3 / 12
【1章】幼女に復讐は難しい〜ピュアすぎる兄ができました〜
3.どうか今だけ
しおりを挟む
朝だ。侍女が部屋のカーテンを開けると同時にわたしは目覚める。
(ああ、よく寝た)
あくびを一つ、わたしは顔をゴシゴシと擦る。小さくてぷくぷくした『the赤ん坊』って感じのこぶしは何度みても中々慣れない。だけど、最近は夜中に空腹で目が覚めることは減ったし、少しずつ体がいうことをきくようになってきた気がする。……まあ、誤差の範囲だけど。
「リビーおはよう! 今日もとっても可愛いね」
と、ゼリックが部屋に入ってきた。
(可愛いのはあなたのほうだって!)
もしも自由に喋ることができたら、絶対そう返事をするのにと思いつつ、わたしはニコニコと笑顔を浮かべる。
現世での生家である城が襲われ、この家に連れて来てから一ヶ月。わたしはすっかりこの家――グレゾール伯爵家の一員として馴染んでいた。
引き取られてしばらくの間は、正直言って気が気じゃなかった。わたしの存在が襲撃者にバレているんじゃないか、追っ手が来るんじゃないかってビクビクしながら過ごしていたから。
だけど、この家は城が襲撃されたことが夢だったんじゃないかと思うほど平和そのもの。だんだん身構えているのが馬鹿らしくなってきた。そうして、今に至るのだけど――。
「あのね、今日はお母様がリビーのために果物を準備してくれたんだ。りんごっていうんだよ。甘くてとっても美味しいよ」
すりおろしりんごの入った皿を抱えて、ゼリックが嬉しそうにわたしを見つめている。
この一ヶ月の間に、わたしは離乳食をはじめた。
最初は前世の記憶がある故に、離乳食を口にすることに抵抗があった。グズグズに煮溶けた野菜やパン粥を美味しいとは思えなかったし、飲み込むまでに時間がかかってしまう。せめて自分で食事をしたい――そう思って皿に手を伸ばすものの、上手にできずにたくさんこぼし、悲しくて悔しくて泣いてしまうこともしばしばだった。
だけど、ゼリックやママはそんなわたしに腹を立てず、ニコニコと向き合い続けてくれた。失敗しても「上手だね」って褒めてくれるし、「大丈夫だよ」って励ましてくれる。本当に純粋無垢で、仏のような人たちだとわたしは思う。
「美味しい、リビー?」
「だーうー(美味しいよ、ゼリック)」
ゼリックが差し出したスプーンをパクッとくわえ、もぐもぐと必死で咀嚼する。相変わらずアーとかウーぐらいの声しか出せないけど、これでも言いたいことは伝わるはずだ。現に、ゼリックは嬉しそうに「だよね、美味しいよね」って言って笑っている。わたしも思わずつられて笑った。
「座るのも上手になってきたね。偉いよ、リビー」
ゼリックがそう言って、わたしのことをよしよしと撫でる。前世のわたしは享年十二歳でゼリックよりも年上だけど、褒められると普通に嬉しい。もっと撫でてと頭をつき出したら、ゼリックはわたしを抱きしめながら「いい子いい子!」と笑った。
ここに来てからの一ヶ月間、わたしはいろんなことを頑張るようになった。離乳食や寝返り、おすわりに加えて、ずりばいやハイハイの練習もしている。
早く自分の足で歩けるようになりたい。文字を学んで、自分で調べごとができるようになりたい。そしていずれは祖国の――お父様やお母様の敵を討ちたいと思っている。
そのためには、一分一秒だって無駄にするわけにはいかない。ということで、わたしは必死で離乳食に食らいついていた。
「はい、おしまい」
ゼリックは空っぽの皿をわたしに見せ、頭を優しく撫でてくれる。それから、侍女たちがわたしの口の周りを拭いてくれる様子を目を細めて眺めていた。
「少し休憩したら僕と一緒にお外に行こうか。お花がとっても綺麗なんだよ。きっとリビーも気にいるよ」
(お花、見たい!)
言葉のかわりに手足をバタつかせると、ゼリックは「うんうん、楽しみだね」ってニコリと笑う。
三十分後、ゼリックとわたしは外に出かけた。
伯爵邸の庭は本当に綺麗だ。季節の花々が咲き乱れていて、見ているだけでとても楽しい。
「リビー、チューリップだよ。綺麗だね」
乳母車を押しながらゼリックが言う。
この世界は前世と繋がってはいないものの、似通っているものがたくさんある。花や植物、果物や動物なんかはいい例だ。文明は――小学校レベルの歴史しか学んでいないわたしにはよくわからないけど、前世ほどは発達していない。そのかわり、魔法を使える人がチラホラいて、生活の不便な部分を補ってくれているらしい。
「パパにも見せたいね。次はいつ帰ってくるのかな?」
と、ゼリックがしょんぼり肩を落とした。
ゼリックの父親はジルヴィロスキー王国に勤める魔術師だ。忙しいためか帰宅するのは数日に一回なので、ゼリックはいつも寂しそうにしている。
「いつもはね、こんなに忙しくないんだよ。だけど、最近はあんまり帰ってこないんだ」
(そうなの?)
ゼリックと一緒に庭を眺めつつ、わたしは考えを巡らせる。
いつもより忙しい――それはきっと、わたしの祖国、サウジェリアンナ王国の後始末があるからだろう。
この一ヶ月、情報がないなりに自分で考えてみた。誰がわたしの城を、サウジェリアンナ王国を襲ったのか。
ゼリックの父親は王宮魔術師だ。彼――パパはあの夜、わたしの城にいた。状況から判断して、襲撃犯の一味だった可能性が高い。つまり、パパの雇い主であるジルヴィロスキー王国の国王が襲撃を指示したんだと思う。
(わたしはいずれ、ジルヴィロスキー王国に復讐をしなければならない)
復讐なんて、なにをどうやったらいいかなんてわからない。だけど、はじめてわたしを愛してくれた人々を奪った報いは必ず受けてもらわなきゃ。そのために、一刻も早く成長しなきゃって思うんだけど。
「だけどね、リビーがいてくれるから僕は寂しくないんだよ」
(うっ……!)
良心の権化であるゼリックが側にいると、どうにも毒気を抜かれてしまう。
ハイハイを頑張らなきゃって思っていても、ゼリックに抱っこをしてもらうとひたすら甘えたくなるし、起きていられる時間を延ばしたいと思っても、ゼリックのトントンには抗えない。本当に赤子泣かせのお兄様だ。
今だって、乳母車の揺れがあまりにも心地よくて、だんだん眠たくなってきてしまった。
「ねんねしていいよ。起きたら僕が絵本を読んであげるからね」
ゼリックが笑う。たったそれだけのことなのに、心と体が温かくなった気がした。
(今はまだ、ゆっくりしていてもいいよね)
足掻いても、すぐに大きくなれるわけじゃない。身体能力も言語能力も、まだまだ身に着けられないんだもの。
だから、どうか今だけ。赤ん坊としての日々を謳歌させてもらいたい――そんなことを思いながら、わたしは目をつぶるのだった。
(ああ、よく寝た)
あくびを一つ、わたしは顔をゴシゴシと擦る。小さくてぷくぷくした『the赤ん坊』って感じのこぶしは何度みても中々慣れない。だけど、最近は夜中に空腹で目が覚めることは減ったし、少しずつ体がいうことをきくようになってきた気がする。……まあ、誤差の範囲だけど。
「リビーおはよう! 今日もとっても可愛いね」
と、ゼリックが部屋に入ってきた。
(可愛いのはあなたのほうだって!)
もしも自由に喋ることができたら、絶対そう返事をするのにと思いつつ、わたしはニコニコと笑顔を浮かべる。
現世での生家である城が襲われ、この家に連れて来てから一ヶ月。わたしはすっかりこの家――グレゾール伯爵家の一員として馴染んでいた。
引き取られてしばらくの間は、正直言って気が気じゃなかった。わたしの存在が襲撃者にバレているんじゃないか、追っ手が来るんじゃないかってビクビクしながら過ごしていたから。
だけど、この家は城が襲撃されたことが夢だったんじゃないかと思うほど平和そのもの。だんだん身構えているのが馬鹿らしくなってきた。そうして、今に至るのだけど――。
「あのね、今日はお母様がリビーのために果物を準備してくれたんだ。りんごっていうんだよ。甘くてとっても美味しいよ」
すりおろしりんごの入った皿を抱えて、ゼリックが嬉しそうにわたしを見つめている。
この一ヶ月の間に、わたしは離乳食をはじめた。
最初は前世の記憶がある故に、離乳食を口にすることに抵抗があった。グズグズに煮溶けた野菜やパン粥を美味しいとは思えなかったし、飲み込むまでに時間がかかってしまう。せめて自分で食事をしたい――そう思って皿に手を伸ばすものの、上手にできずにたくさんこぼし、悲しくて悔しくて泣いてしまうこともしばしばだった。
だけど、ゼリックやママはそんなわたしに腹を立てず、ニコニコと向き合い続けてくれた。失敗しても「上手だね」って褒めてくれるし、「大丈夫だよ」って励ましてくれる。本当に純粋無垢で、仏のような人たちだとわたしは思う。
「美味しい、リビー?」
「だーうー(美味しいよ、ゼリック)」
ゼリックが差し出したスプーンをパクッとくわえ、もぐもぐと必死で咀嚼する。相変わらずアーとかウーぐらいの声しか出せないけど、これでも言いたいことは伝わるはずだ。現に、ゼリックは嬉しそうに「だよね、美味しいよね」って言って笑っている。わたしも思わずつられて笑った。
「座るのも上手になってきたね。偉いよ、リビー」
ゼリックがそう言って、わたしのことをよしよしと撫でる。前世のわたしは享年十二歳でゼリックよりも年上だけど、褒められると普通に嬉しい。もっと撫でてと頭をつき出したら、ゼリックはわたしを抱きしめながら「いい子いい子!」と笑った。
ここに来てからの一ヶ月間、わたしはいろんなことを頑張るようになった。離乳食や寝返り、おすわりに加えて、ずりばいやハイハイの練習もしている。
早く自分の足で歩けるようになりたい。文字を学んで、自分で調べごとができるようになりたい。そしていずれは祖国の――お父様やお母様の敵を討ちたいと思っている。
そのためには、一分一秒だって無駄にするわけにはいかない。ということで、わたしは必死で離乳食に食らいついていた。
「はい、おしまい」
ゼリックは空っぽの皿をわたしに見せ、頭を優しく撫でてくれる。それから、侍女たちがわたしの口の周りを拭いてくれる様子を目を細めて眺めていた。
「少し休憩したら僕と一緒にお外に行こうか。お花がとっても綺麗なんだよ。きっとリビーも気にいるよ」
(お花、見たい!)
言葉のかわりに手足をバタつかせると、ゼリックは「うんうん、楽しみだね」ってニコリと笑う。
三十分後、ゼリックとわたしは外に出かけた。
伯爵邸の庭は本当に綺麗だ。季節の花々が咲き乱れていて、見ているだけでとても楽しい。
「リビー、チューリップだよ。綺麗だね」
乳母車を押しながらゼリックが言う。
この世界は前世と繋がってはいないものの、似通っているものがたくさんある。花や植物、果物や動物なんかはいい例だ。文明は――小学校レベルの歴史しか学んでいないわたしにはよくわからないけど、前世ほどは発達していない。そのかわり、魔法を使える人がチラホラいて、生活の不便な部分を補ってくれているらしい。
「パパにも見せたいね。次はいつ帰ってくるのかな?」
と、ゼリックがしょんぼり肩を落とした。
ゼリックの父親はジルヴィロスキー王国に勤める魔術師だ。忙しいためか帰宅するのは数日に一回なので、ゼリックはいつも寂しそうにしている。
「いつもはね、こんなに忙しくないんだよ。だけど、最近はあんまり帰ってこないんだ」
(そうなの?)
ゼリックと一緒に庭を眺めつつ、わたしは考えを巡らせる。
いつもより忙しい――それはきっと、わたしの祖国、サウジェリアンナ王国の後始末があるからだろう。
この一ヶ月、情報がないなりに自分で考えてみた。誰がわたしの城を、サウジェリアンナ王国を襲ったのか。
ゼリックの父親は王宮魔術師だ。彼――パパはあの夜、わたしの城にいた。状況から判断して、襲撃犯の一味だった可能性が高い。つまり、パパの雇い主であるジルヴィロスキー王国の国王が襲撃を指示したんだと思う。
(わたしはいずれ、ジルヴィロスキー王国に復讐をしなければならない)
復讐なんて、なにをどうやったらいいかなんてわからない。だけど、はじめてわたしを愛してくれた人々を奪った報いは必ず受けてもらわなきゃ。そのために、一刻も早く成長しなきゃって思うんだけど。
「だけどね、リビーがいてくれるから僕は寂しくないんだよ」
(うっ……!)
良心の権化であるゼリックが側にいると、どうにも毒気を抜かれてしまう。
ハイハイを頑張らなきゃって思っていても、ゼリックに抱っこをしてもらうとひたすら甘えたくなるし、起きていられる時間を延ばしたいと思っても、ゼリックのトントンには抗えない。本当に赤子泣かせのお兄様だ。
今だって、乳母車の揺れがあまりにも心地よくて、だんだん眠たくなってきてしまった。
「ねんねしていいよ。起きたら僕が絵本を読んであげるからね」
ゼリックが笑う。たったそれだけのことなのに、心と体が温かくなった気がした。
(今はまだ、ゆっくりしていてもいいよね)
足掻いても、すぐに大きくなれるわけじゃない。身体能力も言語能力も、まだまだ身に着けられないんだもの。
だから、どうか今だけ。赤ん坊としての日々を謳歌させてもらいたい――そんなことを思いながら、わたしは目をつぶるのだった。
23
あなたにおすすめの小説
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。
尾道小町
恋愛
登場人物紹介
ヴィヴィアン・ジュード伯爵令嬢
17歳、長女で爵位はシェーンより低が、ジュード伯爵家には莫大な資産があった。
ドン・ジュード伯爵令息15歳姉であるヴィヴィアンが大好きだ。
シェーン・ロングベルク公爵 25歳
結婚しろと回りは五月蝿いので大富豪、伯爵令嬢と結婚した。
ユリシリーズ・グレープ補佐官23歳
優秀でシェーンに、こき使われている。
コクロイ・ルビーブル伯爵令息18歳
ヴィヴィアンの幼馴染み。
アンジェイ・ドルバン伯爵令息18歳
シェーンの元婚約者。
ルーク・ダルシュール侯爵25歳
嫁の父親が行方不明でシェーン公爵に相談する。
ミランダ・ダルシュール侯爵夫人20歳、父親が行方不明。
ダン・ドリンク侯爵37歳行方不明。
この国のデビット王太子殿下23歳、婚約者ジュリアン・スチール公爵令嬢が居るのにヴィヴィアンの従妹に興味があるようだ。
ジュリエット・スチール公爵令嬢18歳
ロミオ王太子殿下の婚約者。
ヴィヴィアンの従兄弟ヨシアン・スプラット伯爵令息19歳
私と旦那様は婚約前1度お会いしただけで、結婚式は私と旦那様と出席者は無しで式は10分程で終わり今は2人の寝室?のベッドに座っております、旦那様が仰いました。
一度だけだ其れ以上閨を共にするつもりは無いと旦那様に宣言されました。
正直まだ愛情とか、ありませんが旦那様である、この方の言い分は最低ですよね?
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件
水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
以後、
寝室は強制統合
常時抱っこ移動
一秒ごとに更新される溺愛
妻を傷つける者には容赦なし宣言
甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。
さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――?
自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。
溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?
水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。
私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる