもユリスに会いたくて……話ができなくともその姿を見たいと思ったのだ……」
うつむくカイルを見て気がついた。
勢い任せであんなことを言ってしまったが、元はと言えばユリスがカイルのもとを離れたことが原因で、そのせいでカイルに余計な負担をかけてしまった。
逃げたユリスを一度も責めることなく、今も「あれはユリスのせいだ」と責めることをしない。
そのことに気がついて、またカイルを好きになった。
目の前に階段が現れる。行きに下りてきた階段だ。
ユリスがなんの気なしに上がるとカイルはユリスの横には並ばずにユリスの一段後ろを歩き、ユリスの腰に手を回してきた。
万が一があったときにユリスを支えるつもりなのだろう。
ユリスはたまらない気持ちになって、階段の最後の段を上り終えて立ち止まった。そしてユリスの一段後ろを歩くカイルを振り返る。
カイルはどうしたんだとも言いたげな顔をしている。
ユリスはカイルの両頬を手で包み、そのままカイルの唇に唇を重ねた。
「カイル様。好きです」
カイルを見つめて言うと、カイルは目をしばたかせている。ユリスの突然の行動に驚いたみたいだ。
「私はカイル様を心から愛しております」
もう一度気持ちを伝えると、カイルが微笑んだ。
「またユリスから小言を言われるかと思っていたのにそれがまさか……」
小言……。言われてみるとそうだ。最近は子供のことやカイルの行動に意見をするようになっていた。国王としてカイルを敬うべきだし、最愛の人に対して何を偉そうにしていたんだろう。
「カイル様。お許しください。カイル様は父親としてイブのことを考えてくださっていたからイブを街に連れて行かれたのですよね? それなのに私ごときが口をはさむなど、どうかしていたのです……」
ユリスがカイルに許しを乞うと、カイルは「相も変わらずユリスは面白いな」とカイルは笑った。
「そんなことは気にするな。子供が生まれてからユリスも言うようになったと嬉しく思っているのだからな」
カイルはユリスの手を引き、城の裏門へと続く長い一本道を歩き始めた。
「だが、小言を言われるよりは、先ほどのような口づけと愛の言葉のほうが嬉しい。あのような言葉は何度言われてもよいな」
カイルは微笑みかけてくる。なんて優しい笑顔なんだろうと思わず見惚れてしまった。
「ユリス。今、少しだけ抱き締めてもよいか?」
立ち止まり、カイルはユリスに身体を寄せてきた。ユリスが「はい」と頷くとすぐさまカイルの腕がユリスの身体を包み込む。
「俺もユリスを愛している」
カイルに優しく抱き締められたあと、自然とカイルと見つめ合っていた。そのままお互いが引き寄せられるようにしてキスが始まる。
「……ぅ…ん……っ」
久しぶりのカイルとの激しいキスだった。
お腹に子を宿しているときは、あまりアルファと性的な接触はしないほうがいいと言われた。子宮がきゅっと締まり、子供によくないらしい。
カイルもそうと知っていて、妊娠中のユリスに激しい接触はしてこない。だからキスも触れるだけ、夜は添い寝だけの日が続いていた。
わかっているのに今は止められなかった。どうしてもどうしてもカイルが欲しくてたまらなかった。
強い風が吹き、フードが飛ばされる。カイルの髪が風に揺れユリスの額をくすぐった。
「ユリス……はぁっ……そろそろ終わりに……っ」
カイルは終わりにしなければと言いながらも、ユリスの髪を両手で掻き乱し、ユリスの口内を犯し続ける。
「わかっておりますっ……んぅっ……」
やめたくない。あと少し、あと少しだけと心が訴えてくる。
結局カイルに「これ以上は駄目だ」と止められた。
ユリスが不服そうな顔をすると「そんな可愛い顔をするな」とカイルに言われた。
「無事に生まれて、ユリスの体調が戻ったらな」
カイルは最後にユリスの額に軽く口づけした。
アルファの中には有り余る性欲を持て余し、子を宿しているオメガにも情交を繰り返したり、他のオメガにうつつを抜かしたりする者もいるのに、カイルはそうはしない。
それではいったいそちらの世話はどうしているのだろうと気になるが、恐ろしくて聞けずにいる。
なぜなら時々カイルの従者がユリスの湯浴みの頃にやってきて、ユリスが脱いだばかりの服を「少しの間お借りします」とどこかへ持っていくからだ。
「はいっ。仰せのままに」
ユリスはすぐ隣にいる最愛の人の腕に抱きついた。
「今日のユリスはどうしたんだ? 可愛いが過ぎるぞ」
「ひとりで歩くと転んでしまいそうで不安なのです。ですのでカイル様を支えにしております」
ユリスが最もらしいことを言うと、カイルは「それは大事だ。いくらでも掴まれ」とユリスを受け入れてくれた。
ああ、もう離れることはないのだろうと思った。
確証はない。ただのユリスの直感だ。
今日、この日を忘れない。と思ったのもユリスの直感だ。
その後、『お忍びで街にいらっしゃった殿下と妃殿下が人目も憚らず、今にもまぐわいそうなほどの激しい口づけを交わしていた』と言う不埒な噂話が広まってしまったこともユリスの忘れられない記憶となった。
——完。
244
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(6件)
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
冤罪で追放された王子は最果ての地で美貌の公爵に愛し尽くされる 凍てついた薔薇は恋に溶かされる
尾高志咲/しさ
BL
旧題:凍てついた薔薇は恋に溶かされる
🌟2025年11月アンダルシュノベルズより刊行🌟
ロサーナ王国の病弱な第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられて北の果ての離宮に追放された。王子を裏切ったのは幼い頃から大切に想う宮中伯筆頭ヴァンテル公爵だった。兄の王太子が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに。信頼していたものを全て失くし向かった先で待っていたのは……。
――どうしてそんなに優しく名を呼ぶのだろう。
お前に裏切られ廃嫡されて最北の離宮に閉じ込められた。
目に映るものは雪と氷と絶望だけ。もう二度と、誰も信じないと誓ったのに。
ただ一人、お前だけが私の心を凍らせ溶かしていく。
執着攻め×不憫受け
美形公爵×病弱王子
不憫展開からの溺愛ハピエン物語。
◎書籍掲載は、本編と本編後の四季の番外編:春『春の来訪者』です。
四季の番外編:夏以降及び小話は本サイトでお読みいただけます。
なお、※表示のある回はR18描写を含みます。
🌟第10回BL小説大賞にて奨励賞を頂戴しました。応援ありがとうございました。
🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。
巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編完結】
晦リリ@9/10『死に戻りの神子~』発売
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。
発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。
そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。
第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
回帰したシリルの見る夢は
riiko
BL
公爵令息シリルは幼い頃より王太子の婚約者として、彼と番になる未来を夢見てきた。
しかし王太子は婚約者の自分には冷たい。どうやら彼には恋人がいるのだと知った日、物語は動き出した。
嫉妬に狂い断罪されたシリルは、何故だかきっかけの日に回帰した。そして回帰前には見えなかったことが少しずつ見えてきて、本当に望む夢が何かを徐々に思い出す。
執着をやめた途端、執着される側になったオメガが、次こそ間違えないようにと、可愛くも真面目に奮闘する物語!
執着アルファ×回帰オメガ
本編では明かされなかった、回帰前の出来事は外伝に掲載しております。
性描写が入るシーンは
※マークをタイトルにつけます。
物語お楽しみいただけたら幸いです。
***
2022.12.26「第10回BL小説大賞」で奨励賞をいただきました!
応援してくれた皆様のお陰です。
ご投票いただけた方、お読みくださった方、本当にありがとうございました!!
☆☆☆
2024.3.13 書籍発売&レンタル開始いたしました!!!!
応援してくださった読者さまのお陰でございます。本当にありがとうございます。書籍化にあたり連載時よりも読みやすく書き直しました。お楽しみいただけたら幸いです。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
一気に読んだら徹夜してました!最高でした!神小説をありがとうございます♡♡
嬉しい感想をありがとうございます😭
こんな長い話を徹夜Σ(ʘωʘノ)ノ
夢中になってもらえるなんて、光栄です✨
皆様の力を借りながら、勉強不足の作者がなんとか仕上げた作品です。
めいめいさまのひと言で、報われました。ありがとうございます😭
一時はどうなることかと思いましたが、やっと...やっと2人が番に!!
私まですごい幸せな気持ちになりました🥹
今後の展開も楽しみにしています!
感想ありがとうございます!
そしてこんなに長くお付き合いくださり感謝します。
皆さまのお陰でのんびり書けましただ。ありがとうございます!
あともう1つすみません:( ;´꒳`;)
気になるところありミハルドの貴族のお姫様にしか見えません
もしかしたら誇張してお姫様とわざと言ったのかもしれませんが
基本的に姫は高貴な女性の中でも公爵位や王族に多くつかう言葉で基本は
貴族のご令嬢に見えますや
ご令嬢に見えます、
貴族令嬢に見えます
でいいと思います
子息であれば
貴族のご子息、
貴族子息、
ご子息に見えます
が正しいかと
ただこれに関しては
誇張として
例えば現代日本でも
可愛らしい女の子に対して
まるでお姫様見たいね、
と使うことはあるのでそういう意味であればすみません
ただその際は貴族、は付けず
お姫様にしか見えません!
のみでいいと思います
以上です
文章自体はとても面白いので
1つ1つの細かい名称や呼称等
変えてみればよりよくなると思います
早速訂正しました!ご指摘ありがとうございます!
現代モノでもそうなのですが、作品の背景を作るのは本当に頭を悩ませます。だって作者は「上場企業の社長」でも「俳優」でもないので、そのあたり、調べ物の山なんです。
ファンタジーもオメガバースも然りで、知識のある方なら、すらすらーっと書けるかもしれませんが、作者はカイル×ユリスを書くまではどちらも何も知らんがな状態です。アルファとはなんぞや、ヒートって何?えーっと爵位はイギリスの文化で、へぇ、男爵ってこんな地位なんだとググりながら悪戦苦闘しております。
なのでちょっとだけ勇気を出して助言くださると助かります!
現代モノでもファンタジーでもいつか、めっちゃかっこいい背景の話を書くぞ!
そのとき「雨」を育ててやったのは私だとニンマリしてもらえたら嬉しいです。
ご指摘ありがとうございました!