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第29話
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中位冒険者用の依頼の紙を眺めていると……私はまだ気になることがあり、シロクに尋ねる。
「シロク、王都に関係する依頼は1ケ月前からあまり変わりませんけど……結界を破棄した影響を受けていないのでしょうか?」
私は王都の依頼を避けようとしたけど、そもそも王都に関する依頼が少なすぎた。
それが奇妙だと感じていると、シロクも同意見なのか頷く。
「なぜか王都だけは、モンスターの襲撃を対処することができているようだ」
シロクの発言を聞いて、気になってしまう。
「王都はこの国の中心ですし、冒険者の人々が頑張っている結果でしょうか?」
推測を話すけど、シロクは首を左右に振った。
「いや……飛行モンスターの襲撃でも、王都の戦力で対処できているようだ」
「王家の戦力だけですか?」
「そうなんだ……エリオース国に、そこまで優秀な者がいるのだろうか……」
シロクも理解できないようで、困惑している様子だ。
王都の戦力で、今のモンスターを倒せるとは思えない。
何かが起きていると考えてしまうけど――私は王都には行きたくなかった。
「シロク、王都に関係する依頼は1ケ月前からあまり変わりませんけど……結界を破棄した影響を受けていないのでしょうか?」
私は王都の依頼を避けようとしたけど、そもそも王都に関する依頼が少なすぎた。
それが奇妙だと感じていると、シロクも同意見なのか頷く。
「なぜか王都だけは、モンスターの襲撃を対処することができているようだ」
シロクの発言を聞いて、気になってしまう。
「王都はこの国の中心ですし、冒険者の人々が頑張っている結果でしょうか?」
推測を話すけど、シロクは首を左右に振った。
「いや……飛行モンスターの襲撃でも、王都の戦力で対処できているようだ」
「王家の戦力だけですか?」
「そうなんだ……エリオース国に、そこまで優秀な者がいるのだろうか……」
シロクも理解できないようで、困惑している様子だ。
王都の戦力で、今のモンスターを倒せるとは思えない。
何かが起きていると考えてしまうけど――私は王都には行きたくなかった。
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