婚活男の理想の結婚

丸井まー(旧:まー)

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54:初めての始まり

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セガールの部屋に入ると、セガールがバサッと勢いよく服を脱ぎ始めた。早々とすっぽんぽんになったセガールが、ベッドの下から紙袋を取り出して、掛け布団を適当に下の方にずらし、ベッドに上がって胡座をかいて座った。
カールもパジャマを脱ぎ、パンツも脱ぎ捨てると、ベッドに上がり、セガールの真正面に胡座をかいて座った。
セガールがなにやらキリッとした顔で、パンッと自分の膝を叩いた。


「どこからでもかかってこい」

「なんの勝負をするんですか。今からやるのセックスですよね?」

「ま、まぁな」

「セガールさん。もしかして、テンパってます?」

「……いや?別に」


セガールが顔どころか耳まで赤く染めて、挙動不審に目を泳がせた。絶対にテンパっている。なんだこの可愛いおっさん。普段はめちゃくちゃ格好いいのに、今はめちゃくちゃ可愛い。カールのカールがぎゅんっと元気いっぱいになった。

何はともあれ、カールには男同士のセックスの知識が無い。流石にアナルを使うということくらいは知っているが、具体的にどうしたらいいのかが分からない。
カールはとりあえず挙動不審なセガールに聞いてみることにした。


「セガールさん。男同士のセックスってどうやってやるんですか?」

「あー……その、浄化剤というものがあってだな。まずはそれで中をキレイにする。これが浄化剤だ」


セガールがごそごそと紙袋の中から小さな袋を取り出し、その中から座薬を取り出した。


「これを入れて、30数えたら、中がキレイになる」

「へぇー。便利ですね。じゃあ、舐めても大丈夫なんですね」

「は?」

「え?」

「舐めるってどこを」

「え?ケツの穴ですけど」

「なっ……舐めていいところじゃないだろ!?」

「えっ!?舐めちゃ駄目なんですか!?」

「「…………」」


カールは無言でセガールと見つめ合った。先に目を逸らしたのは、真っ赤な顔をしたセガールである。
セガールがボソッと呟いた。


「……一応舐めてもいいらしいとは聞いた」

「あ、じゃあ舐めますね」

「俺の羞恥心が死ぬ」

「大丈夫です。慣れます」

「慣れるまで舐める気か!?」

「めっちゃ舐めますけど!?」

「……と、とりあえず、この件は脇に置いておく。話を続けるぞ」

「はい」

「こっちがローション。ケツは女みたいに濡れないから、男同士の必需品だ。ローションをたっぷり使って、指で解す」

「それ、俺がやってみてもいいですか?」

「……別に構わんが」


カールがワクワクしながら聞くと、セガールが気まずそうな顔でボソッと了承してくれた。


「その、お前の指なら3本入るくらい解れたら、ちんこを挿れても大丈夫だ。中に出した場合は、終わった後も浄化剤を入れる。そうじゃないと腹を下すらしい」

「へぇー。そうなんですね。ちなみに、女みたいに気持ちがいいところってあるんですか?」

「……一応ある。前立腺といって、腹側の方に痼みたいなのがある」

「へぇー。頑張って探します」

「あ、あぁ」

「セガールさん」

「なんだ」

「とりあえず、いつもみたいにくっついてキスがしたいです」

「あ、あぁ」


カールが両手を伸ばすと、セガールが照れくさそうに小さく笑った。紙袋とローションのボトル、浄化剤が入った小さな袋を枕元に置き、いつもみたいに向かい合って寝転がってピッタリくっつく。
カールがセガールの腰を抱き、すりすりと鼻先をセガールの鼻先に擦りつけると、微妙にずっと挙動不審だったセガールが、漸くほっとしたような顔をした。
カールが唇をくっつけるだけの幼いキスをすると、セガールがクックッと低く笑い、カールの下唇を優しく吸った。


「かなりテンパってたな。俺」

「そうですね。いつも通りの流れから、のんびり進んでいきましょうよ」

「あぁ」


カールの背中をセガールの手が優しく撫でながら、セガールが再びカールの唇を優しく吸ってくれたので、カールもセガールの腰のあたりを撫で回してながら、何度もセガールの唇を吸う。ねろーっと誘うように下唇を舐められたので、カールも舌を伸ばしてセガールの舌を舐めるように舌を絡めると、セガールの目が楽しそうに細くなった。ぬるぬると舌を絡め合わせると、それだけで気持ちがいいし、興奮する。足を絡めれば、熱い肌と冷たい金属の感触がする。
ピッタリと下腹部がくっつき、お互いに勃起しているペニスが触れ合った。
寝転がったまま抱きしめあって、お互いの身体を擦りつけるように身体をくねらせ、夢中で舌を絡める。セガールの舌がカールの口内に入ってきて、丁寧に歯列をなぞり、歯の裏側を擽って、ねっとりと上顎を舐めた。気持ちよくて、背筋がゾクゾクする。カールもセガールの熱い舌を舐めながらセガールの口内に舌を入れ、真似するように舌を動かして、セガールの口内を舐め回した。

はぁ、とお互いに熱い息を吐きながら、触れていた唇を離し、見つめ合う。セガールの淡い緑色の瞳には火傷しそうなくらいの熱が篭っていて、見ているだけでなんだか堪らなくなる。
セガールの手がカールの背骨をなぞるように、触れるか触れないかの絶妙なタッチで背中を撫で下ろした。カールもセガールの腰から筋肉質で肉厚の尻を撫で回し始めた。

セガールが興奮した顔で、カールの顎を舐めた。


「舐めたい」

「俺も舐めたいです」

「ん」


カールは絡めていた足を解き、起き上がって、頭が上下逆になるように寝転がった。
セガールのゆるい角度で勃起したペニスがすぐ目の前にある。セガールのペニスは、剥き出しの赤い亀頭が先走りで濡れて、微かにてらてらといやらしく光っていた。
カールは躊躇することなく、セガールのペニスの竿に唾液を擦りつけるように舌を這わせた。ペニスの竿に微かに浮いた血管をなぞるように舌を動かし、熱くて硬いペニスの感触を舌で楽しむ。
カールのペニスの先っぽが、熱くて柔らかいものにまるっと包まれた。器用に唇で皮を完全に剥かれ、剥き出しになった敏感な亀頭をぬるぬると円を描くように舐めまわされる。どっと先走りが溢れ出る感覚がして、カールは下腹部に力を入れて、うっかり射精しないように堪えた。
ぱくんとセガールのペニスの亀頭を口に含むと、鼻に精液っぽい香りが抜け、先走りの味が口内に広がった。尿道口を舌先で突けば、更に先走りが溢れ出てくる。じゅるっと先走りを啜り、熱い亀頭を舐め回していると、セガールがカールのペニスから口を離し、ペチペチと軽くカールの尻を叩いた。


「それ以上されたら出る」

「出してもいいですよ」

「……そう何度も出せないし、どうせなら中に欲しい」

「今の発言でうっかり出そうになりました」


マジで射精しちゃうかと思った。カールはいそいそと起き上がり、セガールの逞しい身体に跨った。セガールの身体は船乗りの現役を引退した今でも鍛えられていて、筋肉質で引き締まっている。肌は若さを感じないが、それも不思議と興奮する。

カールはセガールに覆い被さって、噛みつく勢いでキスをすると、セガールの熱い肌に舌を這わせ始めた。首筋の太い血管を舌でなぞると、ドクンドクンと速い脈動が舌に伝わる。セガールの弾力性のある柔らかい胸筋を揉みしだき、ちょこんとした存在感が薄い乳首を咥えて、舌先で乳頭を擽ったり、ちゅくちゅくと緩急をつけて乳首を吸うと、セガールが低く喘いだ。
咥えていない方の乳首を指で優しく摘み、クリクリと弄る。
カールはセガールの乳首を、気が済むまで口と指で交互に弄りまくった。

胸筋の谷間に少し強めに吸いつき、小さな痕を残す。セガールは、顔など服から露出している部分は日焼けしているが、服で普段覆われている部分の肌は白い。うっすらとした赤い痕が色っぽくて堪らない。

カールはセガールの肌を吸い、いくつも痕を残しながら、バキバキに割れている腹筋を舐め回し、周りに毛が生えた臍の穴に舌先を突っ込んで擽り、もじゃもじゃの陰毛が生えている下腹部にも、いくつも痕をつけた。


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