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第三章
17 レオス・ヴィダールは努力する
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窓からさす太陽の光で俺たちは目を覚ました。横を見るとすうすうと寝息を立てて眠っているレイン、これから俺の正式な婚約者になった彼女だ。
プロポーズをしたのはいいものの、結婚自体は学園を卒業するまではお預けだろう。我ながら急に事を進めてしまった感は否めない。それに結婚前にすることではないことをしてしまったという罪悪感もある。
俺はベットから立ち上がり、服を来て顔を洗う。準備が出来てからレインを起こす。
「レイン~、そろそろ起きて」
「うーんまだ眠いー」
「引っぺがす、のはやめておくか」
彼女の服のことを考えてそれはやめておいた。俺は窓を開けて冷たい朝の風を入れて眠気を飛ばしてあげる。
「うーん、寒い。レオス、もう起きたの?」
「起きてるから、お前だけだぞ」
「分かったー」
「ちょっと!」
レインが生まれたままの姿でベットから起き上がる。まあ昨日も見たからどうということは、……やっぱある! 目のやり場に困る。対するレインは寝ぼけて未だに自分の様子が分かっていない模様。もぞもぞと下着と服を探して着ていく。
結局慌てたのは俺だけで終わった。
「昨日は痛かったねー」
「ぐふっ!」
寮で朝定食を食べながら唐突にレインが口にする。そういうのは口走るんじゃない! 俺は慌ててレインの口を塞ぐ。
「ああいうのは、本当は結婚前にしちゃいけないの。黙ってて」
「え! 分かった。シーだね」
「そう、シー」
口に人差し指を持ってきて2人で向き合ってシーと言い合う。あははと笑い声が漏れた。
朝定食を食べ終え、俺たちは寮を後にする。このまま領地に帰ってもよかったが、アインたちがどうなったか少し気になったので寄っていくことにする。
エレオノーラの家は王都にある。基本的にこちらで生活をしているようだ。家の前までいくと3人がいた。
「よう、どうだった」
「どうだったってなに? いや過ごしやすかったよ、僕の家とは大違いだったよ」
「まあ快適だろうな、王都にあってそうじゃなきゃ困るよ」
俺とアインが話しているとエレオノーラが間に入ってきた。
「アイン様とは夜遅くまで語り合いましたのですわ、まあリボーンもいたんですけども」
「へえ、よかったじゃん。ああ俺とレイン今度結婚するわ」
「……へ?」
「だからお前も頑張れよ」
「ちょ……えと、なんですの? 結婚?」
「ああ、そうだ」
レインが少し恥ずかしそうにしている。俺は恥ずかしげもなく発言する。
「ま、そっちが元気そうでよかったよ、押し付けたの俺だし」
「はあ、そうですわね、え? あーうん。そうですわね?」
エレオノーラは完全に混乱している。まあ俺でもうまくいったんだ、ヒロイン補正でどうにかなるだろうから安心してくれよ。俺からも手助けするしさ。
「終わりよければすべてよしってな」
「何の格言?」
「俺の格言だ!」
こうして俺たちのなんとなく過ごしていた学園生活は一つの区切りがついた。それからの事は語ることもない。
それから2年後、俺たちは学園を卒業し俺の領地で結婚式を行っていた。今回の婚姻で俺の領地ウェンド領とレインの領地のクルセント領が合併して全てウェンド領となった。領地経営は父さんから引き継いで俺が行うこととなった。今後の発展次第では伯爵へと陞爵されるのも近い未来にあるかもしれない。
アインとエレオノーラはこの2年で少し関係が進んだ。まだ婚約まではいかないけど友達以上恋人未満ってところだ。まあ貴族なんで恋愛結婚出来るかは分からないから、今後も手助けしてやろうかな。
あの後分かったことだが、突如出現した迷宮は悪魔教が儀式によって召喚したもので、魔力を大量に集めるためだったんだと。それが何の因果かそこら中に出てきてしまって俺がそれをことごとく壊して魔力を集めちゃったから強行手段に出たようだ。
あれから悪魔教の関係者が捕まったとか、教団が解体されたとかの話は聞かない。未だにどこかで息を潜めて機を窺っているのかもしれない。でもそんなことはもう関係ない。何があっても俺が守り切る。それだけの力を身に着けたつもりだ。
「そろそろいいか?」
父さんが控室にいる俺に声をかける。
「いいよ、レインは?」
「後から来るぞ、男は先に待っていろ」
館の扉の前で俺はレインが来るのを待つ。少ししてベールを被ったレインがこちらに寄ってくる。俺はその手を取り、扉を開けて皆からの祝福を受ける。バージンロードを2人で歩く。神父の前まで来て、結婚の誓いを立てる。
「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
「誓います」
「誓います」
そして2人で向き合い、顔を見合わせる。レインの顔にかかっているベールを外し、お互いの結婚指輪を左手の薬指にはめる。
そして俺たちはお互いに見つめ合い、そっと唇を寄せ合う。来客者からは拍手で祝福された。
俺はこの世界に転生してきた時のことを思い出す。
何も自分で出来ない子供だった。周りの人に助けられながら力を追い求めてきた。そして自分を守る力を得た。そうしたら今度は守りたいものが増えた、いや元々守りたかったものを守れる力を手に入れそうだったのかな。
俺にとって大切な人たち、もちろん領民もそうだ。でもやっぱり家族が優先だし使用人も同じだ。それに友人たちもそうだ。なにより一番大切なのはレインだ。
俺は2度目の人生をやり直し、幸せを得た。幸運にもいい出会いに恵まれた。もちろん大変なことはあったし、理不尽な目にもあった。でもこうしてこの世界にこれて本当に良かったと思う。
隣で笑うレインが愛おしい。皆の笑顔が嬉しい。
今度こそこの平和な日々を守り抜こう。
俺が手にしたこの力のすべてをもって。
最強への頂は未だ見えずとも、生涯にわたり挑み続けるだろう。
この先も続く人生の果てまで、俺は努力し続ける。
プロポーズをしたのはいいものの、結婚自体は学園を卒業するまではお預けだろう。我ながら急に事を進めてしまった感は否めない。それに結婚前にすることではないことをしてしまったという罪悪感もある。
俺はベットから立ち上がり、服を来て顔を洗う。準備が出来てからレインを起こす。
「レイン~、そろそろ起きて」
「うーんまだ眠いー」
「引っぺがす、のはやめておくか」
彼女の服のことを考えてそれはやめておいた。俺は窓を開けて冷たい朝の風を入れて眠気を飛ばしてあげる。
「うーん、寒い。レオス、もう起きたの?」
「起きてるから、お前だけだぞ」
「分かったー」
「ちょっと!」
レインが生まれたままの姿でベットから起き上がる。まあ昨日も見たからどうということは、……やっぱある! 目のやり場に困る。対するレインは寝ぼけて未だに自分の様子が分かっていない模様。もぞもぞと下着と服を探して着ていく。
結局慌てたのは俺だけで終わった。
「昨日は痛かったねー」
「ぐふっ!」
寮で朝定食を食べながら唐突にレインが口にする。そういうのは口走るんじゃない! 俺は慌ててレインの口を塞ぐ。
「ああいうのは、本当は結婚前にしちゃいけないの。黙ってて」
「え! 分かった。シーだね」
「そう、シー」
口に人差し指を持ってきて2人で向き合ってシーと言い合う。あははと笑い声が漏れた。
朝定食を食べ終え、俺たちは寮を後にする。このまま領地に帰ってもよかったが、アインたちがどうなったか少し気になったので寄っていくことにする。
エレオノーラの家は王都にある。基本的にこちらで生活をしているようだ。家の前までいくと3人がいた。
「よう、どうだった」
「どうだったってなに? いや過ごしやすかったよ、僕の家とは大違いだったよ」
「まあ快適だろうな、王都にあってそうじゃなきゃ困るよ」
俺とアインが話しているとエレオノーラが間に入ってきた。
「アイン様とは夜遅くまで語り合いましたのですわ、まあリボーンもいたんですけども」
「へえ、よかったじゃん。ああ俺とレイン今度結婚するわ」
「……へ?」
「だからお前も頑張れよ」
「ちょ……えと、なんですの? 結婚?」
「ああ、そうだ」
レインが少し恥ずかしそうにしている。俺は恥ずかしげもなく発言する。
「ま、そっちが元気そうでよかったよ、押し付けたの俺だし」
「はあ、そうですわね、え? あーうん。そうですわね?」
エレオノーラは完全に混乱している。まあ俺でもうまくいったんだ、ヒロイン補正でどうにかなるだろうから安心してくれよ。俺からも手助けするしさ。
「終わりよければすべてよしってな」
「何の格言?」
「俺の格言だ!」
こうして俺たちのなんとなく過ごしていた学園生活は一つの区切りがついた。それからの事は語ることもない。
それから2年後、俺たちは学園を卒業し俺の領地で結婚式を行っていた。今回の婚姻で俺の領地ウェンド領とレインの領地のクルセント領が合併して全てウェンド領となった。領地経営は父さんから引き継いで俺が行うこととなった。今後の発展次第では伯爵へと陞爵されるのも近い未来にあるかもしれない。
アインとエレオノーラはこの2年で少し関係が進んだ。まだ婚約まではいかないけど友達以上恋人未満ってところだ。まあ貴族なんで恋愛結婚出来るかは分からないから、今後も手助けしてやろうかな。
あの後分かったことだが、突如出現した迷宮は悪魔教が儀式によって召喚したもので、魔力を大量に集めるためだったんだと。それが何の因果かそこら中に出てきてしまって俺がそれをことごとく壊して魔力を集めちゃったから強行手段に出たようだ。
あれから悪魔教の関係者が捕まったとか、教団が解体されたとかの話は聞かない。未だにどこかで息を潜めて機を窺っているのかもしれない。でもそんなことはもう関係ない。何があっても俺が守り切る。それだけの力を身に着けたつもりだ。
「そろそろいいか?」
父さんが控室にいる俺に声をかける。
「いいよ、レインは?」
「後から来るぞ、男は先に待っていろ」
館の扉の前で俺はレインが来るのを待つ。少ししてベールを被ったレインがこちらに寄ってくる。俺はその手を取り、扉を開けて皆からの祝福を受ける。バージンロードを2人で歩く。神父の前まで来て、結婚の誓いを立てる。
「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
「誓います」
「誓います」
そして2人で向き合い、顔を見合わせる。レインの顔にかかっているベールを外し、お互いの結婚指輪を左手の薬指にはめる。
そして俺たちはお互いに見つめ合い、そっと唇を寄せ合う。来客者からは拍手で祝福された。
俺はこの世界に転生してきた時のことを思い出す。
何も自分で出来ない子供だった。周りの人に助けられながら力を追い求めてきた。そして自分を守る力を得た。そうしたら今度は守りたいものが増えた、いや元々守りたかったものを守れる力を手に入れそうだったのかな。
俺にとって大切な人たち、もちろん領民もそうだ。でもやっぱり家族が優先だし使用人も同じだ。それに友人たちもそうだ。なにより一番大切なのはレインだ。
俺は2度目の人生をやり直し、幸せを得た。幸運にもいい出会いに恵まれた。もちろん大変なことはあったし、理不尽な目にもあった。でもこうしてこの世界にこれて本当に良かったと思う。
隣で笑うレインが愛おしい。皆の笑顔が嬉しい。
今度こそこの平和な日々を守り抜こう。
俺が手にしたこの力のすべてをもって。
最強への頂は未だ見えずとも、生涯にわたり挑み続けるだろう。
この先も続く人生の果てまで、俺は努力し続ける。
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