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ACT12 腸詰帝国潜入作戦
#29 ハル⑩
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ハルは水の中にもぐっている。
水底に尻をつけ、体育座りをしているのだ。
なぜそんなことをしているのかというと、”鑑賞”のためだった。
ロープで仕切られたコースを、リコが優雅に泳いでいる。
手足が長く、長身のリコの水着姿は、まるで女神の化身のようだ。
それとも、とびきり淫らな水妖ウンディーヌとでもいったところか。
切れ上がったハイレグTバックの水着は割れ目にしっかりと食い込み、後ろからだと下半身には何も穿いていないかのように見える。
突き出た紡錘形の巨乳を支えるのは、その頂点を通る幅の狭い布だけなので、脇乳と下乳の露出具合はほとんど犯罪的なほどだ。
「たまらんな」
水中であるにもかかわらず、ハルはいつもの調子でひとりごちた。
『あのう、ハルさんよォ』
そこに呆れたようにセラフィムが突っ込んでくる。
『またこんなとこで欲情しよってからに。あんたさんには、もっと重要な使命があるのと違いまっか? 早く腸詰帝国の基地に潜入して、アリアから淫者の石を取り外し、銀河帝国の宮内庁に報告せな。リコの中のAI、イオが予測した破滅の天使の襲来も気になりまっせ。なのにあんたさんときたら…』
「うるさい」
ハルは声を荒げた。
「言っただろう? 作戦決行は深夜だ。今はリフレッシュタイムなのだ」
ターンをしたリコがこっちに戻ってくる。
凌辱のチャンスである。
こうなったら、もう、セラフィムなんかにかまってはいられない。
「邪魔をするならコネクトを切るぞ。私はもっと楽しみたいのだ。リコの肉体をな」
水底に尻をつけ、体育座りをしているのだ。
なぜそんなことをしているのかというと、”鑑賞”のためだった。
ロープで仕切られたコースを、リコが優雅に泳いでいる。
手足が長く、長身のリコの水着姿は、まるで女神の化身のようだ。
それとも、とびきり淫らな水妖ウンディーヌとでもいったところか。
切れ上がったハイレグTバックの水着は割れ目にしっかりと食い込み、後ろからだと下半身には何も穿いていないかのように見える。
突き出た紡錘形の巨乳を支えるのは、その頂点を通る幅の狭い布だけなので、脇乳と下乳の露出具合はほとんど犯罪的なほどだ。
「たまらんな」
水中であるにもかかわらず、ハルはいつもの調子でひとりごちた。
『あのう、ハルさんよォ』
そこに呆れたようにセラフィムが突っ込んでくる。
『またこんなとこで欲情しよってからに。あんたさんには、もっと重要な使命があるのと違いまっか? 早く腸詰帝国の基地に潜入して、アリアから淫者の石を取り外し、銀河帝国の宮内庁に報告せな。リコの中のAI、イオが予測した破滅の天使の襲来も気になりまっせ。なのにあんたさんときたら…』
「うるさい」
ハルは声を荒げた。
「言っただろう? 作戦決行は深夜だ。今はリフレッシュタイムなのだ」
ターンをしたリコがこっちに戻ってくる。
凌辱のチャンスである。
こうなったら、もう、セラフィムなんかにかまってはいられない。
「邪魔をするならコネクトを切るぞ。私はもっと楽しみたいのだ。リコの肉体をな」
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