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救世主
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あのことから一週間、3人はレイについての手がかりを何一つ掴めずにいた。
そんな日のことだ。学園で、3人に至急呼び出しがかかったのは。
<至急、ライモンドとメリッサとカルロスは、校長室に来なさい。>
周りの人たちが、校長室に呼び出されるなんて何をしたのかと。噂していたが、メリッサはそれどころではなかった。
(もしかしてこれってチャンス到来!!?
私達が呼ばれるということは、十中八九レイ様のことだ。
何故呼ばれたかは分からないが、情報をつかむチャンス!!)
とウキウキで廊下を走っていると、同じく校長室に向かっていたライモンドに遭遇した。
「あ、ライモンド様!これってチャンス到来じゃないですか?」
「馬鹿言え、校長室に呼ばれるのは、大体何かやらかした時だ。
もしかしたら、退学も有り得るかもな。まぁ、レイについての事なのは確かだがな。」
そんなライモンドの言葉に、メリッサは戦々恐々としてしまった。
「え…!?た、退学って…なんでそんな軽く言えるんですの…!?」
と、言っているうちに校長室についてしまった。
メリッサは、恐る恐る入ると…
そこにはよくわからない外国人の人と、校長がいた。
(…え、誰?)
「お~!!ミスターライモンド!とミスメリッサ!!
会いたかったデース!!」
2人が困惑していると、カルロスが入ってきた
「…誰?」
((言うな~~~!!!))
「お、ミスターカルロスですね!」
「あ、はい。」
(失礼にもほどがあるでしょ…。)
「コホン、あぁ、私の自己紹介がまだでしたね。
私はアーロン、と申します。」
そうすると真っ先に反応したのはライモンドだった。
「…アーロン様、アーロン先生!!??」
「ライモンド様、この人が誰か知ってるんですか?」
「コラッ、絵画の天才、アーロン先生だぞ。失礼だろう。」
(なるほど、この人は絵画の人なのか)
「あっはは、若いうちはちょっとばかし失礼な方が、良いってもんデスヨ!!」
「ですが…、」
メリッサは、そのアーロン…先生がどうしてこの学校に来たのかが知りたかった。
「アーロン先生は、何故、このような学校に?」
「それはデースネ!」
アーロンは声を低くして言った。
「レイ、君についてのことです。」
「ッ、何故それを…」
「勿論知っていますよ、レイ君とはとても仲が良かったですからね!!
ですが追放と聞いた時は、とてもびっくりしました。レイ君はそのような人物ではありません。
私のアーティストな能力が保証します。」
「アーティストな能力?」
「えぇ。私は、その人の描いた絵を見ると、大体性格が分かるのでーす!
レイ君の絵は、とても繊細で、美しい絵で~す!!そしてそれはレイ君自身にも言えることなのです!!」
「なるほど。ではアーロン先生は、レイのためにここへ?」
「はい!!
あのrainの ××× も、貴方たちを試すためにちょっとばかし悪戯をさせていただきまし~た!」
「…あのrainも??」
「その通りです!!私の知り合いに得意な人がいるのでね!
そしてこの学校にも、校長にちょっと無理を言ってきました!!」
(やることなすことが凄い人ですわ…)
「そして、レイ君を救いませんか?
私は、レイ君の居場所を知っています!」
「…レイの?何故ですか?」
「それは簡単です。
レイ君とは文通をしていたので~す!!そして捕まっている今でもこっそり文通を送ってくれていま~す!!
後は、証拠だけあれば、レイ君を救い出せるので~す!!」
「なるほど?今は、レイは、どこにいるのでしょうか。
証拠は出します。多分、レイが家でとても虐げられていたことを世間に知らせれば、大体の人は納得してくれるはずです。」
「わかりました!!証拠の部分はお願いします~!!
そしてレイの居場所は…レイの実家、アルファ家です!!」
「「「え!?」」」
そんな日のことだ。学園で、3人に至急呼び出しがかかったのは。
<至急、ライモンドとメリッサとカルロスは、校長室に来なさい。>
周りの人たちが、校長室に呼び出されるなんて何をしたのかと。噂していたが、メリッサはそれどころではなかった。
(もしかしてこれってチャンス到来!!?
私達が呼ばれるということは、十中八九レイ様のことだ。
何故呼ばれたかは分からないが、情報をつかむチャンス!!)
とウキウキで廊下を走っていると、同じく校長室に向かっていたライモンドに遭遇した。
「あ、ライモンド様!これってチャンス到来じゃないですか?」
「馬鹿言え、校長室に呼ばれるのは、大体何かやらかした時だ。
もしかしたら、退学も有り得るかもな。まぁ、レイについての事なのは確かだがな。」
そんなライモンドの言葉に、メリッサは戦々恐々としてしまった。
「え…!?た、退学って…なんでそんな軽く言えるんですの…!?」
と、言っているうちに校長室についてしまった。
メリッサは、恐る恐る入ると…
そこにはよくわからない外国人の人と、校長がいた。
(…え、誰?)
「お~!!ミスターライモンド!とミスメリッサ!!
会いたかったデース!!」
2人が困惑していると、カルロスが入ってきた
「…誰?」
((言うな~~~!!!))
「お、ミスターカルロスですね!」
「あ、はい。」
(失礼にもほどがあるでしょ…。)
「コホン、あぁ、私の自己紹介がまだでしたね。
私はアーロン、と申します。」
そうすると真っ先に反応したのはライモンドだった。
「…アーロン様、アーロン先生!!??」
「ライモンド様、この人が誰か知ってるんですか?」
「コラッ、絵画の天才、アーロン先生だぞ。失礼だろう。」
(なるほど、この人は絵画の人なのか)
「あっはは、若いうちはちょっとばかし失礼な方が、良いってもんデスヨ!!」
「ですが…、」
メリッサは、そのアーロン…先生がどうしてこの学校に来たのかが知りたかった。
「アーロン先生は、何故、このような学校に?」
「それはデースネ!」
アーロンは声を低くして言った。
「レイ、君についてのことです。」
「ッ、何故それを…」
「勿論知っていますよ、レイ君とはとても仲が良かったですからね!!
ですが追放と聞いた時は、とてもびっくりしました。レイ君はそのような人物ではありません。
私のアーティストな能力が保証します。」
「アーティストな能力?」
「えぇ。私は、その人の描いた絵を見ると、大体性格が分かるのでーす!
レイ君の絵は、とても繊細で、美しい絵で~す!!そしてそれはレイ君自身にも言えることなのです!!」
「なるほど。ではアーロン先生は、レイのためにここへ?」
「はい!!
あのrainの ××× も、貴方たちを試すためにちょっとばかし悪戯をさせていただきまし~た!」
「…あのrainも??」
「その通りです!!私の知り合いに得意な人がいるのでね!
そしてこの学校にも、校長にちょっと無理を言ってきました!!」
(やることなすことが凄い人ですわ…)
「そして、レイ君を救いませんか?
私は、レイ君の居場所を知っています!」
「…レイの?何故ですか?」
「それは簡単です。
レイ君とは文通をしていたので~す!!そして捕まっている今でもこっそり文通を送ってくれていま~す!!
後は、証拠だけあれば、レイ君を救い出せるので~す!!」
「なるほど?今は、レイは、どこにいるのでしょうか。
証拠は出します。多分、レイが家でとても虐げられていたことを世間に知らせれば、大体の人は納得してくれるはずです。」
「わかりました!!証拠の部分はお願いします~!!
そしてレイの居場所は…レイの実家、アルファ家です!!」
「「「え!?」」」
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