泡沫の恋 ~操り人形はその宿命より逃れられない
ルガート王国の王太子ラファエルが15歳を迎えたとある日。
王都を離れ郊外へ視察に訪れている途中、襲撃を受けてしまった。
部下が身を挺して逃がしてくれたものの、途中でラファエル自身も兇者の手により矢を受け、薄れゆく意識の中で印象的だったのは紫の双眸だった。
目覚めるとラファエルがいたのは小さな小屋でマリア―ナと名乗る美しい紫色の瞳を持つ村娘に介抱をされていたらしい。
最初は警戒をしていたラファエルだったのだが、親身に世話をしてくれるマリアーナへ徐々に惹かれていく。
一週間もすればラファエルも動ける様になり、城へ戻る前マリアーナへ自身の身分を明かし、そして共にこれからを生きて欲しいと告白をする。
ラファエルの告白にマリア―ナは受け入れる。
そうしてこれから幸せになろうとするのだが……。
この作品は『忘れられた王妃様は真実の愛?いいえ幸せを探すのです』のスピンオフのお話になります。
王妃であるエヴァとの初顔合わせより七年も昔のお話です。
ルガート国王ラファエルの王太子時代、15歳の少年が体験する苦い、ややビター過ぎる初恋のお話となります。
設定は緩い?ちょっと切なく重めなお話です。
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