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魔魚をまた獲ろう

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翌朝、朝食中にアレクは祖父母にお願いした。

アレク「お祖父様、お祖母様、また魔魚を獲り

に行きたいです。」

祖父「そうか、そうか、、でもなー。」

祖父はアレクの両親と自分の息子をみる。

公爵「アレク、楽しかったかい。」

アレク「はい。ダンジョンもですが、、、

魔魚をまた獲りたいです。無理ですか?」

公爵「いや、良いよ。アレクを連れて行って

頂けますか?」

「「「ルーウェンス公爵!」」」

祖父「わかった。行こうか!アレク!」

アレク「はい。先生達もどうですか?」

「「えぇ、行きましょう。」」

祖母「なら、馬車の用意をお願いね!」

執事「はい。わかりました。」


朝食後、海辺に行き、魔魚獲りを始めた!

祖父と剣術の先生が槍を持ち、火魔法を海に放

って、飛び出し魔魚を槍で刺す。


海辺には離れて、アレクを見る人集りが出来て

いた。アレクの足元には聖獣スカイもいる。

オンタニアの教会の者は離れた場所から拝んで

いた。

アレクはゲーム感覚で楽しんでいた。

ルーウェンス公爵の領地では領都に行ったこと

もなく、屋敷の敷地内で遊ぶだけだった。


王都では外食したり、大商会で買い物したり

出来たが、魔魚獲りみたいなドキドキとワクワ

クする楽しさはなかった。

(あー!楽しー。学生時代しか行かなかった、

遊園地やゲームセンターを思い出したよ!

受験にバイトに就活で行かなくなったっけ?

転生して至れり尽くせりな贅沢な生活だけど

庭ではない、外に出て遊ぶのは楽しいなぁ~!)


(アレク!楽しいー?)

(うん。スカイは?)

(楽しいよー!魚?が出て来るの!)

(そうだねー!)



アレク達はオンタニアの領民以外にも見られて

いた。


オンタニアの侯爵家の馬車が1台、離れた場所

に停まっており、馬車の中にはアレクの両親で

ある。

ルーウェンス公爵夫妻にオンタニア侯爵夫妻が

馬車からアレク達を見ていた。

公爵「楽しそうだね!」

「「「えぇ、」」」

アリシア「心配でしたけど、、、」

侯爵「それはそうだろう。」

ルーシー「そうですわ。あんな事があれば、」

公爵「前侯爵夫妻はアレクの為に考えての

行動だったのかもしれないねっ!」

「「「いえ、それは、、」」」


アレクの父親、リード・ルーウェンス公爵の

言葉には同意出来ない他の3人だった。


貴族として生まれ、侯爵家を継ぎ、跡継ぎを

産み育て、領地や領民の為に行動し、孫が出来

て、次代が出来た瞬間に、今後の人生を楽しむ

ことにしたのだ。

侯爵時代でさえ、たまに周りが困る行動をして

いたが、困るのはオンタニア侯爵家と屋敷など

で働く使用人達や私兵だけだった。


前侯爵の子供である、現侯爵当主、アレクの

母親である公爵夫人、嫁いで来た侯爵夫人は

前侯爵夫妻の自由奔放な行動を知っていた。


だから3人は同意出来ない。結果的にアレクが

楽しそうで良かったとしか、、、




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