304 / 718
Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.2-92 こちとらずっと、あぐらかいておらず
しおりを挟む
―――キンニンコングの生み出す臭気の濃さは、空間にじっとりと広がって色合いがくっきりと出されており、どれほどの臭さが充満しているのか目に見てわかりやすい状態となっていく。
それはまるで、空気のドームとなっているようで、周囲を次々と飲み込んで広がっていく。
どれほどの臭さが、その濃さを保って広がっていくのか。
それがすべてを覆いつくすまではまだまだ時間がかかりそうだが、星全体を包み込みかねないほどの規模であり、その中に入ってしまえば牧場中のモンスターたちの命にかかわりかねないだろう。
いや、キンニンコング自体もザマスリア一味によるチューニングがしっかりと施されているのか、相当な強さを持ち、まるで一種のレイドボスのようだと思ってもおかしくないのかもしれない。
「…この濃さは厳しいが…それでも脱出できないことはないか」
ぼんっと音を立てて、濃厚な悪臭のドームから僕らは脱出しつつ、いったん距離を取った。
脇にはミーちゃんを抱えているが、あの悪臭に先にやられてしまっているようで、すぐに動けない様子。
「本当に、RMPのスキルが使えて良かった。シアのほうのジェットパック装置が利用できたな」
シア…ドラゴノイドなそのボディの前は、中三病さんが作り上げた使用人のボディ。
対ティラリアさん用として備え付けられていた様々なギミックの30%ぐらいは、種族がドラゴノイドになったせいか使用不可能になっていたようだが、それでも高速移動用のジェットパックなどのギミックはまだ使用可能だったようで、テイムモンスターということもあってRMPのスキルで使用することが可能な対象品になっていたようである。
黒き女神の第二形態もある程度は飛翔が可能だったりするが、それでも飛ぶ速度は知れており、高速で動けるものがあればそれを利用したほうが良いと思ったが、こういう時に役に立つとは思いもしなかった。
【ウホニクホォォォォォン!!】
『おーっほっほっほっほ!!姿が変わったようざますが、脱出するのが精いっぱいの様子ざますねぇ!!あまりにもひどすぎる悪臭が濃厚すぎて姿が見えないけれども、距離を取って逃げているのが手に取るようにわかるざます!!』
外部スピーカーとやらで、キンニンコングの中にいるザマスリア一味が高笑いを上げているようだが、このまま好き勝手させるわけにはいかないだろう。
この星はミーちゃんの牧場であり、その全てが悪臭に包まれるわけにはいかないのだ。
「とはいえ、あれはどうやって相手にすべきか…」
ふざけた中年悪党一味と思っていたが、色々なモンスターを各地で狩りまくっていただけあって、経験値も相当積んでいたらしく、中々手ごわい相手になっている様子。
そのうえ、キンニンコングというふざけたニンニク頭巨大ゴリラのせいで、悪臭の防壁が常時纏われている状態であり、近接戦闘も厳しいだろう。同じゴリラでもゴリラマンさんのほうがどれだけ優しかったのかよー-くわかるな。
だけど、遠距離攻撃をしたくとも、このすさまじい悪臭の壁は物理的な強さも持っているようで、マリーの毒の霧などと違って可燃性の性質も持っておらず、遠くから火を投げて爆発させることもできなければ、ルトの電撃やネアの糸、コユキの吹雪等の遠距離攻撃の効果も薄いだろう。
「うぐぐぐ…なんて、ひどい臭いだ…」
「あ、ミーちゃん気が付いた?大丈夫?」
「なんとか…でも、HPとかはまだ大丈夫だけど、メンタルダメージのほうが酷いかな…」
アルケディア・オンラインはVRMMOではあるが、感じられる感覚は設定次第でよりリアルなものに近く感じられるようになっている。
そのせいで、あの悪臭もリアルで受けるようなものに近くなっており、あの臭さも現実で感じ取れるような代物になったのだろう。
…というか、あのザマスリア一味が何やらミーちゃんの情報を集めた結果、あの兵器を作り上げたみたいなことを言っていたが、なんでキンニンコングなんて言うふざけているようですさまじいものを用意したのだろうか。
あんな悪臭、誰だって苦手というか、来る前に吹き飛ばしたいと思うが…うん、考えていてもきりがないし、今はどう対応するか考えないといけない。
「牧場の用心棒が起きてくれればいいけど、地中深くで寝ているなら気が付くまで時間がかかるし、そもそも臭気がすさまじいいから…他のテイムモンスターも、全員鼻があるから厳しいね」
悪臭への対抗手段と考えると、まずは嗅覚のほうをどうにかしたほうが良いだろう。
だが、良くも悪くもレアだったりするようなモンスターたちは敵になりそうな相手をすぐに見つけるためか嗅覚が優れている奴も多いようで、あの悪臭地獄で動けるのはほとんどない様子。
「僕のほうも、皆厳しいかな…黒き女神の姿でどうにか脱出したけど、まともな相手は無理か」
いくら女神の力があっても、相手が最悪の悪臭の塊ならば厳しいところ。
いっそ鼻がないような、嗅覚そのものが最初から無いような存在じゃないと話になりにくい…いや、待てよ?
「あ、そうだ。鼻がない存在を最初から作ればいいのか」
「え?ハル何か方法があるの?」
「うん、方法あったよ」
最初から嗅覚を有さないような存在を作れば早い話で、その方法はある。
一応、作るというのかどうかという微妙さはあるが…それでも、手段としてはこれがあるだろう。
「コユキの『雪兵召喚』!!」
RMPのスキルでコユキの持つ雪兵を呼び出すスキルを使用させてもらう。
本来は雪だるまみたいな兵士たちを呼び出すものなのだが、そこそこ呼び出せる量やそのサイズや見た目等カスタマイズできることが使用するたびにわかってきたことがある。
もちろん、黒き女神の状態で使用すればより強化できるが…今回は強化というか弱体化というか、その呼び出せる範囲を少しだけ変えれば良い。
【【【ユキユッキーーーーー!!】】】
「わーお!大量の雪だるまたちが出現して…あ、もしかして」
出現してきた大量の雪だるまの姿をした兵士たちを見て、ミーちゃんも察したようだ。
そう、雪だるまといえば様々なパーツを付けて顔を作り上げるのだが、今回のこいつらはその中でも「鼻」になるような人参とか木の枝などがない者たちである。
念のために、香りをかげないかテストさせてみたが、鼻がないので匂いも感じ取れないことが確認できた。
「鼻無し雪だるま兵…これなら、あの悪臭の中でも行動できるはずだ」
「でも、数は多く出せてもそのあとはどうする?あいつら、結構強そうだけど」
「単純な数の暴力じゃ勝てなさそうなのは理解できているからね。でも、何も兵士たちだけで攻撃してやっつけろなんて無茶な命令はしないよ」
「というと?」
「…ちょっと前に、実家で母さんから伝手を教えてもらってね。あるレシピも得ておいたんだよ」
悪臭の渦に包まれているキンニンコングに対して、雪兵たちだけの攻撃力で勝利しろというのは厳しいところがある。
だが、何も雪兵だけで攻める意味もなく…使えるものがあれば、どんどん使ってしまうのが良いだろう。
そう思い、あるものを僕らは増産し始め、雪兵たちへ渡していくのであった…
「うわぁ…これ確かにやばそうだけど、特攻みたいにならないかな?」
「流石に呼び出せても、そんなことをさせるのはちょっと心が痛むから、できるだけ大丈夫そうなものを選んだけど…まぁ、後始末のほうが大変ぐらいかな?」
…相手がゴリラでよかったかもしれない。これがドラゴンとかメタル系の敵とかだったら、また違う方法を取らないといけないからなぁ。まだ楽な方法を…うーん、外部にばれたらこれはこれで争いの火種になりかねないけど、秘密にしておけばいい話か。
それはまるで、空気のドームとなっているようで、周囲を次々と飲み込んで広がっていく。
どれほどの臭さが、その濃さを保って広がっていくのか。
それがすべてを覆いつくすまではまだまだ時間がかかりそうだが、星全体を包み込みかねないほどの規模であり、その中に入ってしまえば牧場中のモンスターたちの命にかかわりかねないだろう。
いや、キンニンコング自体もザマスリア一味によるチューニングがしっかりと施されているのか、相当な強さを持ち、まるで一種のレイドボスのようだと思ってもおかしくないのかもしれない。
「…この濃さは厳しいが…それでも脱出できないことはないか」
ぼんっと音を立てて、濃厚な悪臭のドームから僕らは脱出しつつ、いったん距離を取った。
脇にはミーちゃんを抱えているが、あの悪臭に先にやられてしまっているようで、すぐに動けない様子。
「本当に、RMPのスキルが使えて良かった。シアのほうのジェットパック装置が利用できたな」
シア…ドラゴノイドなそのボディの前は、中三病さんが作り上げた使用人のボディ。
対ティラリアさん用として備え付けられていた様々なギミックの30%ぐらいは、種族がドラゴノイドになったせいか使用不可能になっていたようだが、それでも高速移動用のジェットパックなどのギミックはまだ使用可能だったようで、テイムモンスターということもあってRMPのスキルで使用することが可能な対象品になっていたようである。
黒き女神の第二形態もある程度は飛翔が可能だったりするが、それでも飛ぶ速度は知れており、高速で動けるものがあればそれを利用したほうが良いと思ったが、こういう時に役に立つとは思いもしなかった。
【ウホニクホォォォォォン!!】
『おーっほっほっほっほ!!姿が変わったようざますが、脱出するのが精いっぱいの様子ざますねぇ!!あまりにもひどすぎる悪臭が濃厚すぎて姿が見えないけれども、距離を取って逃げているのが手に取るようにわかるざます!!』
外部スピーカーとやらで、キンニンコングの中にいるザマスリア一味が高笑いを上げているようだが、このまま好き勝手させるわけにはいかないだろう。
この星はミーちゃんの牧場であり、その全てが悪臭に包まれるわけにはいかないのだ。
「とはいえ、あれはどうやって相手にすべきか…」
ふざけた中年悪党一味と思っていたが、色々なモンスターを各地で狩りまくっていただけあって、経験値も相当積んでいたらしく、中々手ごわい相手になっている様子。
そのうえ、キンニンコングというふざけたニンニク頭巨大ゴリラのせいで、悪臭の防壁が常時纏われている状態であり、近接戦闘も厳しいだろう。同じゴリラでもゴリラマンさんのほうがどれだけ優しかったのかよー-くわかるな。
だけど、遠距離攻撃をしたくとも、このすさまじい悪臭の壁は物理的な強さも持っているようで、マリーの毒の霧などと違って可燃性の性質も持っておらず、遠くから火を投げて爆発させることもできなければ、ルトの電撃やネアの糸、コユキの吹雪等の遠距離攻撃の効果も薄いだろう。
「うぐぐぐ…なんて、ひどい臭いだ…」
「あ、ミーちゃん気が付いた?大丈夫?」
「なんとか…でも、HPとかはまだ大丈夫だけど、メンタルダメージのほうが酷いかな…」
アルケディア・オンラインはVRMMOではあるが、感じられる感覚は設定次第でよりリアルなものに近く感じられるようになっている。
そのせいで、あの悪臭もリアルで受けるようなものに近くなっており、あの臭さも現実で感じ取れるような代物になったのだろう。
…というか、あのザマスリア一味が何やらミーちゃんの情報を集めた結果、あの兵器を作り上げたみたいなことを言っていたが、なんでキンニンコングなんて言うふざけているようですさまじいものを用意したのだろうか。
あんな悪臭、誰だって苦手というか、来る前に吹き飛ばしたいと思うが…うん、考えていてもきりがないし、今はどう対応するか考えないといけない。
「牧場の用心棒が起きてくれればいいけど、地中深くで寝ているなら気が付くまで時間がかかるし、そもそも臭気がすさまじいいから…他のテイムモンスターも、全員鼻があるから厳しいね」
悪臭への対抗手段と考えると、まずは嗅覚のほうをどうにかしたほうが良いだろう。
だが、良くも悪くもレアだったりするようなモンスターたちは敵になりそうな相手をすぐに見つけるためか嗅覚が優れている奴も多いようで、あの悪臭地獄で動けるのはほとんどない様子。
「僕のほうも、皆厳しいかな…黒き女神の姿でどうにか脱出したけど、まともな相手は無理か」
いくら女神の力があっても、相手が最悪の悪臭の塊ならば厳しいところ。
いっそ鼻がないような、嗅覚そのものが最初から無いような存在じゃないと話になりにくい…いや、待てよ?
「あ、そうだ。鼻がない存在を最初から作ればいいのか」
「え?ハル何か方法があるの?」
「うん、方法あったよ」
最初から嗅覚を有さないような存在を作れば早い話で、その方法はある。
一応、作るというのかどうかという微妙さはあるが…それでも、手段としてはこれがあるだろう。
「コユキの『雪兵召喚』!!」
RMPのスキルでコユキの持つ雪兵を呼び出すスキルを使用させてもらう。
本来は雪だるまみたいな兵士たちを呼び出すものなのだが、そこそこ呼び出せる量やそのサイズや見た目等カスタマイズできることが使用するたびにわかってきたことがある。
もちろん、黒き女神の状態で使用すればより強化できるが…今回は強化というか弱体化というか、その呼び出せる範囲を少しだけ変えれば良い。
【【【ユキユッキーーーーー!!】】】
「わーお!大量の雪だるまたちが出現して…あ、もしかして」
出現してきた大量の雪だるまの姿をした兵士たちを見て、ミーちゃんも察したようだ。
そう、雪だるまといえば様々なパーツを付けて顔を作り上げるのだが、今回のこいつらはその中でも「鼻」になるような人参とか木の枝などがない者たちである。
念のために、香りをかげないかテストさせてみたが、鼻がないので匂いも感じ取れないことが確認できた。
「鼻無し雪だるま兵…これなら、あの悪臭の中でも行動できるはずだ」
「でも、数は多く出せてもそのあとはどうする?あいつら、結構強そうだけど」
「単純な数の暴力じゃ勝てなさそうなのは理解できているからね。でも、何も兵士たちだけで攻撃してやっつけろなんて無茶な命令はしないよ」
「というと?」
「…ちょっと前に、実家で母さんから伝手を教えてもらってね。あるレシピも得ておいたんだよ」
悪臭の渦に包まれているキンニンコングに対して、雪兵たちだけの攻撃力で勝利しろというのは厳しいところがある。
だが、何も雪兵だけで攻める意味もなく…使えるものがあれば、どんどん使ってしまうのが良いだろう。
そう思い、あるものを僕らは増産し始め、雪兵たちへ渡していくのであった…
「うわぁ…これ確かにやばそうだけど、特攻みたいにならないかな?」
「流石に呼び出せても、そんなことをさせるのはちょっと心が痛むから、できるだけ大丈夫そうなものを選んだけど…まぁ、後始末のほうが大変ぐらいかな?」
…相手がゴリラでよかったかもしれない。これがドラゴンとかメタル系の敵とかだったら、また違う方法を取らないといけないからなぁ。まだ楽な方法を…うーん、外部にばれたらこれはこれで争いの火種になりかねないけど、秘密にしておけばいい話か。
11
あなたにおすすめの小説
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
(更新終了) 採集家少女は採集家の地位を向上させたい ~公開予定のない無双動画でバズりましたが、好都合なのでこのまま配信を続けます~
にがりの少なかった豆腐
ファンタジー
突然世界中にダンジョンが現れた。
人々はその存在に恐怖を覚えながらも、その未知なる存在に夢を馳せた。
それからおよそ20年。
ダンジョンという存在は完全にとは言わないものの、早い速度で世界に馴染んでいった。
ダンジョンに関する法律が生まれ、企業が生まれ、ダンジョンを探索することを生業にする者も多く生まれた。
そんな中、ダンジョンの中で獲れる素材を集めることを生業として生活する少女の存在があった。
ダンジョンにかかわる職業の中で花形なのは探求者(シーカー)。ダンジョンの最奥を目指し、日々ダンジョンに住まうモンスターと戦いを繰り広げている存在だ。
次点は、技術者(メイカー)。ダンジョンから持ち出された素材を使い、新たな道具や生活に使える便利なものを作り出す存在。
そして一番目立たない存在である、採集者(コレクター)。
ダンジョンに存在する素材を拾い集め、時にはモンスターから採取する存在。正直、見た目が地味で功績としても目立たない存在のため、あまり日の目を見ない。しかし、ダンジョン探索には欠かせない縁の下の力持ち的存在。
採集者はなくてはならない存在ではある。しかし、探求者のように表立てって輝かしい功績が生まれるのは珍しく、技術者のように人々に影響のある仕事でもない。そんな採集者はあまりいいイメージを持たれることはなかった。
しかし、少女はそんな状況を不満に思いつつも、己の気の赴くままにダンジョンの素材を集め続ける。
そんな感じで活動していた少女だったが、ギルドからの依頼で不穏な動きをしている探求者とダンジョンに潜ることに。
そして何かあったときに証拠になるように事前に非公開設定でこっそりと動画を撮り始めて。
しかし、その配信をする際に設定を失敗していて、通常公開になっていた。
そんなこともつゆ知らず、悪質探求者たちにモンスターを擦り付けられてしまう。
本来であれば絶望的な状況なのだが、少女は動揺することもあせるようなこともなく迫りくるモンスターと対峙した。
そうして始まった少女による蹂躙劇。
明らかに見た目の年齢に見合わない解体技術に阿鼻叫喚のコメントと、ただの作り物だと断定しアンチ化したコメント、純粋に好意的なコメントであふれかえる配信画面。
こうして少女によって、世間の採取家の認識が塗り替えられていく、ような、ないような……
※カクヨムにて先行公開しています。
つまみ食いしたら死にそうになりました なぜか王族と親密に…毒を食べただけですけど
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私は貧しい家に生まれた
お母さんが作ってくれたパイを始めて食べて食の楽しさを知った
メイドとして働くことになれて少しすると美味しそうなパイが出される
王妃様への食事だと分かっていても食べたかった
そんなパイに手を出したが最後、私は王族に気に入られるようになってしまった
私はつまみ食いしただけなんですけど…
【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!
花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】
《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》
天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。
キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。
一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。
キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。
辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。
辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。
国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。
リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。
※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい
カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作
異世界に移住することになったので、異世界のルールについて学ぶことになりました!
心太黒蜜きな粉味
ファンタジー
※完結しました。感想をいただけると、今後の励みになります。よろしくお願いします。
これは、今まで暮らしていた世界とはかなり異なる世界に移住することになった僕の話である。
ようやく再就職できた会社をクビになった僕は、不気味な影に取り憑かれ、異世界へと運ばれる。
気がつくと、空を飛んで、口から火を吐いていた!
これは?ドラゴン?
僕はドラゴンだったのか?!
自分がドラゴンの先祖返りであると知った僕は、超絶美少女の王様に「もうヒトではないからな!異世界に移住するしかない!」と告げられる。
しかも、この世界では衣食住が保障されていて、お金や結婚、戦争も無いというのだ。なんて良い世界なんだ!と思ったのに、大いなる呪いがあるって?
この世界のちょっと特殊なルールを学びながら、僕は呪いを解くため7つの国を巡ることになる。
※派手なバトルやグロい表現はありません。
※25話から1話2000文字程度で基本毎日更新しています。
※なろうでも公開しています。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
墓守の荷物持ち 遺体を回収したら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアレア・バリスタ
ポーターとしてパーティーメンバーと一緒にダンジョンに潜っていた
いつも通りの階層まで潜るといつもとは違う魔物とあってしまう
その魔物は僕らでは勝てない魔物、逃げるために必死に走った
だけど仲間に裏切られてしまった
生き残るのに必死なのはわかるけど、僕をおとりにするなんてひどい
そんな僕は何とか生き残ってあることに気づくこととなりました
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる