上 下
13 / 14

13

しおりを挟む
「男と...その...する方法も一応、調べといたから」

「するって、なにを?」

「セックス!交尾だよ!」

その瞬間、ゾクゾクした。

「ちゃんとローションで穴、解してから入れて」

「解す、どうやって?」

「指だよ!」

恥ずかしいのかナカノさんが珍しく真っ赤な顔で怒り気味。

「じゃ...」

「ゆっくりな」

「うん...」

穴にローションをたっぷり垂らし、指を少しずつ増やしてみた。

「3本入ったけど、どうかな?」

「いちいち言わなくていい!」

怒鳴られたけど、怖くはなかった。

普段、ナカノさんが優しいのは知ってるから。

「入れるよ」

「うん」

ゆっくり入れていく...飲み込まれていく感じ。

暖かくて気持ちいい。

「なんか...1つになった、て感じする...」

バッチリ、目が合ったけど、ナカノさんは何も言い返さなかった。

腰を徐々に動かした。

「痛い?」

「大丈夫...」

少しずつ激しさを増す。

ナカノさんも口を半開きで頬が紅潮していた。

思わず、口に自分の唇を合わせた。

「...猫でもキスすんの?」

「今日、ドラマで見た」

嬉しくって言うと、ナカノさんが笑った。

ナカノさんが扱いていき、俺はナカノさんの中に出した。

疲れて、ナカノさんに倒れ込むと

「キスはこうすんの」

と俺の首元に腕を絡め、キスしてくれた。

舌を絡め合うキスに、また俺は反応してしまい、結局、この日、2回した。

それから、ナカノさんと俺は2日に1日はセックスするようになった。

ナカノさんが俺に抱かれ、感じてる、感じてくれる姿を見るのは嬉しかったし、好きだった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ダイハード(超一生懸命)なおっさん in 異世界

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:21pt お気に入り:598

放浪の花嫁【完結】

恋愛 / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:63

魔法が使えない女の子

児童書・童話 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:18

オネおじと俺の華麗なる日常

BL / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:10

どっちが婚約者かなんて記憶を失くした私が一番聞きたい。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:153

隠れジョブ【自然の支配者】で脱ボッチな異世界生活

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:4,045

ロリ少年とショタ少女

BL / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

好きだと言ってくれ

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:24

美味しいお酒とご飯と本と音楽と。

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...