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32:初物いただきまーす

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フェリは抱きついていた腕を離して、1度その場に立ち上がった。ばっと勢いよく服を全て脱ぎ捨て、ジャンに生まれたままの姿を晒す。フェリのぺニスは興奮して完全に勃起していた。ジャンが真っ赤な顔でごくっと唾を飲んだ。立ったまま、固まってるジャンの手を掴んで、自分の女のソコに触れさせた。ソコは既にしっとり濡れている。


「……ほら、濡れてるだろ?」

「……あぁ」

「見える?」


フェリは左の脚を高く上げて、ジャンの背後の壁に足の裏をつけた。ジャンの顔の前に、自分の女のソコがよく見えるように腰をくねらせ、指先でワレメを開いた。ジャンが熱に浮かされたような目でじっとフェリのソコを見つめる。ジャンの視線をソコに感じて、なんだか背筋がゾクゾクする。じんわり愛液がまた滲んできた。


「触って」


フェリが小さな声で促すと、ごくっと唾を飲んでジャンが指先でそっとソコに触れた。入り口を優しく指で擦り、ゆっくり指を入れてくる。フェリはクラウディオとは違う男の指の感触に興奮して中の指を締めつけた。ジャンがソコに指を入れながら、フェリのぺニスにもおずおずと触れてきた。全体を優しく撫で、濡れている先っぽを指で優しく擦られる。もどかしい程優しい手つきにフェリは小さく喘いで腰をくねらせた。ソコに入っている指が少しずつ動き始めた。ぎこちない、技巧もなにもない単調な動きだが、それがやけに可愛く、ひどく興奮する。ヤバい。もう欲しい。
フェリは上げていた脚を下ろして、1度フェリに触れていたジャンの手を離させた。すぐにしゃがんで、ジャンのテント状態の股関に触れ、カチャカチャと急いでジャンのベルトを外し、ズボンと下着をずり下げた。完全に勃起して先走りが滲んでいるジャンのぺニスが勢いよく飛びでた。舐め回したいが、先に疼く中に欲しい。フェリは座るジャンに跨がって、自分の女のソコの入り口にピタリとジャンのぺニスの先っぽをくっつけた。興奮して荒い息を吐いているジャンにキスをしながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。熱くて固いぺニスに膣内を押し広げられる感覚が堪らない。ジャンの身体がビクビクッと震えた。


「あ、あ、あ……」


中でジャンのぺニスがビクビク震えているのが分かる。射精しているのだろう。入れただけでイッちゃうなんて、なんて可愛いんだ。フェリは堪らなくなって、ジャンのぺニスを締めつけながら、何度もジャンの顔中にキスをした。
ジャンがすごく恥ずかしそうに顔を歪めた。


「す、すまない……その、我慢できなくて」

「いいぞー。それにほら。まだ固い」


射精したはずのジャンのぺニスはまだ固かった。フェリが腰を回すと、ジャンが小さく震えて、声をもらした。フェリがゆっくり腰を上下に動かすと、ジャンがはぁはぁ荒い息を吐きながら、フェリの尻を両手で強く掴んで、腰を突き上げた。そのまま本能のおもむくまま、といった様でジャンが腰を激しく使いだした。テクニックなんてない動きだが、それがひどく感じる。フェリは思わず喘ぎながら、ジャンの首に腕を回してしがみついた。ジャンが繋がったまま、体勢を変えてフェリを押し倒した。フェリをぎゅっと抱き締めて、激しく腰を振る。耳元に感じるジャンの荒い呼吸にゾクゾクする。フェリは激しく動くジャンの腰に脚を絡めた。


「あっ、あっ、あっ、いぃ……」

「はっ、はっ、はっ、うぁっ……ヤバい……」


ジャンの動きが更に激しくなる。フェリもガンガン激しく奥まで突き上げられて、急速に高まっていく。拙い動きが逆に興奮と快感を煽る。


「あ!あ!あ!イクッ!イクッ!あぁぁぁ!」

「あぁ!!」


フェリは腰を震わせ、ぎゅっとジャンにしがみついてイッた。ジャンの服に擦られていたぺニスからもとろとろと精液を垂れ流している。一際強く、痛いほどジャンに抱き締められる。ジャンも再びフェリの中に射精した。はぁーはぁー、とお互い荒い息を吐きながら、そのままの体勢で抱き締めあう。


「……ジャン。キスして」


フェリがジャンの髪を撫でながら言うと、興奮と快感で潤んだ瞳でジャンがフェリを見た。そのまま何度もジャンに啄むようにキスされる。ジャンの舌がフェリの口内に入り、口の中を舐め回される。ぶっちゃけ下手くそだが、それが逆にいい。興奮する。フェリがきゅっと中のジャンのぺニスを締めつけると、ジャンがピクリと震えて熱い息を吐いた。


「フェリ……もう1度」

「うん」


ジャンが、射精したばかりなのにもう既に半勃ちのぺニスを1度フェリの中から引き抜いた。舐め回したら多分またすぐにイッちゃうんだろうなぁ、と思いながら、ジャンの濡れたぺニスを眺めていると、ジャンが着ていた飛行服を急いで脱ぎ出した。火を焚いているから洞窟の中はそんなに寒くない。ジャンは全裸になると、すぐにまたフェリに覆い被さった。何度もフェリにキスをして、じんわり汗の滲むフェリの身体を撫で回す。普段の穏やかで優しげな雰囲気を捨てて、興奮して荒い息を吐きながら、熱のこもった目でフェリを見上げて夢中でフェリの乳首を舐めるジャンが可愛くて堪らない。フェリはジャンの頭を優しく撫でながら、また勃起した自分のぺニスをジャンの身体に擦りつけた。また正常位で入れようとするのを制して、フェリはジャンに背を向けて四つん這いになった。上体を下ろして腰を高く上げ、ジャンに尻を突き出す体勢になる。尻たぶと、ついでにワレメを自分で両手で広げたら、中からたらーっとジャンの精液が垂れ落ちた。


「いれて」


フェリが顔だけで振り反って、おねだりすると、ジャンが興奮しきった顔でガチガチに勃起したぺニスの先っぽをフェリのソコに押しつけた。先っぽがフェリの中に入ると、ぐっと勢いよくジャンが腰を押しつけた。そのままフェリの尻とジャンの下腹部がぶつかってパンパン音がするほど激しく腰を振りだす。無茶苦茶に奥を激しく突き上げられて、フェリは堪らず大きな喘ぎ声を上げて腰をくねらせた。フェリの腰を強く掴むジャンの手の感触にさえ感じてしまう。


「あ!あ!あ!あ!いいっ!ジャン!もっとっ!」

「はっ、はっ……フェリッ!」


時折、唸るような喘ぎ声を出しながら必死で腰を振るジャンが愛おしい。フェリはガクガク身体を震わせながら、キツくジャンのぺニスを締めつけて、またイッた。

その後も体位を変えて互いに夢中で求めあった。仰向けに寝転がったジャンに跨がって、フェリが腰を振ってジャンを可愛がったり、所謂駅弁スタイルで立ったままのジャンに揺さぶられたりと激しく長くジャンとの初めてのセックスを楽しんだ。

お互い興奮が落ち着く頃にはすっかり夜になっていた。雪も降り始めていた為、今夜は洞窟に泊まることになった。幸い、ジャンは明日も休みなので、ゆっくりできる。
今は消えかけていた火に薪を足して火を強くして、余っていた毛皮に2人とも裸のままくるまっている。後ろからジャンに抱き締められて、フェリは満足げに溜め息を吐いた。


「ジャン。明日子供達に報告してもいいか?」

「あぁ。サンガレアにも行こう。もう1人の伴侶に挨拶したい」

「うん。けど将軍ってすぐ辞めれるもんなのか?」

「引き継ぎとか色々あるから、すぐにフェリについていくのは少し難しいな」

「なら次に風の宗主国に帰った時から一緒に行こう」

「分かった。それまでに煩雑なことは全て済ませておくよ」

「うん」

「もう1人の伴侶はどんな人?」

「優しくて面白いよ。マーサとも子供達とも仲がいいんだ」

「……ロヴィーノ様達によくしてくれているのか?」

「うん。ロヴィーノ達も懐いててさ、毎年夏休みにはクラウディオの家に遊びに行ってる。アルジャーノはよくサンガレアにいるから、マーサ達と一緒に酒を飲んだり、クラウディオと2人で遊びに行くこともあるらしいよ」

「そうか」

「フェルナンドなんてクラウディオに花街に連れていってもらったりしてるし」

「花街に?」

「そう。父親には気まずくて相談できないこともクラウディオにはできるっぽい」

「……それならよかった」


ジャンがほっとしたように小さく息を吐いた。ぎゅっとジャンに抱き締められる。


「多分聞いてないだろうけど、ロヴィーノはマーサのこっそり秘密の嫁なんだ」

「え?」

「土の神子ってさ、愛と豊穣を司るだけあって愛情深いんだよ。相手が1人だと愛しすぎて狂っちゃうくらいに。だから歴代の土の神子は後宮を持ってたんだけど、マーサは後宮はつくらないからさ。その分こっそり秘密の嫁と愛人を持ってるんだよ」

「どうしてマーサ様は後宮をつくらないんだ?」

「後宮をつくって維持する程の金がないのと、貴族達が自分の子供を後宮に入れようとしてくるのが簡単に予想できるし面倒くさいんだって。サンガレアの完全な復興にはまだまだ莫大な金がかかるし、マーサは来るもの拒まずってわけじゃないからな。結構好みが激しいんだよ」

「なるほど」

「俺も全員把握してるわけじゃないけど、今のところマーサのこっそり秘密の嫁は皆働いて自立してるな」

「……ロヴィーノ様は滅多にマーサ様に会えないだろう?それでいいのか?」

「いいみたいだぞ。王位をフェルナンドに譲ったら、ちゃっかりサンガレアに移住するって言ってた」

「そうか。……マーサ様はロヴィーノ様を大事にしてくれているのだろうか」

「うん。普段会えない分、会ったときはデロデロに甘やかしてるっぽい。フェルナンドのことも可愛がってるしな」

「それなら、いいけど」

「アルジャーノもマルク達とうまくやってるし、あとはフリオなんだよなー」

「フリオ様?」

「なんか未だに童貞っぽい」

「あー……俺もそれは人のこと言えないな……」

「そろそろいい歳だし、恋人くらいできてもいいんだけどなー」

「風の宗主国では少し難しいんじゃないか?その、あまり城に出入りする貴族達を好んでいる感じではないようだし」

「んー」

「いっそロヴィーノ様みたいにサンガレアでいい人を見つけてみてはどうだろう。滅多に会えないが、サンガレアなら面倒な貴族達の目を気にしなくてすむ」

「あぁ、それもそうだな。クラウディオにも相談してみよう。マーサは自称・愛とエロスの伝道師なわりに、あんま当てにならないし」

「そうなのか?」

「エロに関する知識は半端ないんだよ。でもさ、なんというか、それ以外はめちゃくちゃド直球なんだよなー。ムードもへったくれもない感じ」

「へぇ」

「あ、言い忘れるとこだった。俺マーサとも定期的にセックスしてるんだよ」

「えっ!?」

「手っ取り早く言うと神子の務めの一環なんだけど」


フェリが詳しく事情を説明すると、ジャンは納得してくれたようで頷いてくれた。少し複雑そうな顔をしていたが、それでも構わないと言ってくれた。フェリはほっとして息を吐いた。
ジャンがフェリの髪を手で弄って、またキスをした。フェリも長いジャンの金髪に指で触れて、唇で触れる。ジャンの手が優しくフェリの身体を撫で始めた。乳首にそっと触れられ、クリクリと指先で弄られる。密着しているフェリの尻に固いものがあたっている。


「フェリ」

「うん」

「もう1度」

「うん。きて」


身体を這い回る優しいジャンの手の感触を、フェリは目を閉じて素直に受け入れた。
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