エリュシオンでささやいて

奏多

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第7章 Staying Voice

 4.

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 *+†+*――*+†+*


「朝から……、神聖なピアノの上で、なんて!!」

 我に返ったあたしが、顔に両手をあてて蹲り、さめざめと己の痴態を嘆く。

「ピアノを見れば、お前の喘ぎ声を思い出すな。お前、身体全体ですげぇ弾いていたもんな」

 追い打ちをかける須王の声に、あたしの身体が恥辱に沸騰しそうだ。

「いーやー!!!」

 ……正気に戻れば、羞恥心と罪悪感がMAXを突ききった。

 ぐすぐすと落ち込むあたしを笑い、彼は言う。

「俺が、朝食……もう昼食か、美味い飯を作るから、元気になれ」

 優しく、甘い声。

 自炊なんて無縁の男の台詞に突っ込むよりも、セックスをすればするほど、艶めかしい生き物になる彼の色香に惑わされないぞと、ぷいと横を向いた。

「餌に釣られないもん! もうやだ、早瀬さん嫌い!」

 完全いじけモードのあたしは、須王が表情を崩したことに気づかない。

「おいこら。俺が嫌がるふたつのワードを使うんじゃねぇよ」

「知らない! 嫌い、嫌い! あっち行って!」

「黙らねぇと、口塞ぐぞ?」

「脅すなん……ぅんんっ、むぅっ」

 官能的な深いキスを仕掛けてくる彼は、あたしが文句を言えずにくたりとなったところで、笑いながらあたしの頭をひと撫でして、耳に囁く。

「……嫌いって、言わねぇでくれ」

 もの悲しげな声をだして、彼はキッチンに向かった。

「反則だって……」

 ……あたしも、言葉に気をつけないといけないのかもしれない。

 真意からではない……彼の言葉はあたしを傷つけてきた。
 言葉による痛みを、あたしは知っている。

 あたしの言葉はどう?

 本当はそんなこと思っていなかったの、ではすまされないことがある。
 あたしが一番、よくそのことを知っているのに――。
  
「気をつけよう……」

 正直〝好き〟よりも〝嫌い〟の方が、あたしの身体に浸透してしまっていて、口癖のようになっているのは否められない。

 反省しながら、ピアノの椅子に縮こまると、イバッハのピアノがあたしを見ていて、なんとも複雑な気分になった。

 毛布の上とはいえおかしな濡れはないかと念入りに調べ、乱暴にしてしまってご免ねと、机の上にあったボックスティッシュから取り出したティッシュで、鍵盤のひとつひとつを磨き上げる。

 あたしが尊敬していた音楽家から譲り受けたという、かの有名なイバッハのピアノで、こんなことをするなんて。メーカーさんにも須王の恩師にも、色々と顔向けできない。

 両手を合わせて、深々と頭を垂らして何度も謝罪をして、とにかくパンツを穿かないと動物に還ってしまうと、須王の寝室に戻り、なぜかベッドの上にきちんと置かれてある(勿論あたしではない)下着を手に取り、いそいそと身につける。

 人間、原始はマッパで時折葉っぱで隠している絵画をみることはあるけれど、そこに一枚布地があるかないかで、随分と安心度が違うらしい。

 あたしの着ていた服は、ハンガーにかかっている。

 下着にブラウスとスカートだけを着て、キッチンで仁王立ちの後ろ姿を見せている須王を、影から窺い見る。 

 贅沢なレストラン三昧の肉食の王様が、限られた材料の中から、一体なにを作るのかと、我が子の初めてのおつかいを見るが如くの、このドキドキ感。

 彼は、調理台の上に真横に並べられた、ジャガイモ、ブロックベーコンを目にして、腕組をしてなにやら考え始めた。

 そして――。

「ちょっと買い物に行ってくる」

 そう、上半身裸で行こうとするから、慌ててハンガーから背広を手渡した。それを羽織っては行ったけれど……、あの胸板に背広はなかった。

 なんというか……見てくれと言わんばかりで。

 女達が群がっているかもしれない。
 それじゃなくても、フェロモンが凄いんだから。

 迎えに行こうかとも思ったが、どこまで行ったのかわからない。

 そうこうしているうちに、五分もしないで戻って来た。
  
「あ、おかえり。コンビニ近いの?」

 彼が手にしているのは、見慣れた大手コンビニのマークがついたレジ袋。

「ただいま。ん、上にある」

 コンビニまでマンションにあるのなら、本当に金さえあれば籠城できそうだ。

 彼はレジ袋を調理台の上に置いた。

 ゴン、という重い音が聞こえる。

 缶詰!?

 もしかしてサンマの蒲焼きとか鯖の味噌煮とか、缶を開けて「はい、出来た」と言われるのかしら。ご飯もまだ炊飯器に残っているし。

 だけどまあ、それならそれでいいやと、なにか微笑ましく思って、知らないふりをしてソファに座って待っていたら、ぷーんと甘い香りが漂ってきた。

 え? ジャガイモとベーコンと缶詰との料理で、なんで甘い香りが漂うの?
 まさかさっき買ってきたのはフルーツ缶で、それをお野菜と煮ているんじゃ?

 ちょっと不安になって、後ろから覗いて見た。

 ジャガイモをそのまま水の入っている鍋に入れてる!

 皮、皮!!

 その間に、取り出した包丁でベーコンを切っている。

 さすが器用な王様、サマになる物腰でトントンと音をたてて。

 やがて、もうひとつ火にかけていた……甘ったるい匂いがする鍋から、なにやら赤く見える液体を深い皿に移して、冷蔵庫に入れた。

 調理台の上には、よくあるホイップクリームとそれに似たなにかの小さな紙パックが置かれてあり、さらにあたしの不安さは募る。

 彼は一体、なにを作ろうとしているんだろう。
 なにを食べさせようとしているんだろう。

 これは、闇鍋のような恐怖があるかも。

 スマホをキッチンに置いておいてあげた方がいいだろうか。
 もしかして、作り方を根本的に間違えているのかもしれないし。

 そう思って(そう願って)寝室に行き、サイドテーブルに置きっぱなしにしてある二台の彼のスマホを手にした時、ブルルルと震えた。

 それはプライベート用のスマホからで、画面には〝渉〟とある。

 勝手に出れないあたしは、ずっとバイブが震えたままの電話を持って、キッチンに行った。

「須王、電話! 電話!!」

 しかし彼は、手にしたスマホの画面を見て、終話ボタンを押してしまう。
   
「こいつは出なくていい。電源切ると留守電にいれてくるから、声も聞きたくねぇ。途中で切るのは、出たくねぇという意思表示。後は放置しとけ」

「でも、かなりずっと長く鳴ってたよ? 今回は緊急事態じゃ……」

「あいつがなんとかすればいい。俺が話に乗る義理はねぇ」

 彼は茹で上がったジャガイモの皮を剥いていた。
 よかった、後で皮剥くつもりだったのか。

 切られたスマホは、再びブルブルと震え始めた。
 しかし、須王は一切無視。

「ねぇ、きっと緊急だよ。出てあげた方が……」

「俺の緊急だったら俺がなんとかするだけの話。あいつの緊急なら俺は知らん。暇人だから、いつも長くかけてくるんだ。あいつの趣味だから、気にするな」

 いやいやいや!

「気にするなって……。そのひと、棗くんが言ってた〝ワタル〟さんだよね?」

 するすると皮を剥く須王。
 自炊しないくせに、包丁の使い方、手慣れているじゃないか。

 ……まさか銃だけではなく、刃物も得意だから、とか?

「そんなに嫌いなの、そのひと。シュウさんというひともだったよね?」

「忘れろ忘れろ。なんかお前の口からそいつらの名前が出てくると、無性に腹立たしくなる」

 美しい顔が歪んでいる。

「本当に嫌いなんだね。なんでそんなに嫌いなの?」

 しばしの沈黙の後、須王は尋ねてくる。

「……教えて欲しい?」

「え?」

「俺が、ワタルとシュウをなんで嫌いなのか」

「……教えてくれるのなら」

 フライパンにみじん切りにしてあるにんにくと、オリーブオイルを入れて熱し、火を調節しながら、なんでもないというように振り返らずに彼は言った。

「俺の過去の話したろ? 俺が組織から抜けたくて助けて欲しいと泣きついた話」

「うん。お身内だったよね?」

「……ああ。ワタルと俺とシュウともうひとりが、横暴な奴らに呼ばれたってわけ。横暴な奴らと俺達と、中立を保とうとしていたのがワタル。自作自演で気を引いたのがシュウだ」

 火のついたフライパンにジャガイモとベーコンが入れられ、彼は塩こしょうをして混ぜながら言った。……怒りを帯びた声で。
  
「もうひとり、タツキというは、俺達全員に無関心でさっさといなくなった。俺もシュウも見捨てて、先に出ていきやがった。出ただけで義理は果たしたと言わんばかりの、馬鹿にしたような眼差しで。ある意味、ワタルよりタツキの方が、横暴の奴らの冷酷な血を強く引いている」

「……っ」

「ワタルは倒れたシュウだけを助けて、何年もアメリカに行った。そして帰国したら、身内ぶって連絡してくる。それが善意ならまだいい。少しは、どうだとか聞いてくるのなら、それなりに俺も接する態度があった。嫌いには変わらなくても。……だけど勝手に、あいつの事情を押しつけて、俺を道具のように利用しようと持ちかけてきた。今まで放置だったくせに」

「………」

「俺の人権なんてありゃしねぇ。どうせならと、お前を探して貰ったんだ。あいつの条件に乗るフリをして。あいつには、それだけの力があるから」

 彼は自嘲気味に笑いながら、フライパンの具を皿に入れた。

「……そうしたら、探してやったんだから、約束を果たせだの言ってくる。タチの悪ぃ、借金取りのようなもんだ」

「約束って?」

「……いいんだよ、お前には気にしなくて」

「でも……、あたし、無関係では……」

「無関係さ。俺がお前への想いを止めることが出来ずに、あいつを利用しただけ。ギブアンドテイクなんだから」

 スマホはまた震え始めた。

 ……電話って、結構かけたいという気持ちが強くなければ、長く何回も電話ってかけないよ。

「渉さんやシュウさんは、須王のどんな身内なの? 兄弟?」

「俺は、生まれつき兄弟なんていねぇよ。身内だなんだの好き勝手に言っているが、俺は認めてねぇ。他人より遠い存在だ」

 どこかぶっきらぼうに彼は言った。

「だったら、苦楽を共にした棗の方が、よほど身内だ」

「………」

 渉さん……、須王とどんな関係の身内なのかわからないけれど、本当に酷いひとなのかな。

 どんなひとかはわからないけれど、須王を助けられないような、事情があったとかは、考えられないのかしら。
  
 シュウさんも、本当に気を引くための自作自演で倒れたのか、第三者のあたしには疑問が残る。
 なんで須王は、本当に倒れたのだと思わなかったんだろう。

 もしかして――。
 須王は、そう思い込もうとしているんじゃないのか。

 あたしは渉さんもシュウさんもタツキさんも会ったことはないけれど、須王が嫌悪感を抱く横暴な自称身内は、まだ他にいたわけで。渉さんは中立だったわけで。

――ワタルと俺とシュウともうひとりが、横暴な奴らに呼ばれたってわけ。

 シュウさんの立場は、須王と同じ。
 だったらシュウさんも、須王と同じような嫌悪感を抱いてはいなかったのだろうか。

 嫌いなひと相手に、倒れて気を引くとは考えづらくない?

 どんな身内なのかわからない。
 ただ、母親に捨てられて施設育ちだった須王にとって、後で増えた身内は、常識内で留まれるような普通さはないのだろう。

 須王は家族に対して、いい気持ちを抱いていない。
 どちらかと言えば、敵視している。

 あたしは、須王の広い背中を見ながら思う。

 ……もっと彼には、愛情が必要だ。

 どんなに音楽家として大成しても、彼の心は昔で止まっている。

 彼のあたしに対する接し方は、九年前と変わりない。
 九年前に止まった時を進めている。

 彼の方が、シンデレラなのかもしれない――。
 
「どうしたよ?」

 彼に後ろから抱きついてしまったあたしは、密やかに泣いてしまった。

 彼は同情の必要ないほど、強くなったかもしれないけれど、それでも……あたしはわかってあげたい。
  

「柚?」

 彼が横から、あたしの顔を覗き込む。

「……あたし、あなたの味方だから」

「え?」

「あなたの身内があなたを本当に傷つけていたとしても、そのつもりはなかったのだとしても。傷ついたあなたを、あたしが一番にわかってあげたい」

 ダークブルーの瞳が揺れた。

「あたしなら、わかってあげられると思うんだ。家族に見捨てられて、あなたを嫌いと言いながら本当は好きで、心の救済を願ってきたあたしなら」

「柚……」

「そっか……。あたしが苦しんだの、意味があったんだ。これぞ神の采配って奴かも」

 あたしは泣きながら笑う。

「他のひとではなくあたしが、あなたのより近いところに居れると思ったら……、嬉しいや」

 須王は、あたしの手を解いてこちら側を向くと、彼の腕の中にあたしを入れた。

 ふわりと、甘酸っぱくも甘い香りが鼻に漂う。

 ……彼はなにも言わなかった。

 言わなかったけれど、鼻を啜る音が聞こえて……、その音に共鳴したあたしもまた、切なくなりながら……密やかに嗚咽を漏らした。

 このひとを守りたい。
 誰よりも強靱な肉体を持つ、彼の心を――。


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