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プロローグ
プロローグ1
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ディオース王国。魔法大国と呼ばれるそこは、大陸一魔法を使える人間が集う国。そのため、魔法石や魔法道具の多くがこの国で開発されており、開発に関わる多くの者が魔法王立学園の卒業生だ。
他国から来た魔法を使える留学生は、寮生活をしながらこの学園に通っている。毎年五百人の新入生が入学するのだが、入学試験を受ける生徒は六千人ほどいる。魔法が使えれば年齢制限はなく試験を受けることができる。
王族や貴族、平民だろうと関係なく、好成績を取った上位五百人だけが学園に通うことができるのだ。
新入生が入学するのなら、その前に卒業する生徒たちもいる。卒業パーティーは毎年魔法王立学園では行われず、国王自ら祝辞を述べるため王宮の広間で行われる。
とくに今年のパーティーは盛大になる予定になっていた。
卒業生徒の中にディオース王国第一王子とその婚約者にして、聖女と呼ばれる生徒が含まれているのが理由だった。
聖女の名前はルージュ・ルナーレ。ルナーレ公爵令嬢であり、百年に一度といわれる聖魔法の使い手だ。
彼女のお陰で、ディオース王国は平和になった。半年前までは、多くの魔物が周囲に住みついていた。その中には瘴気を纏った危険な存在もいた。瘴気を纏った魔物は聖魔法のみで消し去ることができる。
聖魔法を使えずとも瘴気を纏った魔物を倒すことはできる。しかし、瘴気は消えずに別の魔物へと移動してしまう。それを阻止できるのが聖魔法のみだった。
他国から来た魔法を使える留学生は、寮生活をしながらこの学園に通っている。毎年五百人の新入生が入学するのだが、入学試験を受ける生徒は六千人ほどいる。魔法が使えれば年齢制限はなく試験を受けることができる。
王族や貴族、平民だろうと関係なく、好成績を取った上位五百人だけが学園に通うことができるのだ。
新入生が入学するのなら、その前に卒業する生徒たちもいる。卒業パーティーは毎年魔法王立学園では行われず、国王自ら祝辞を述べるため王宮の広間で行われる。
とくに今年のパーティーは盛大になる予定になっていた。
卒業生徒の中にディオース王国第一王子とその婚約者にして、聖女と呼ばれる生徒が含まれているのが理由だった。
聖女の名前はルージュ・ルナーレ。ルナーレ公爵令嬢であり、百年に一度といわれる聖魔法の使い手だ。
彼女のお陰で、ディオース王国は平和になった。半年前までは、多くの魔物が周囲に住みついていた。その中には瘴気を纏った危険な存在もいた。瘴気を纏った魔物は聖魔法のみで消し去ることができる。
聖魔法を使えずとも瘴気を纏った魔物を倒すことはできる。しかし、瘴気は消えずに別の魔物へと移動してしまう。それを阻止できるのが聖魔法のみだった。
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