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【1章】幼女に復讐は難しい〜ピュアすぎる兄ができました〜
5.リビーのおねだり
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時が流れるのは案外早い。わたしは五歳に成長していた。
この二年の間に、できることが格段に増えた。文字をスラスラ読めるようになったし、書けるようにもなった。魔法も多少は扱えるようになってきたし、きちんとした淑女教育を受けはじめた。
(本当は『神童』って呼ばれるのが理想だったんだけどね)
王太子妃候補ってきっと、家柄や頭の良さから選ぶことが多いでしょう? 前世で十三歳まで生きた記憶を駆使すれば、現世で無双できるんじゃないかって、わたしはちょっとだけ期待をしていた。
だけど、我が家には出来の良すぎる長子――ゼリックがいる。
わたしだって同世代の女の子と比べたらそこそこいい線いくんだけど、ゼリックの実績がすごすぎたため、まったく目立つことができなかった。
ゼリックときたら、一度読んだものは読み返す必要なく覚えてしまうし、大人でも理解困難な数式を解き、新たな魔法具を産み出し、近隣の領地で災害が起きた際には治癒魔法でたくさんの人を救ったということで、周囲から一目も二目も置かれている。
今日なんかは王宮から使者が来て、ゼリックになんらかの勧誘をしているみたい。
(だけど、ここからじゃなにを話しているか聞こえないよ)
応接室の外側から、わたしは耳をそばだてる。
最初はゼリックの腕にしがみついて、一緒に応接室に入らせてもらおうかと企んだ。だけど、そのせいで使者から『リビーは子供っぽいから王太子妃候補にふさわしくない』って思われたら嫌だったので、我慢することにしたのだ。
(自然に部屋の中に入るためには……と!)
ちょうどいいところに、侍女がお茶やお菓子を持って応接室にやってきた。
「ねえ、わたしもお手伝いしたい!」
「まあ、お嬢様……けれど」
「お兄様の大事なお客様だもの。わたしがおもてなししなきゃ、でしょう?」
一所懸命に瞳を輝かせてそう言うと、侍女たちは大いに心を打たれたらしい。わたしにお茶菓子のトレーをひとつ持たせてくれた。……この家の住人たちは、わたしとゼリックの義兄妹愛にめっぽう弱いのだ。
「失礼いたします」
侍女たちのあとに続いて、わたしは応接室に入る。すると、お父様やお母様、ゼリックがこちらを一斉に見た。
「リビー!」
ゼリックがわたしを見てふにゃりと柔らかな笑みを浮かべる。あまりの愛らしさに心臓がキュンと跳ねた。
(十歳になってもこの純粋さ、可愛さは罪よね……!)
前世のわたしがゼリックと同じぐらいだったときは、もっとガッツリ擦れていたと思う。もちろん、生育環境の差は大きいけれど、思い返してみればこの時期のクラスメイトたちだって結構ひどかった。からかったりイジメをしたり、ふざけたり騒いだり、全然いい思い出がない。
「お手伝いしてくれてるの?」
「ええ」
返事をして微笑むと、ゼリックがよしよしと撫でてくれる。相変わらずゼリックは超がつくほどわたしに甘い。あっという間に場の雰囲気がふわりと柔らかくなった。
「なんのお話をしていたんですか?」
「ああ、リビーは気にしなくていいよ」
(ん?)
珍しい。普段はわたしに激甘で、なんでも教えてくれるゼリックなのに。正直、これまでゼリックに話をはぐらかされたことなんてない。怪しすぎる、とわたしはゼリックを見つめた。
「リビーにはまだ早いからね」
「そんなことありません。わたし、ちゃんとわかりますもの」
これまでゼリックにそんなことを言われたことがないわたしは、思わず唇を尖らせてしまう。
「ゼリックにね、王太子殿下の側近候補にならないかってお話が来ているんだよ」
「王太子殿下の?」
見かねたパパが事情をこっそり打ち明けてくれた。
(ゼリックが王太子の側近だなんて! わたしの復讐計画を進められるチャンスじゃない!)
まずは王家に近づかなければ話にならないもの。瞳を輝かせるわたしとは反対に、ゼリックが不服そうな表情でパパを見る。
「お父様……」
「いいじゃないか、いずれはリビーも知ることになるんだし」
「いえ、僕はお断りをしようと思っているので」
(お断り!?)
嘘でしょう? そんなことされたらとても困る!
お兄様が王太子に気に入られたら、わたしの復讐計画が一気に進められるのに!
(なんとしてもお兄様の気持ちを変えさせないと)
わたしはギュッと拳を握った。
「わあ、お兄様すごい! 王太子殿下の側近なんて本当に素敵! わたし、お兄様が側近になったら、ますますお兄様を尊敬してしまいます!」
「リビー……」
ゼリックが困ったようにわたしを見る。
効いている! もう一押しだ! わたしは上目遣いでゼリックを見つめた。
「わたし、お城に行ってみたいなぁ。大好きなお兄様と一緒に、行ってみたいなぁ」
「それは……」
わたしと一緒にパパやママ、王宮からの使者が期待の眼差しをゼリックに向ける。誠実なゼリックにはこれは相当こたえるだろう。
「お願いしますお兄様、わたしのためにこのお話を受けてください」
「うっ……」
お兄様は眩しそうに目を細め、わたしと使者とを交互に見る。それからしばらくして「わかったよ」とため息をついた。
「ありがとうございます!」
わたしが喜ぶと同時に、穏やかな空気が応接室に流れる。これ、我ながらいい仕事をしたのでは?
「……リビー、この貸しは高くつくからね」
「え?」
そのとき、ゼリックにそう囁かれてわたしは思わず首を傾げる。
「どういう意味?」
「うん? そのままの意味だよ?」
ゼリックがニコリと微笑む。
(そのまま……貸しってことは、いつか返さなきゃいけないってことよね。それが高くつくってことは、わたしがゼリックに恩返しをしなきゃいけないってことでいいのかな)
合っているかはわからないけど「わかった」ってこたえたら、ゼリックはいい子だねとわたしを撫でるのだった。
この二年の間に、できることが格段に増えた。文字をスラスラ読めるようになったし、書けるようにもなった。魔法も多少は扱えるようになってきたし、きちんとした淑女教育を受けはじめた。
(本当は『神童』って呼ばれるのが理想だったんだけどね)
王太子妃候補ってきっと、家柄や頭の良さから選ぶことが多いでしょう? 前世で十三歳まで生きた記憶を駆使すれば、現世で無双できるんじゃないかって、わたしはちょっとだけ期待をしていた。
だけど、我が家には出来の良すぎる長子――ゼリックがいる。
わたしだって同世代の女の子と比べたらそこそこいい線いくんだけど、ゼリックの実績がすごすぎたため、まったく目立つことができなかった。
ゼリックときたら、一度読んだものは読み返す必要なく覚えてしまうし、大人でも理解困難な数式を解き、新たな魔法具を産み出し、近隣の領地で災害が起きた際には治癒魔法でたくさんの人を救ったということで、周囲から一目も二目も置かれている。
今日なんかは王宮から使者が来て、ゼリックになんらかの勧誘をしているみたい。
(だけど、ここからじゃなにを話しているか聞こえないよ)
応接室の外側から、わたしは耳をそばだてる。
最初はゼリックの腕にしがみついて、一緒に応接室に入らせてもらおうかと企んだ。だけど、そのせいで使者から『リビーは子供っぽいから王太子妃候補にふさわしくない』って思われたら嫌だったので、我慢することにしたのだ。
(自然に部屋の中に入るためには……と!)
ちょうどいいところに、侍女がお茶やお菓子を持って応接室にやってきた。
「ねえ、わたしもお手伝いしたい!」
「まあ、お嬢様……けれど」
「お兄様の大事なお客様だもの。わたしがおもてなししなきゃ、でしょう?」
一所懸命に瞳を輝かせてそう言うと、侍女たちは大いに心を打たれたらしい。わたしにお茶菓子のトレーをひとつ持たせてくれた。……この家の住人たちは、わたしとゼリックの義兄妹愛にめっぽう弱いのだ。
「失礼いたします」
侍女たちのあとに続いて、わたしは応接室に入る。すると、お父様やお母様、ゼリックがこちらを一斉に見た。
「リビー!」
ゼリックがわたしを見てふにゃりと柔らかな笑みを浮かべる。あまりの愛らしさに心臓がキュンと跳ねた。
(十歳になってもこの純粋さ、可愛さは罪よね……!)
前世のわたしがゼリックと同じぐらいだったときは、もっとガッツリ擦れていたと思う。もちろん、生育環境の差は大きいけれど、思い返してみればこの時期のクラスメイトたちだって結構ひどかった。からかったりイジメをしたり、ふざけたり騒いだり、全然いい思い出がない。
「お手伝いしてくれてるの?」
「ええ」
返事をして微笑むと、ゼリックがよしよしと撫でてくれる。相変わらずゼリックは超がつくほどわたしに甘い。あっという間に場の雰囲気がふわりと柔らかくなった。
「なんのお話をしていたんですか?」
「ああ、リビーは気にしなくていいよ」
(ん?)
珍しい。普段はわたしに激甘で、なんでも教えてくれるゼリックなのに。正直、これまでゼリックに話をはぐらかされたことなんてない。怪しすぎる、とわたしはゼリックを見つめた。
「リビーにはまだ早いからね」
「そんなことありません。わたし、ちゃんとわかりますもの」
これまでゼリックにそんなことを言われたことがないわたしは、思わず唇を尖らせてしまう。
「ゼリックにね、王太子殿下の側近候補にならないかってお話が来ているんだよ」
「王太子殿下の?」
見かねたパパが事情をこっそり打ち明けてくれた。
(ゼリックが王太子の側近だなんて! わたしの復讐計画を進められるチャンスじゃない!)
まずは王家に近づかなければ話にならないもの。瞳を輝かせるわたしとは反対に、ゼリックが不服そうな表情でパパを見る。
「お父様……」
「いいじゃないか、いずれはリビーも知ることになるんだし」
「いえ、僕はお断りをしようと思っているので」
(お断り!?)
嘘でしょう? そんなことされたらとても困る!
お兄様が王太子に気に入られたら、わたしの復讐計画が一気に進められるのに!
(なんとしてもお兄様の気持ちを変えさせないと)
わたしはギュッと拳を握った。
「わあ、お兄様すごい! 王太子殿下の側近なんて本当に素敵! わたし、お兄様が側近になったら、ますますお兄様を尊敬してしまいます!」
「リビー……」
ゼリックが困ったようにわたしを見る。
効いている! もう一押しだ! わたしは上目遣いでゼリックを見つめた。
「わたし、お城に行ってみたいなぁ。大好きなお兄様と一緒に、行ってみたいなぁ」
「それは……」
わたしと一緒にパパやママ、王宮からの使者が期待の眼差しをゼリックに向ける。誠実なゼリックにはこれは相当こたえるだろう。
「お願いしますお兄様、わたしのためにこのお話を受けてください」
「うっ……」
お兄様は眩しそうに目を細め、わたしと使者とを交互に見る。それからしばらくして「わかったよ」とため息をついた。
「ありがとうございます!」
わたしが喜ぶと同時に、穏やかな空気が応接室に流れる。これ、我ながらいい仕事をしたのでは?
「……リビー、この貸しは高くつくからね」
「え?」
そのとき、ゼリックにそう囁かれてわたしは思わず首を傾げる。
「どういう意味?」
「うん? そのままの意味だよ?」
ゼリックがニコリと微笑む。
(そのまま……貸しってことは、いつか返さなきゃいけないってことよね。それが高くつくってことは、わたしがゼリックに恩返しをしなきゃいけないってことでいいのかな)
合っているかはわからないけど「わかった」ってこたえたら、ゼリックはいい子だねとわたしを撫でるのだった。
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