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第一章
恋愛歴がないので何が起こってるかさっぱりです③
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男が嬉しそうに口にする。
初々しいのがとんでもない破壊力だ……と天を仰いで呟いているのが聞こえてきた。
何度も唇が合わさり、そのたびに舌が分け入ってくる。
初めてか、って聞くくらいなら、いきなりこんな激しいキス、何度もしないで…。よく分からない衝動が込み上げてきて、身体が自分のものじゃないみたいだ……
唇を塞がれると、どうやって呼吸をしていたのか、すっかり混乱して分からなくなってしまい、顔を苦痛で歪めると、唇が離れ、耳を甘噛みされながら、
「いつもは鼻で呼吸しているだろう?唇が塞がれたらそうするんだ…」と、息を耳孔に吹きかけられて、私の身体はビクっと反応してしまう。
こんな、こんなことでまで感じてたら、相手を喜ばせちゃうだけだ。
男は女がマグロだと萎えるんだっけ?
聞きかじっただけだけど、それなら、私が何も反応しなくなったら、犯されなくて済むんじゃない?
身体を固くして、何をされても無反応でいられるように身構えた途端、男の唇が、ずっとしゃぶっていた耳から離れると、ゆっくりと下がっていく。
首筋を舐められたかと思うと、何度も強く吸われ、痛い!と思った瞬間、布ごと乳首を口に含まれた。
ちゅぷちゅぷと、水音をわざと立てながら、尖った胸の頂きを舐め扱かれ、強く吸われて、身体が反り返りそうになる。
「そんな身体を強張らせても無駄だ…。感度がイイから、すぐに乳首だけでイケる身体になるだろうしな……」
私の考えたことが何故分かったの!?
薄絹の布地が、乳首のところだけ濡れて透き通り、硬く尖った乳首が艶めかしく布地を持ち上げていて、酷くエロかった。
それを見た男の興奮した声と熱い吐息が胸にかかり、大きな声を上げそうになって、思わずとっくに解放されている手で、声が漏れないように自分の口を必死に塞いだ。
「~~んんん~…っ!」
片方の胸を口に含まれ、もう片方は指でコリコリと扱かれ、そして何もしていなかった男の大きな手が、腰のラインを辿り、薄絹を性急に捲り上げると、潤み始めた蜜口を見つけ出し、中指が挿入ってこようとして…。
襞と一緒に無理矢理めり込んできて、引きつれる痛みに襲われ、「痛いっ…!」と叫ぶと、男が苦しそうに唸りながら、胸を弄ぶのを止めて、私に跨ったまま、身体を起こした。
獣みたい…。唸ってる…。獣じゃなくて、最初っから、ケダモノか…。面白くも何ともない、そんなことを漠然と考えていたら、男が着ていたガウンを荒々しく脱いで投げ捨てる。
どうなっちゃうの、私……
初々しいのがとんでもない破壊力だ……と天を仰いで呟いているのが聞こえてきた。
何度も唇が合わさり、そのたびに舌が分け入ってくる。
初めてか、って聞くくらいなら、いきなりこんな激しいキス、何度もしないで…。よく分からない衝動が込み上げてきて、身体が自分のものじゃないみたいだ……
唇を塞がれると、どうやって呼吸をしていたのか、すっかり混乱して分からなくなってしまい、顔を苦痛で歪めると、唇が離れ、耳を甘噛みされながら、
「いつもは鼻で呼吸しているだろう?唇が塞がれたらそうするんだ…」と、息を耳孔に吹きかけられて、私の身体はビクっと反応してしまう。
こんな、こんなことでまで感じてたら、相手を喜ばせちゃうだけだ。
男は女がマグロだと萎えるんだっけ?
聞きかじっただけだけど、それなら、私が何も反応しなくなったら、犯されなくて済むんじゃない?
身体を固くして、何をされても無反応でいられるように身構えた途端、男の唇が、ずっとしゃぶっていた耳から離れると、ゆっくりと下がっていく。
首筋を舐められたかと思うと、何度も強く吸われ、痛い!と思った瞬間、布ごと乳首を口に含まれた。
ちゅぷちゅぷと、水音をわざと立てながら、尖った胸の頂きを舐め扱かれ、強く吸われて、身体が反り返りそうになる。
「そんな身体を強張らせても無駄だ…。感度がイイから、すぐに乳首だけでイケる身体になるだろうしな……」
私の考えたことが何故分かったの!?
薄絹の布地が、乳首のところだけ濡れて透き通り、硬く尖った乳首が艶めかしく布地を持ち上げていて、酷くエロかった。
それを見た男の興奮した声と熱い吐息が胸にかかり、大きな声を上げそうになって、思わずとっくに解放されている手で、声が漏れないように自分の口を必死に塞いだ。
「~~んんん~…っ!」
片方の胸を口に含まれ、もう片方は指でコリコリと扱かれ、そして何もしていなかった男の大きな手が、腰のラインを辿り、薄絹を性急に捲り上げると、潤み始めた蜜口を見つけ出し、中指が挿入ってこようとして…。
襞と一緒に無理矢理めり込んできて、引きつれる痛みに襲われ、「痛いっ…!」と叫ぶと、男が苦しそうに唸りながら、胸を弄ぶのを止めて、私に跨ったまま、身体を起こした。
獣みたい…。唸ってる…。獣じゃなくて、最初っから、ケダモノか…。面白くも何ともない、そんなことを漠然と考えていたら、男が着ていたガウンを荒々しく脱いで投げ捨てる。
どうなっちゃうの、私……
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