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後日談
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エヴァンス領に着くまでに、甘い時間をたっぷり過ごし、エヴァンス領で、リカルドとジオラルド達とのご対面。
そしてレベッカの子供達も、リカルド同様可愛がる。
勿論セイル家の祖父と伯父も来て、大きくなったら儂が鍛えてやる!と大喜びしていたが、リリーに笑顔で嗜められる。
「お父様?お兄様?リカルドはまだ赤子だし、クルルフォーン家の長男よ?勿論有る程度の武芸も仕込まなければいけないでしょうけど、武芸だけでは困るのよ?公爵家の長男が脳筋だなんて、笑い話にもなりませんからね?」
さすがにそれは困ると、クルルフォーン夫妻含む、エヴァンス家関係者全員が、冷めた目で見ている事に気付いた、セイル家の二人は口を閉じた。
「ダンも双子もシルビーだっているので、伯父様もお祖父様も、教えなくて結構です」
「「そんなぁ~!!」」
「義父上、義兄上、せめて、ある程度、鍛えた後でにしてくれませんか。お二人の場合、子供が相手だろうと、直ぐに手加減忘れてしまわれるので、さすがにそれではリカルドが大怪我したり、お二人に苦手意識を持たれたりすれば、それこそエヴァンス領には来なくなってしまいますよ?下に子供が出来ても危ないからと、会わせても貰え無くなります。それこそ、女の子が生まれたら、益々危険認識されてしまいますよ?」
「むっ、それは困る!!」
「ならば、教育に付いてはエヴァンス家がサポートをするので、心配しないで下さいね?それと、次男三男なら大丈夫だなんて、思わないで下さいね?相手は公爵家ですから」
一応公爵家だと強調しつつ、言い聞かせるジルギリス。
その言葉にシュンと項垂れるが、公爵家の血筋を、脳筋にする気は全く無いジルギリスは、それでもどうにかして欲しいと言いたげに、チラチラ見てくる脳筋二人を無視する。
「伯父様、お祖父様、わたくしの旦那様や子供達に怪我でもさせたら、今後エヴァンス領に帰って来ても、子供達には絶対に会わせませんからね?」
リラが物凄く冷たい視線を二人に向けると、本能的に、危険を察知したのか、真っ青になっていたが、自業自得なので、誰も庇ってくれず、セイル家の二人は暫く大人しくしていたようで、エドワルドは自分の為に怒るリラが可愛くて、リカルドを任せたまま、リラを寝室に連れ込むのだった。
そうした日々を日常として過ごしながら、サイナスやダンの結婚式にも子供達を連れて参加して、ヨルドが常に子供達の近くに居たので、子連れとは思えない程粛々と式が執り行われた。
勿論、後から到着したジーンも式には確り参加して、新郎新婦に、祝福の言葉を贈り、ダンの結婚式が終わると、また来ると祖父母に言い残し、エドワルド達にはまた王都でと言って、リカルドや他の子供達にも挨拶をして、そのまま王都に引き返して行った。
そしてレベッカの子供達も、リカルド同様可愛がる。
勿論セイル家の祖父と伯父も来て、大きくなったら儂が鍛えてやる!と大喜びしていたが、リリーに笑顔で嗜められる。
「お父様?お兄様?リカルドはまだ赤子だし、クルルフォーン家の長男よ?勿論有る程度の武芸も仕込まなければいけないでしょうけど、武芸だけでは困るのよ?公爵家の長男が脳筋だなんて、笑い話にもなりませんからね?」
さすがにそれは困ると、クルルフォーン夫妻含む、エヴァンス家関係者全員が、冷めた目で見ている事に気付いた、セイル家の二人は口を閉じた。
「ダンも双子もシルビーだっているので、伯父様もお祖父様も、教えなくて結構です」
「「そんなぁ~!!」」
「義父上、義兄上、せめて、ある程度、鍛えた後でにしてくれませんか。お二人の場合、子供が相手だろうと、直ぐに手加減忘れてしまわれるので、さすがにそれではリカルドが大怪我したり、お二人に苦手意識を持たれたりすれば、それこそエヴァンス領には来なくなってしまいますよ?下に子供が出来ても危ないからと、会わせても貰え無くなります。それこそ、女の子が生まれたら、益々危険認識されてしまいますよ?」
「むっ、それは困る!!」
「ならば、教育に付いてはエヴァンス家がサポートをするので、心配しないで下さいね?それと、次男三男なら大丈夫だなんて、思わないで下さいね?相手は公爵家ですから」
一応公爵家だと強調しつつ、言い聞かせるジルギリス。
その言葉にシュンと項垂れるが、公爵家の血筋を、脳筋にする気は全く無いジルギリスは、それでもどうにかして欲しいと言いたげに、チラチラ見てくる脳筋二人を無視する。
「伯父様、お祖父様、わたくしの旦那様や子供達に怪我でもさせたら、今後エヴァンス領に帰って来ても、子供達には絶対に会わせませんからね?」
リラが物凄く冷たい視線を二人に向けると、本能的に、危険を察知したのか、真っ青になっていたが、自業自得なので、誰も庇ってくれず、セイル家の二人は暫く大人しくしていたようで、エドワルドは自分の為に怒るリラが可愛くて、リカルドを任せたまま、リラを寝室に連れ込むのだった。
そうした日々を日常として過ごしながら、サイナスやダンの結婚式にも子供達を連れて参加して、ヨルドが常に子供達の近くに居たので、子連れとは思えない程粛々と式が執り行われた。
勿論、後から到着したジーンも式には確り参加して、新郎新婦に、祝福の言葉を贈り、ダンの結婚式が終わると、また来ると祖父母に言い残し、エドワルド達にはまた王都でと言って、リカルドや他の子供達にも挨拶をして、そのまま王都に引き返して行った。
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