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第64話
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私はロランと恋人になったけど、今の状況に緊張してしまう。
部屋に2人きり……それも、私の部屋だ。
私がロランと話があると言ったけど、恋人同士になると動揺するしかない。
「シエル……いつか渡したいと想い準備していたけど、今が渡す時だろう」
そう言って――ロランが、私に指輪を渡す。
魔力が宿っていて魔法道具だからサイズは勝手に合いそうで、仮面と違って私の意思で外すことができる。
「この指輪は、どんな力を持っているのですか?」
「もしかしたらマクスウェルがシエルを狙うかもしれないから、護身用だ」
「なるほど……」
指輪を受け取って着けることができて、返したくはないと想ってしまう。
私の為に用意してくれた指輪に嬉しくなっていると、ロランが話す。
「マクスウェルを倒せば傍にいてくれるのなら、俺は最速で倒そう……それまで、待っていて欲しい」
私は指輪を眺めながら、ロランの発言に頷く。
「はい……私は、いつまでも待っています」
話を終えて、ロランは明日から異変の理由を調べて、マクスウェル本体を叩こうと決意したようだ。
その間私は学園に通い、元の生活に戻って異変の解決を待つことにする。
そう決めた翌日――マクスウェル達が動き、最後の戦いがはじまろうとしていた。
部屋に2人きり……それも、私の部屋だ。
私がロランと話があると言ったけど、恋人同士になると動揺するしかない。
「シエル……いつか渡したいと想い準備していたけど、今が渡す時だろう」
そう言って――ロランが、私に指輪を渡す。
魔力が宿っていて魔法道具だからサイズは勝手に合いそうで、仮面と違って私の意思で外すことができる。
「この指輪は、どんな力を持っているのですか?」
「もしかしたらマクスウェルがシエルを狙うかもしれないから、護身用だ」
「なるほど……」
指輪を受け取って着けることができて、返したくはないと想ってしまう。
私の為に用意してくれた指輪に嬉しくなっていると、ロランが話す。
「マクスウェルを倒せば傍にいてくれるのなら、俺は最速で倒そう……それまで、待っていて欲しい」
私は指輪を眺めながら、ロランの発言に頷く。
「はい……私は、いつまでも待っています」
話を終えて、ロランは明日から異変の理由を調べて、マクスウェル本体を叩こうと決意したようだ。
その間私は学園に通い、元の生活に戻って異変の解決を待つことにする。
そう決めた翌日――マクスウェル達が動き、最後の戦いがはじまろうとしていた。
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