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第一章

好きなようにされたくないので、絶対に気絶なんてしたくないのですが①

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 下から見上げる恰好になった私は、恐ろしいものを直視する羽目に陥った。

 
 ―――いくら何でも大きすぎる…っ。絶対こんなの入らないってば!しかも反り返ってピクピク動いて別の生き物みたい!


 驚愕で目を見開いた私を見て、男が舌なめずりをする。そして、自分の指を口に咥えてしゃぶり始めた。
 …えっ、何してるんだろう。


 窓から夕陽が差し込み始めていて、初めて男の貌を陽の光の下、まともに見た気がする。
  
 何て綺麗な貌だろう…。

 金髪碧眼で、生きた彫刻みたい。綺麗に整ってて…。

 額に汗で金髪が張り付いていて、余りの色気にくらくらしていると、いきなり口の中に指を差し込まれた。

「…!んん…っ!」 

 びっくりしてむせそうになったけど、かろうじて抑える。
 節張った指が容赦なく口の中を掻き回してきて、男の口と、私の口から、同時にいやらしい、くっちゅくっちゅという音がしばらく続いた。

 あの青い目がずっと私を見つめていて、その二つの瞳はギラギラと、欲情で燃え滾っていた。

 また森での恐怖を思い出してしまいぎゅっときつく目を閉じると、口に差し込まれていた指が抜かれほっとしたのもつかの間、私の唾液で濡れた指が股の間の裂け目を割り開き、小さい突起に触れて、刺激を加え始めた。


 いやああああっ、なにこれえっ!

 ものすごい快感が全身に走って、私の身体は勝手に跳ね上がって、ずっと私に跨っている男の脚とこすれ合った。
 脚を閉じたいのに、力が入らない。
「抵抗はするな…。力を抜いて…。でないと余計に痛くなるだけだ…」

 恐る恐る目を開いて男を見ると、咥えた指を口から抜いて、指に唾液を垂らしている。美形がそんなことすると、途轍もないインパクトなんですけど……
 私と目が合うと、苦しげに唸り声を上げた。その猛々しさに目まいを覚える。

 抵抗したにも関わらず両脚をあっけなく広げられ、下半身が男の視線に無防備になり、嫌な予感が走ると、唾液まみれの男の中指がいきなり膣内なかを貫いた。

「あああああああっ!」

 目の奥に火花が散ると同時に、入口の襞が収縮して奥から新たな何かが盛大に零れた。


 一気に愛液を分泌したな。だがなんて狭さだ……そんな独り言を男は呟きながら、クリトリスを弄っていた指が、尚も執拗に攻め立ててくる。
「もっとヌルヌルとネバついた愛液を出してみろ…。さあ」
 執拗に捏ねられ、皮を剥かれて露出させられたそれは、真っ赤に充血してしまっていた。少し触られただけで、身体中がぞくぞくする。

「すぐに陰核でイクのも覚えそうだな……ほら、ここもイイだろう…?一度イッたほうが楽になるぞ。イケっ」
 この人…どんどん怖くなる……。口調が命令調で恐ろしくて、泣きたくなる。膣内なか挿入はいっている指先が、くいッと曲がって、トントンとリズミカルに内側から膣壁を叩き出した。

「イヤぁ!あああっ!」
 今までとは段違いの快楽が突き抜けた。

 同じ動きで、もう片方の手の親指がクリトリスを軽く押しつぶしてきて擦られると、身体中がどうしようもなく痙攣してビクビクとイッてしまう。

 …ああ、もうダメ……なんにも考えられない……

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