103 / 115
最果ての森・成長編
100. お菓子作り
ライの所有する島へ行った日の翌日。
今日は何をして過ごそうか。
昨日遠出をしたせいか、なんとなく家の中にいたい気分だ。まあ、移動はライのおかげで一瞬だったけど。
ということで、この午前中は家の中で過ごすことにした。
昨日ジルが料理中に魔法を使っていたので、それをまた見たいとお願いしたところ、ジルがキッチンの見える場所に椅子を置いてくれた。
ティアの椅子もちゃんと隣に置いてくれるところが、ジルのさり気ない優しさだ。
「昼食にはまだ早いから···お菓子を作ってみるか」
お菓子···!
ああ、なんて幸せな響きなんだろうか。
「お菓子、お菓子!いい言葉なのだ!」
ティアも僕と同じ気持ちらしい。
尻尾のフリフリが視界の隅に見え、隣から楽しみにしている雰囲気が伝わってくる。
ジルがキッチンに立ち、早速マジックバッグから材料を取り出し始めた。
あれはカボチャかな?それからサツマイモ?
あとは、白い粉が入った容器と、液体の入ったボトル。
ジルはカボチャを手に取ると『ウォーター』と呟いた。水を出して表面を洗っている。サツマイモも同様だ。
そしてそれぞれを一口大に切る。皮と、カボチャの種は除いている。
全部は使わないようで、残りはまたマジックバッグにしまっている。時間経過を気にしなくていいという点で、テム特製のマジックバッグは前世の冷蔵庫よりも優秀だ。
ジルは切ったカボチャとサツマイモを別々の鍋に入れ、そこにマジックバッグから取り出した水を入れている。
···あれ?
『ウォーター』の魔法じゃなくて、わざわざ水を取り出したのは何故だろうか。
「うぉーたー、ちがう?」
「ん?···ああ、この水は汲んできたものだ。森の少し奥に水の湧き出る場所がある。魔法を使ってもいいんだが、こちらの方が美味いからな」
なんと!森の湧水!
ジルは食材を洗うのに魔法を使い、料理には汲んできた湧水を使っているということか。
より美味しくするために手間をかけてくれていることを知り、感動する。
「わきみじゅ!おいちい!」
思わず椅子に立ち上がる。感動を表したくて、万歳までしてしまった。
「···フッ。興味があるなら、行ってみるか?」
え、いいの?湧水を汲みに?
それは是非とも行ってみたい!
また勢いよく万歳をする僕を見てジルが再び笑う。
「それなら、昼食後に行くか」
「あいあとー!」
やったー!
僕の希望を早速実現してくれるのが嬉しい。
ワクワクが高まり過ぎて椅子の上で飛び跳ねたくなったので、気持ちを落ち着かせるためにティアをナデナデする。
「森の奥···。未知の領域なのだ···」
ティアはというと、森の奥と聞いてちょっと緊張しているようだ。
今度はティアを落ち着かせるためにナデナデする。
「ご主人、ありがとうなのだ。ご主人とジルがいれば、ワレは大丈夫なのだ!」
気丈に振る舞うティアは、本当にいじらしい。
もっと撫でたくなって、思わずワシャワシャしてしまった。
「さて、再開するか」
ジルの声で、名残惜しいがティアから手を離す。
そうだ、そういえばお菓子作りの途中だったんだ。
ジルが『ファイア』と呟き、鍋を火にかけた。どうやら湧水でカボチャとサツマイモを茹でるようだ。
しばらくして火を消し、鍋の中から茹でたカボチャとサツマイモを取り出す。
湯気が出ていて、見るからにホクホクしている。茹でる前よりも色が鮮やかになっていて、もうこのまま食べてしまいたいくらい美味しそうだ。
茹でて柔らかくなったカボチャとサツマイモをそれぞれ潰し、裏ごしする。
カボチャとサツマイモ、それから2つを混ぜ合わせたもの。計3種類のペーストができた。
そこに白い粉を加えてよく混ぜる。あの粉は小麦粉···いや、片栗粉かな?
次に透明の液体を少々。ちょっとトロッとしていたから、きっと油なのだろう。
生地がまとまるまで混ぜたら、それを少し取って小さく丸めている。小さいコロコロを作る作業は楽しそうだ。
「···やってみるか?」
僕の熱視線に気づいたのか、丸める作業を一緒にさせてもらえることになった。
「『クリーン』」
ジルが僕の手を綺麗にして、少量の生地を手に乗せてくれた。
「こうやって両手で丸められるか?」
そう言いながらジルが手をゆっくりとクルクル回して小さなコロコロを作る。
僕はそのお手本を見ながら手をクルクルする。
ジルが作るコロコロよりちょっと不格好だけど、なんとか作ることができた。
「上手だ」
ジルに見せると、そう褒めてくれた。
嬉しくなって、もう一回、もう一回、とコロコロをたくさん作る。
ティアもやりたそうにしていたけど、生地が可愛い肉球の隙間に埋まっちゃうからね。今回は我慢だ。その代わり、ティアはたくさん応援をしてくれた。
「あとは焼くだけだ。手伝ってくれて助かった」
気づいたら結構な量のコロコロができあがっていた。
本当はジルだけでやった方が早く済んだのだろうと思うが、それを言わない優しさがじんわり染みる。
ジルがコロコロを天板の上に綺麗に並べる。その天板を箱のような物の中へ入れて蓋をする。そして、蓋に付いているダイヤルをいくつか回して操作している。
「これは魔道具だ。この箱の中が熱くなって、食材を焼くことができる」
つまりオーブンのようなものだろうか。
この世界にも、便利な魔道具があるんだな。
「これで終了だ。焼き上がりまではリビングにいるか?」
ジルはそう言うが、洗い物が残っているし、リビングにいてもソワソワするだけになりそうな予感がする。
「くりーん?」
僕は洗い物を指差して首を傾げる。
「ああ、そうだな。···練習してみるか?」
ジルは僕が次に言いたいことまで察してくれたようだ。
以前から、クリーンを習得したいと思っていたのだ。
これが簡単なようで、意外と難しい。
汚れを『落とす』ことは知っていても、汚れが『消える』現象というのをどうも上手く想像できないのだ。
前世の記憶が変に影響しているのだろうか。
「ワレも!ワレも練習したいのだ!」
先ほどのコロコロ作りに参加できなかったティアが、今度こそはと参加を表明する。
「分かった。だが俺は教えるのは苦手だからな···」
それは重々承知しているが、少しでもアドバイスをもらえたら嬉しい。
期待を込めてジルを見ていると、ジルが少し考えて、口を開いた。
「···『クリーン』と唱えると綺麗になる」
···うん、これだから天才は。
結局、僕とティアで、ああでもない、こうでもないと頭を捻りながら練習をすることとなった。
色々とイメージを巡らせてみたのだが、僕にとって一番しっくりきたのは、汚れを目に見えないレベルにまで分解するイメージだ。
これでクリーンをかけると、とりあえず目に見える汚れはなくなる。ただ、分解された汚れがどうなったのかは分からない。というか、本当にイメージ通り分解されているのかも分からない。
改良の余地はありそうだ。
そしてなんと、ティアもティアなりに考えてクリーンを成功させていた。
「やった!ご主人、やったぞ!成功したのだ!」
ティアが魔法を成功させたのは、おそらくこれが初めてだ。
その喜びようは、言うまでもない。
「『クリーン』!おおっ!すごいのだ!『クリーン』!どんどん綺麗になるのだ!」
ティアが目をキラキラさせてクリーンを連発する。
洗い物では飽き足らず、目につく物に片っ端からクリーンをかけている。
そんなティアを見守るジルの瞳が温かい。
なんだか幸せな時間だ。
僕が穏やかな幸せを満喫していると、キッチンの方でチリンという軽快な音が鳴った。
これはもしかして、あの音なんじゃないだろうか。きっと、さらなる幸せを告げる音だ。
チリンという音に誘発されるように、グゥ~という音が鳴った。
僕は静かにお腹を押さえて、ジルが動くのをじっと待った。
今日は何をして過ごそうか。
昨日遠出をしたせいか、なんとなく家の中にいたい気分だ。まあ、移動はライのおかげで一瞬だったけど。
ということで、この午前中は家の中で過ごすことにした。
昨日ジルが料理中に魔法を使っていたので、それをまた見たいとお願いしたところ、ジルがキッチンの見える場所に椅子を置いてくれた。
ティアの椅子もちゃんと隣に置いてくれるところが、ジルのさり気ない優しさだ。
「昼食にはまだ早いから···お菓子を作ってみるか」
お菓子···!
ああ、なんて幸せな響きなんだろうか。
「お菓子、お菓子!いい言葉なのだ!」
ティアも僕と同じ気持ちらしい。
尻尾のフリフリが視界の隅に見え、隣から楽しみにしている雰囲気が伝わってくる。
ジルがキッチンに立ち、早速マジックバッグから材料を取り出し始めた。
あれはカボチャかな?それからサツマイモ?
あとは、白い粉が入った容器と、液体の入ったボトル。
ジルはカボチャを手に取ると『ウォーター』と呟いた。水を出して表面を洗っている。サツマイモも同様だ。
そしてそれぞれを一口大に切る。皮と、カボチャの種は除いている。
全部は使わないようで、残りはまたマジックバッグにしまっている。時間経過を気にしなくていいという点で、テム特製のマジックバッグは前世の冷蔵庫よりも優秀だ。
ジルは切ったカボチャとサツマイモを別々の鍋に入れ、そこにマジックバッグから取り出した水を入れている。
···あれ?
『ウォーター』の魔法じゃなくて、わざわざ水を取り出したのは何故だろうか。
「うぉーたー、ちがう?」
「ん?···ああ、この水は汲んできたものだ。森の少し奥に水の湧き出る場所がある。魔法を使ってもいいんだが、こちらの方が美味いからな」
なんと!森の湧水!
ジルは食材を洗うのに魔法を使い、料理には汲んできた湧水を使っているということか。
より美味しくするために手間をかけてくれていることを知り、感動する。
「わきみじゅ!おいちい!」
思わず椅子に立ち上がる。感動を表したくて、万歳までしてしまった。
「···フッ。興味があるなら、行ってみるか?」
え、いいの?湧水を汲みに?
それは是非とも行ってみたい!
また勢いよく万歳をする僕を見てジルが再び笑う。
「それなら、昼食後に行くか」
「あいあとー!」
やったー!
僕の希望を早速実現してくれるのが嬉しい。
ワクワクが高まり過ぎて椅子の上で飛び跳ねたくなったので、気持ちを落ち着かせるためにティアをナデナデする。
「森の奥···。未知の領域なのだ···」
ティアはというと、森の奥と聞いてちょっと緊張しているようだ。
今度はティアを落ち着かせるためにナデナデする。
「ご主人、ありがとうなのだ。ご主人とジルがいれば、ワレは大丈夫なのだ!」
気丈に振る舞うティアは、本当にいじらしい。
もっと撫でたくなって、思わずワシャワシャしてしまった。
「さて、再開するか」
ジルの声で、名残惜しいがティアから手を離す。
そうだ、そういえばお菓子作りの途中だったんだ。
ジルが『ファイア』と呟き、鍋を火にかけた。どうやら湧水でカボチャとサツマイモを茹でるようだ。
しばらくして火を消し、鍋の中から茹でたカボチャとサツマイモを取り出す。
湯気が出ていて、見るからにホクホクしている。茹でる前よりも色が鮮やかになっていて、もうこのまま食べてしまいたいくらい美味しそうだ。
茹でて柔らかくなったカボチャとサツマイモをそれぞれ潰し、裏ごしする。
カボチャとサツマイモ、それから2つを混ぜ合わせたもの。計3種類のペーストができた。
そこに白い粉を加えてよく混ぜる。あの粉は小麦粉···いや、片栗粉かな?
次に透明の液体を少々。ちょっとトロッとしていたから、きっと油なのだろう。
生地がまとまるまで混ぜたら、それを少し取って小さく丸めている。小さいコロコロを作る作業は楽しそうだ。
「···やってみるか?」
僕の熱視線に気づいたのか、丸める作業を一緒にさせてもらえることになった。
「『クリーン』」
ジルが僕の手を綺麗にして、少量の生地を手に乗せてくれた。
「こうやって両手で丸められるか?」
そう言いながらジルが手をゆっくりとクルクル回して小さなコロコロを作る。
僕はそのお手本を見ながら手をクルクルする。
ジルが作るコロコロよりちょっと不格好だけど、なんとか作ることができた。
「上手だ」
ジルに見せると、そう褒めてくれた。
嬉しくなって、もう一回、もう一回、とコロコロをたくさん作る。
ティアもやりたそうにしていたけど、生地が可愛い肉球の隙間に埋まっちゃうからね。今回は我慢だ。その代わり、ティアはたくさん応援をしてくれた。
「あとは焼くだけだ。手伝ってくれて助かった」
気づいたら結構な量のコロコロができあがっていた。
本当はジルだけでやった方が早く済んだのだろうと思うが、それを言わない優しさがじんわり染みる。
ジルがコロコロを天板の上に綺麗に並べる。その天板を箱のような物の中へ入れて蓋をする。そして、蓋に付いているダイヤルをいくつか回して操作している。
「これは魔道具だ。この箱の中が熱くなって、食材を焼くことができる」
つまりオーブンのようなものだろうか。
この世界にも、便利な魔道具があるんだな。
「これで終了だ。焼き上がりまではリビングにいるか?」
ジルはそう言うが、洗い物が残っているし、リビングにいてもソワソワするだけになりそうな予感がする。
「くりーん?」
僕は洗い物を指差して首を傾げる。
「ああ、そうだな。···練習してみるか?」
ジルは僕が次に言いたいことまで察してくれたようだ。
以前から、クリーンを習得したいと思っていたのだ。
これが簡単なようで、意外と難しい。
汚れを『落とす』ことは知っていても、汚れが『消える』現象というのをどうも上手く想像できないのだ。
前世の記憶が変に影響しているのだろうか。
「ワレも!ワレも練習したいのだ!」
先ほどのコロコロ作りに参加できなかったティアが、今度こそはと参加を表明する。
「分かった。だが俺は教えるのは苦手だからな···」
それは重々承知しているが、少しでもアドバイスをもらえたら嬉しい。
期待を込めてジルを見ていると、ジルが少し考えて、口を開いた。
「···『クリーン』と唱えると綺麗になる」
···うん、これだから天才は。
結局、僕とティアで、ああでもない、こうでもないと頭を捻りながら練習をすることとなった。
色々とイメージを巡らせてみたのだが、僕にとって一番しっくりきたのは、汚れを目に見えないレベルにまで分解するイメージだ。
これでクリーンをかけると、とりあえず目に見える汚れはなくなる。ただ、分解された汚れがどうなったのかは分からない。というか、本当にイメージ通り分解されているのかも分からない。
改良の余地はありそうだ。
そしてなんと、ティアもティアなりに考えてクリーンを成功させていた。
「やった!ご主人、やったぞ!成功したのだ!」
ティアが魔法を成功させたのは、おそらくこれが初めてだ。
その喜びようは、言うまでもない。
「『クリーン』!おおっ!すごいのだ!『クリーン』!どんどん綺麗になるのだ!」
ティアが目をキラキラさせてクリーンを連発する。
洗い物では飽き足らず、目につく物に片っ端からクリーンをかけている。
そんなティアを見守るジルの瞳が温かい。
なんだか幸せな時間だ。
僕が穏やかな幸せを満喫していると、キッチンの方でチリンという軽快な音が鳴った。
これはもしかして、あの音なんじゃないだろうか。きっと、さらなる幸せを告げる音だ。
チリンという音に誘発されるように、グゥ~という音が鳴った。
僕は静かにお腹を押さえて、ジルが動くのをじっと待った。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
姉(勇者)の威光を借りてニート生活を送るつもりだったのに、姉より強いのがバレて英雄になったんだが!?
果 一@【弓使い】2巻刊行決定!!
ファンタジー
リクスには、最強の姉がいる。
王国最強と唄われる勇者で、英雄学校の生徒会長。
類い希なる才能と美貌を持つ姉の威光を笠に着て、リクスはとある野望を遂行していた。
『ビバ☆姉さんのスネをかじって生きよう計画!』
何を隠そうリクスは、引きこもりのタダ飯喰らいを人生の目標とする、極めて怠惰な少年だったのだ。
そんな弟に嫌気がさした姉エルザは、ある日リクスに告げる。
「私の通う英雄学校の編入試験、リクスちゃんの名前で登録しておいたからぁ」
その時を境に、リクスの人生は大きく変化する。
英雄学校で様々な事件に巻き込まれ、誰もが舌を巻くほどの強さが露わになって――?
これは、怠惰でろくでなしで、でもちょっぴり心優しい少年が、姉を越える英雄へと駆け上がっていく物語。
※本作はカクヨム・ノベルアップ+・ネオページでも公開しています。カクヨム・ノベルアップ+でのタイトルは『姉(勇者)の威光を借りてニート生活を送るつもりだったのに、姉より強いのがバレて英雄になったんだが!?~穀潰し生活のための奮闘が、なぜか賞賛される流れになった件~』となります。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。