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第3章 ニートと帝国動乱

第33話 皇帝ゼオルム・テルミナ 後編

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「『フレイムランス』! フンッ! 」

 《 

 《負傷した者は退け! 黒龍隊突入せよ! 》

 《 

「ハァハァハァ……チッ、小出しにしてくるのう」

 余は足もとに転がる亡骸に吸魔の短剣を突き刺し魔力を回復しつつ、炎の槍で貫いた者たちが謁見の間の外へと退いていくのを見送りそう愚痴った。

 さすがに連戦で身体が重い。この馬鹿重いオリハルコンの鎧を脱ぎ捨てたいほどじゃがそうもいかぬ。ゆえにスキルに頼った戦い方になってしまい、魔力の消耗が激しい。

 その都度吸魔の短剣で魔力を回復しても、すぐに使いきってしまう。しかもロンドメルの兵は余がこうして回復しておるうちに負傷者を下げ、新手を投入してきおる。もう3時間は同じことを繰り返しておるが、殺せたのはまだ100ちょっとじゃ。アダマンタイトの盾も壊され回収され、体力も消耗して半分も減らせぬとはの。

 まさか圧倒的な数の有利にもかかわらず、対竜戦術をとってくるとはの。ここはダンジョンのボス部屋ではないんじゃがな。

「陛下……ハァハァ……申し訳ありません。エリックとクルトも……」

「そうか……消耗戦じゃのう」

 十二神将も度重なる波状攻撃に一人また一人と倒れていき、もう半分以下になってしもうた。

 いくら祝福の指輪やポーションがあっても、回復しきる前に次から次へと攻撃を受けていてはの。

 もう夜が明ける。やはり援軍は絶望的じゃの。息子たちやマルスやハマールのとこの被害も相当なもんなのじゃろう。その他の余の派閥の貴族どもも来る気配がないのう。

 皇帝などといっても負け戦だと思われればこんなものよ。じゃから皇帝は常に強くあらねばならぬ。その強さに陰りが見えればあっという間に喰われる。今の余のようにの。

 じゃが……

「まだまだじゃ! テルミナ帝国皇帝はこの程度では堕ちぬ! 皆殺しにしてロンドメルを引きずり出してくれようぞ! 『インフェルノ』! 」

 《 

 余は回復した魔力を使い新たに投入された兵へスキルを放ち、入口付近を火の海にした。そして重い身体に鞭打ち、全身を焼かれ悶える者たちへ次々と斬りかかっていった。


 それからさらに30分ほど経過した頃。とうとう本命が余の前に現れた。

「陛下! 強い魔力反応が! 」

「ハァハァハァ……やっと来おったか」

 余はミハエルの声に向かってくる兵の攻撃をいなし、すれ違い様に首に吸魔の短剣を突き刺し魔力を補充し探知のスキルを発動した。

 するとそこには余ほどではないが、一際大きな魔力反応がこの謁見の間へと向かってきているのがわかった。

 この魔力はロンドメルで間違いないじゃろ。やっと現れおったか。

 ロンドメルの兵も気付いたのであろう。余らに向かってきていた兵たちは牽制しつつ壁際まで下がっていった。

 そして入口にいた兵たちが道を開けると、そこに漆黒の鎧をまとったロンドメルとその親衛隊である十二魔将が現れた。

「おお、陛下。ご機嫌伺いに参ったのですが、だいぶお疲れのようですな」

「ちと最近運動不足でな。貴様の配下に付き合うてもらっておるところじゃ」

 ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべながらふざけたことを抜かすロンドメルへ、余はニヤリと笑ってそう返した。

「さすが皇帝陛下ですな。鍛錬を怠らぬとは。しかしかなり消耗されているご様子。そろそろ楽になられてはいかがですかな? 」

「そうじゃの。そろそろ終いにするかの。仕上げじゃ、ロンドメルよ余の相手をせい。なに、手加減してやるゆえ心配することはない。ほれ? 遊んでやるゆえ掛かって来るがよい」

「ハハハ、さすが皇帝陛下でございますな。その状態でそこまで大口を叩けるとは、このロンドメル。感心いたしました。では臣下としてこの手で楽にして差し上げましょう」

「ククク……大口か。400年前に余に向かって大口を叩き、ボコボコにされて漏らしていた小僧を思い出すのう」

 あの時は笑ったのう。まだロンドメルがクソガキだったころに、当時皇子であった余に絡んできたところを教育してやったんじゃったな。四肢を斬られ動けなくなっても反抗的じゃったが、股間はびっしょり濡れておってあまりに哀れじゃったから見逃してやったんじゃったな。

「…………何を言っているのかわかりませんな。しかしそんなに殺されたいのであれば殺してやろう。デルミナ神様の加護を得ておきながら、帝国民よりもエルフや下等種を優遇する裏切り者! このヴァルト・ロンドメルが神に代わり成敗してくれる! 十二魔将よ! 残りの十二神将を狩れ! 皇帝は私がこの手で天誅を下す! 」

「「「ハッ! 」」」

「己の野心をデルミナ様の名で隠すでない! 貴様は皇帝になりたいだけじゃろうが! 十二神将よ! 耐えよ! 余がロンドメルを殺すまで生き残るのじゃ! 」

「「「ハッ! 」」」

 ロンドメルと余はそれぞれの配下に号令を掛けた後に、謁見の間の中央へと駆けお互いの剣を交えた。

 十二神将と十二魔将は、お互いにスキルで牽制しつつ余の両側面で同じように激突した。

「フンッ! 魔鉄の剣に魔鉄の鎧か。ダンジョン産ではないようじゃの」

「オリハルコンの剣と鎧は重そうだな皇帝」

「羨ましいのか? オリハルコンは加工が難しいからの。ダンジョン産でなければ手に入らぬ装備じゃ。この頑丈さのおかげで余は無傷じゃ。さすが【魔】の古代ダンジョンの最下層まで行ったご先祖様の装備じゃの」

 余はロンドメルと剣でつばぜり合いをしながら、この最高の鎧と剣を自慢した。

 ロンドメルの装備は魔力を流せば硬度が増す魔鉄製の装備じゃが、これは魔力消費が激しいゆえ普通は剣にしか使わぬ。ダンジョン産でないのであれば余の装備の方が硬い。これがダンジョン産の特殊能力の付いた魔鉄の装備であったならちと不味いがな。まあそんな神話級装備を魔王以外が持っておるはずがないんじゃがな。

「フッ、皇帝を殺せば俺のものになる。今度からはそのオリハルコンの装備を身に付けるとしよう。『豪炎』! 」

 パリーン

「ぬおっ! 至近距離で撃つとか頭おかしいのう」

 余はつばぜり合いの最中に、足もとから噴き出した炎をバックステップで回避した。しかし避けきれず最後の護りの指輪を使ってしまった。ロンドメルも護りの指輪で回避したらしく、剣を構え間合いを一気に詰め連続攻撃を放ってきた。

 余はそれを迎え撃つが身体が思うように動かないうえに魔力も底を尽き、オリハルコンの鎧にロンドメルの剣が幾度も突き刺さっていった。

「クソッ! 硬い! 『豪炎』『炎槍』! 」

「ぬっ!? フンッ! 」

 余は足もとから噴き上がる炎をサイドに転がって避け、向かってくる炎槍を剣で受けきった。

 そして転がる骸に吸魔の短剣を突き刺し、スキルを放った。

「『エアクラッシュ』! ほれ受け取れ! 」

「グッ……ガッ! 」

 余はロンドメルを空気の圧力で押さえ付け、一足飛びに間合いを詰めロンドメルの胸へと剣を突き出した。

 しかし足に力が思ったより入らず、それにより剣先が逸れロンドメルの右肩を突き刺すに留まった。

「しくじったか……」

「ぬがあっ! クソッ! なんだ今のスキルは! この俺が動けなかっただと! 」

「ふぅ……広範囲のスキルを単体に絞ったのじゃ。熟練度はⅤが最高ではないでの。使い続けておれば少しずつアレンジが効くようになるんじゃよ。まあ年季の違いじゃな」

 余は肩を刺されながらも反撃をしてこようとするロンドメルから離れ、そう教えてやりつつ周囲を確認した。

 不味いのう……十二神将は全滅で十二魔将は残り9人か。5人しか残っておらず、消耗しているところに同じレベルの十二魔将が相手ではの。よく3人倒せたと褒めるべきじゃろな。

「そんなことが……チッ、仕方ねえ。これ以上時間は掛けられねえからな。十二魔将以外の者は部屋を出よ! 」

「「「ハッ! 」」」

「余との一騎打ちから逃げるのか? 」

 どうやら時間切れのようじゃな。

 十二神将が稼いだ時間でロンドメルを仕留めることができなんだ。

 しかし兵を外に出すとは、余を十二魔将と倒すのが恥ずかしいのかの? 今さらじゃと思うんじゃがの。

「ハマールがニホンからこっちに向かってきている。頭の悪い下級貴族もな。早いとこ皇帝が死んだことを知らせねえと、俺が皇帝になった時の戦力が減る。まあトドメは俺が刺してやるから安心しろ」

「そうか。ならば貴様も道連れにしようかの」

 ハマールは余が討たれても止まらぬがな。アルディスとの約束を守れなかったハマールが、どういう行動に出るか手に取るようにわかる。困った女じゃ。

「死ぬのは貴様だけだ。やれ! 」

「「「ハッ! 」」」

「ぬっ!? 短剣じゃと! そんなもので! 」

 余を包囲する9人の十二魔将のうち5人の両手には短剣が握られていた。一瞬5%の確率で即死させることのできる死神の短剣を持っているのかと警戒したが、どう見ても黒鉄の短剣にしか見えなかった。

 余は重い身体を奮起させ剣で斬り掛かってくる4人と斬り結ぶと、短剣を持った残りの5人が余の鎧に覆われていない部分を狙って短剣を斬りつけてきた。その動きは素早いが、しかし攻撃は軽い。短剣が頬や首をかすめようとも無視し、余は剣を持つ者たちを優先し斬り伏せていった。だがそれは罠だった。

「な、なんじゃ……くっ、毒か! 余が対処していないと思ったか! 」

 余は突然内臓が焼けるような痛みを感じたことで、短剣に毒が塗られていることに気付いた。しかしそんなものは、ロンドメルが叛意を持っている時から予想していたことだ。とっくに研究所から解毒薬を回収しておる。

 余は剣を大振りし十二魔将と距離を取り、マジックポーチから特別製の解毒薬を取り出し飲み干した。

 しかし内臓が焼けるような痛みは治らず、余がもう一本解毒薬と2等級のポーションを飲もうとしたところでロンドメルが笑っている顔が視界に映った。

「ククク……無駄だ。それは以前開発した物とは違う種類の毒で、より強力な物だ。その毒は同時に作った解毒薬か、この世の全ての毒を無効化するという一等級の解毒のポーションでも無い限り解毒はできん」

「な、なんじゃと!? グッ……研究施設は全て……押さえたはずじゃ」

 あり得ぬ。ロシアの化学研究施設は全て帝国政府の監視下に置かれ、兵器省の者も常駐させ共同開発させていた。新たな毒を開発すれば必ず察知できたはずじゃ。

「ククク……最初に強力な毒を作る。そしてその開発資料は全て秘匿したのちに、それより弱い毒を作る。それを兵器省に申告すれば、技術者を隷属の首輪で尋問されることもなかろう。こちらは法に従っているのだからな。申告した毒は弱いといっても既存の解毒ポーションが効かぬ毒よ。隠れ蓑には十分だったというわけだ」

「か……考えたのう……」

 最初に強力な毒を作っておったか。確かにあれほど強力な毒じゃ。あれ以上はないと思っておった。レーダーに映らぬ装置といい毒といい、やられたのう……ここまで好き放題されておるとはの。チキュウという広大な土地を手に入れたことにより、これまでのように目が届かぬ場所が増えたことが原因じゃの。

 クッ……2等級のポーションを飲んだというのに痛みが引かぬ。

 それでも余は気力で十二魔将の攻撃をいなしていったが、毒が全身に回りとうとう吐血をしその場に膝をついた。

「攻撃をやめよ。俺がトドメを刺す」

「「「ハッ! 」」」

「これまでか……け……剣ではなく毒で……加護持ちを倒し……デル……ミナ様が……認めてくれ……るかのう」

「フンっ! 認められるまで加護を得た者を殺し続ければいい。マルスもハマールもすぐに捕らえる。加護を得たならば俺の手で殺し、得なければ皇帝として使ってやる。拒否をするなら殺し他の者に継がせる。建国以来ロンドメル家とローエンシュラム家は、そうして皇位を奪い合ってきたじゃねえか。違うか? 」

「フッ、そうじゃっ……たの……」

 確かにロンドメルのいう通りじゃ。余の父も先々代の愚帝からそうして皇位を得た。父以外の者が加護を受ければ殺し加護を得た。加護を得ても皇帝にはなれるというものではないということじゃの。加護を狙う者を全てねじ伏せることができ、そこで初めて皇帝の地位に就けるんじゃ。魔人の皇帝らしいのう。

「安心しろ。貴様の血を引いた者は全て魔界に送ってやる。エルフとの混血の娘もな」

「ククク……魔王のところにいるメレスには手を出せぬよ」

「フンっ! アクツなど恐るるに足らん。奴の能力は分析済みだ。確かに視界に映ったもの全ての魔力を吸収するスキルなぞ、魔人にとっては天敵ともいえるスキルだ。しかしそれだけだ。魔力を持たぬ物にはなんの効果もない。SSランクの肉体を持とうが限界はある。だから貴様もあの超魔導砲を作ったのであろう? 俺が代わりに使いあの下等種を仕留めてやる」

「そうか……確かにアレは魔王対策に作った……ゴフッ……ものじゃ。魔力砲と見せかけて……レールガンを……打ち込む……あの巨大砲塔……から発せられた弾丸……であれば、SSランクの……ゴフッ……肉体でも貫通……できるじゃろう」

 最初はそう思っておったんじゃがな。

 ククク……魔王の情報を秘匿した甲斐があったの。やはり結界の存在は知らぬようじゃ。アレは魔力を込めれば込めるほど強くなるスキルらしいからの。無限の魔力を持つ魔王がそんなスキルを持っていると知った時点で、余は魔王を殺す方法を探すのを諦めた。なにより滅魔は視界外の物の魔力まで吸収する。アダマンタイトの鎧の中でさえもな。そんなのもう無理じゃろ。

 じゃがこれで安心じゃな。魔王のところにいる限りメレスは安全じゃ。ロンドメルの寿命もあと数日ということじゃな。

 もう全身に力が入らぬ。この男の前で倒れるなどしたくはないの。早く楽にしてくれんかの。

「そうだ。わかってるじゃねえか。あの下等種は俺に恥をかかせやがったからな。確実に殺す。娘も一緒に送ってやるから安心して死ね」

 そう言ってロンドメルは剣を引き、余の喉に狙いを定めた。

「そうか……ロンドメル……魔界で待っておるぞ……」

「俺が行くのは千年後だ。それまで首を長くして待ってるんだな」

 ロンドメルはそう言って剣を突き刺した。

「ぐふっ……」

 余は喉に剣を突き刺され、徐々に意識が遠のいていった。

 余もこれまでか……思えば長く生きたのう。

 アルディスよ、やっとそっちに行ける。いや、魔界にはおらぬか。じゃがメレスのことでたくさん話してやりたいことがあるんじゃ。余とアルディスの最愛の娘のことを……聞いてくれんかのう? メレスは毎日幸せそうなんじゃ。フラウに苦しめられていた時期が嘘のように毎日笑っておるんじゃよ。

 それにメレスには好きな男ができてのう。じゃがその男は人族で、皇帝の余をクソジジイ呼ばわりするムカつく男なんじゃ。そのうえスケベでいつもメレスの胸をジロジロ見てるんじゃ。余のメレスを視姦するような最低な男なんじゃ。

 じゃがまあ、好きなおなごのためには世界中を敵に回しても戦う男でのう。余とも戦い、手加減してやったとはいえ余を打ち負かしおったんじゃ。そして余に奴隷じゃったエルフらを解放させよった。好きになったおなごが奴隷だからと、それを奴隷を解放するために帝国に喧嘩を売るような男なんじゃ。信じられぬほどの馬鹿じゃろ?

 しかも解放した奴隷たちの面倒までみてるお人好しなんじゃ。なぜそんなことをするのかとリヒテンの一族のリリアが聞いたら、ハッピーエンドが好きなんじゃと抜かしよったらしいんじゃ。皆が笑っている姿を見るのが好きなんじゃと。余は嘘だと見抜いたがな。奴はモテたいからそう言ってるだけなんじゃ。不細工じゃからのう。そうでもしないとモテない哀れな男なんじゃ。

 じゃがまあそんなスケベで哀れで最低な男を、余はどこか気に入っておるようじゃ。あの男ならメレスを守れるじゃろうと、幸せにしてくれるじゃろうと思えるんじゃ。娘を持つ父としては認めたくないがのう。余はもういなくなる男じゃから、文句を言っても仕方がないことじゃしの。愛するメレスが惚れたのなら信じるしかないのう。メレスは余を失った悲しみで、百年くらい引きこもるじゃろうからな。自死させないためには魔王が必要なんじゃ。仕方ないのじゃ。そうじゃメレスのためなんじゃ。悔しいのう……

 そろそろ意識が消えそうじゃ……次の加護は誰が得るんじゃろうか……マルスが先に得れば殺されるの……そうなればロンドメルが魔王に殺されたあとに、たいして力が無い者が皇帝になるやもしれぬ……それではチキュウの人族を抑えきれぬやもしれぬな……いや、その前に魔王に滅ぼされるやもしれん……いずれ現れる悪魔たちにも……そうじゃ! いいことを考えたのじゃ! デルミナ様……加護を失う前に余の言葉をお聞きとげくだされ……次の皇帝にぴったりの人材がおりますのじゃ……その男ならばデルミナ様を必ずや魔界に復権させてくれましょうぞ……その男の名は……

 余は薄れゆく意識の中でデルミナ様に最後の願いを伝え、その意識を閉じたのだった。

 余の声がデルミナ様に届いていることを願いながら……
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