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第7話 唯一の味方は高嶺の花だけ
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リビングを出て、家の階段を上がり、彼女の部屋へと誘われる。
中に入ると、アニメキャラのポスターや、男女関係なく声優さんのポスターが貼られている。
カラーボックスには沢山の漫画やラノベの棚や、フィギュアが飾られたりしている。
「綺麗な部屋だな」
普通に感心した声が出てしまう。
物が多いのに、綺麗に整理整頓されているので、彼女のグッズには愛を感じられるからだ。
「わたしは声が可愛いんです。可愛すぎるんです。ですので声優を目指します」
いきなり夢を語られて、なにか反応を返そうとしたが、それより先に彼女から質問されてしまう。
「そんなことよりも。枚方くんの噂って本当なのですか?」
先程の話の続きにしては少し本題が違う気がするが、俺は苦笑いを浮かべて言ってやる。
「なんだ。やっぱり知ってたのか」
知らないと思っていたけど知ってたんだな。
いくら高嶺の花のボッチでも、俺の噂くらいは知ってるか。そりゃ同じクラスで、クラスメイト達の態度を見てたら知っててもおかしくないと思う。
「それじゃ本当に二股をしたのですか?」
その質問に対して、本当のことを言おうとしたが、思い止まる。
誰も俺の言葉なんて信じてはもらえない。東堂も同じだろう。
「噂を知ってるならわかるだろ? 俺なんかに高校デビューを頼むなんて……」
「信じていません」
こちらのセリフを、強い言葉で遮ってくる。
「そんな噂、信じていませんよ」
「なんで?」
どうして彼女が噂を信じないのかわからなかった。
「枚方くんはそんな人ではないです。そりゃ、あまりお話ししたことありませんが、中学時代を知っているわたしはあなたがそんな人だと思いません」
だって、と彼女が続ける。
「修学旅行の班決めの時に、余った男子を自分から誘ってあげたり、体育祭の時にクラス全体リレーで足の遅い子のせいで負けてその子が責められている時に庇ってあげたり、文化祭で仲間外れが出ないようにしてたり」
なにより。
「二股かけられて酷い振られ方したクラスの女の子の元カレさんを思いっきり吹っ飛ばしたり。そんな人が二股するなんて信じられません」
そして、信用しきった瞳で真っ直ぐ見つめてくれる。
「あなたは陽キャうぇーい族の長なのです。良い陽キャなのですから、あなたはそんなこと、絶対にしません」
「東堂……」
中学の時のことを見てくれていた人がいる。この人になら真実を話しても信じてくれるだろう。
「ぷっ」
「どうして笑うのですか!? 今の笑うところじゃないですよ!」
「ごめん、ごめん。まじな話してるのに陽キャうぇーい族とか言うなよ」
「わたしの中の枚方くんなんだからしょうがないじゃないですか。だから、高校デビューも枚方くんにお願いしたのです」
「なんでそんなに信用してるんだか」
ため息を吐いて、悪態ついた言葉を放つが、内心はかなりありがたかった。
「本当はさ──」
♢
「そうだったのですね」
本当は俺が二股されていたこと。そして罪を俺になすりつけたこと。俺は仲間からハブられて、二股くそやろうのレッテル貼られ、学校で浮いた存在になっていること。
話を聞いてくれている時、東堂は相槌を打って聞いてくれていた。流石はお姉ちゃんと言った具合で、とても話しやすかった。
「聞いていると腹立たしいですね。わたしより劣った顔のくせに生意気な小娘です」
こいつはどんだけ自分の顔面に自信があるのだろうか。そして、なにも言い返せないのがまたムカつく。
「そもそも枚方くん!」
ビシッと指差してくる。
「そんな中途半端な気持ちで付き合うからダメなんです! とりあえず付き合っておこうかで付き合っちゃダメです! ちゃんと好きな人と付き合わないからこうなるのです!」
「す、すみません」
いきなり説教をされてしまうが、彼女の言葉が正しいのでなにも言い返せない。
「中途半端な顔して二股して罪をなすりつけるなんて同じ女として恥です。わたしがガツンとやってやりましょうか! こうっ! シュッと! シュッと!」
俺の話でアドレナリンでもでているのか、シャドーボクシングを見してくれる。そのシャドーボクシングがクソダサかった。パンチをしたことないような動きで笑いそうになる。
「枚方くん安心してください。範馬○牙まで見ましたから。バキ○はまだですが、エア味噌汁はできます」
バトル漫画で得た知識は喧嘩でいかそうとしている。ちなみにエア味噌汁は多分喧嘩では活かせない。
「俺を庇ってくれるのは嬉しいな。東堂からガツンと言ってくれるのか?」
聞いてやると、アドレナリンが切れたみたいで東堂は冷静になったのかシャドーボクシングを、ピタッとやめた。
「い、いやー。これはあれです。わたしたちは言葉がありますので、平和的解決を……」
あわあわと言ってくる東堂に、「ありがとう」と感謝を伝える。
こちらの感謝の言葉に東堂は首を傾げた。
「俺のことを信じてくれるのは東堂だけだよ。俺の味方は東堂だけだ。本当にありがとう」
「でゅでゅでゅ。きゃ、きゃんしゃしてくだはい」
笑い方気持ち悪いのに顔は可愛いとかどういうことなんだろう。
「だからこそさ。俺なんかに高校デビューなんて頼まない方が良い」
そうだ。
だからこそ、俺なんかと一緒にいちゃいけない。
東堂にはまだチャンスがある。
ちょっと視点を変えたり、行動を変えたりするだけで、一気に人気者になれる。高校デビューを成功させることができる。
なのに、俺なんかと一緒にいると共倒れだ。高校デビューなんて、夢のまた夢。
「枚方くん」
東堂は俺の名前を呼んだ。
「全てを奪還しましょう」
決意の顔をして言い放ってくる。
「奪還?」
「はい。奪還です。そもそも、枚方くんがこんな目に遭うなんておかしい話です」
そう言って東堂は自分の大きく実った胸に手を置いた。
「そして、わたしみたいな美少女がボッチなのもおかしいのです」
容姿だけは本当に自信があるみたいで、自信満々に言ってのけると、俺の手を握って期待を込めた笑みを見してくれる。
「わたしは高校デビューを。枚方くんは陽キャうぇーい族の長の座の奪還を。2人で目指しましょう」
握った手に力が入っている。こいつは本気で……。
「良いのか? 俺と一緒なのがバレるとお前の野望が遠ざかるぞ」
「知れたこと」
かっこよく言ってのけると、東堂は髪の毛をかき上げてかっこよく言ってくる。
「その時は枚方くんをきります」
「テンションとセリフが合ってないわっ! てか、最低だなっ! お前!」
「どうしますか? やりますか?」
聞かれて俺は壮大なため息が出てしまった。
「どうせ、あの写真で脅すんだろ?」
「バレてます?」
「だろうと思ったわ」
もう1度ため息を吐いて答える。
「まぁ、昼間にも約束したからな。それに、その写真がある限り、俺はお前の言うことを聞くしかできないんだよ」
「でゅひひふ」
怪しい笑い方をしている東堂はスマホを取り出した。
「で、ではでは、こ、今後のこともあるので、れ、れれれれ、れ……」
「もしかして、連絡先の交換?」
スマホを取り出して、れを連発するのは連絡先の交換をしたいってことだろう。
「か、簡単に言いますね」
「いや、それ以外の選択肢がなかったから。違った?」
「そ、そうですけど……。そうなんですけど……。ボッチ陰キャに取ってはかなり勇気のいるセリフをこうも簡単に……。これだから陽キャうぇーい族は困ります」
困られてしまったので、俺もスマホを取り出して連絡先の交換に応じようとする。
「はい。俺の連絡先」
「あっへ。良いです?」
「今後のこともあるからいるんだろ?」
「そ、そそそ、そうなんす」
あたふたとした後に東堂はビシッと指を差してくる。
「勘違いしないでよね。別にあんたと連絡先交換したい訳じゃないんだから」
「いきなりどうした?」
「ふぃ。大好きなアニメキャラ。後藤さん家の5姉妹の人気キャラである後藤になの真似をすれば枚方くん如きとのお喋りも容易い」
「そっすか。どうでも良いけど、交換するならさっさとしようぜ」
「あ、は、はい」
こうして、本気で高校デビューしたい高嶺の花のボッチ美少女と、以前のような明るい高校生活を奪還する俺の、野望の日々が幕を開けた。
中に入ると、アニメキャラのポスターや、男女関係なく声優さんのポスターが貼られている。
カラーボックスには沢山の漫画やラノベの棚や、フィギュアが飾られたりしている。
「綺麗な部屋だな」
普通に感心した声が出てしまう。
物が多いのに、綺麗に整理整頓されているので、彼女のグッズには愛を感じられるからだ。
「わたしは声が可愛いんです。可愛すぎるんです。ですので声優を目指します」
いきなり夢を語られて、なにか反応を返そうとしたが、それより先に彼女から質問されてしまう。
「そんなことよりも。枚方くんの噂って本当なのですか?」
先程の話の続きにしては少し本題が違う気がするが、俺は苦笑いを浮かべて言ってやる。
「なんだ。やっぱり知ってたのか」
知らないと思っていたけど知ってたんだな。
いくら高嶺の花のボッチでも、俺の噂くらいは知ってるか。そりゃ同じクラスで、クラスメイト達の態度を見てたら知っててもおかしくないと思う。
「それじゃ本当に二股をしたのですか?」
その質問に対して、本当のことを言おうとしたが、思い止まる。
誰も俺の言葉なんて信じてはもらえない。東堂も同じだろう。
「噂を知ってるならわかるだろ? 俺なんかに高校デビューを頼むなんて……」
「信じていません」
こちらのセリフを、強い言葉で遮ってくる。
「そんな噂、信じていませんよ」
「なんで?」
どうして彼女が噂を信じないのかわからなかった。
「枚方くんはそんな人ではないです。そりゃ、あまりお話ししたことありませんが、中学時代を知っているわたしはあなたがそんな人だと思いません」
だって、と彼女が続ける。
「修学旅行の班決めの時に、余った男子を自分から誘ってあげたり、体育祭の時にクラス全体リレーで足の遅い子のせいで負けてその子が責められている時に庇ってあげたり、文化祭で仲間外れが出ないようにしてたり」
なにより。
「二股かけられて酷い振られ方したクラスの女の子の元カレさんを思いっきり吹っ飛ばしたり。そんな人が二股するなんて信じられません」
そして、信用しきった瞳で真っ直ぐ見つめてくれる。
「あなたは陽キャうぇーい族の長なのです。良い陽キャなのですから、あなたはそんなこと、絶対にしません」
「東堂……」
中学の時のことを見てくれていた人がいる。この人になら真実を話しても信じてくれるだろう。
「ぷっ」
「どうして笑うのですか!? 今の笑うところじゃないですよ!」
「ごめん、ごめん。まじな話してるのに陽キャうぇーい族とか言うなよ」
「わたしの中の枚方くんなんだからしょうがないじゃないですか。だから、高校デビューも枚方くんにお願いしたのです」
「なんでそんなに信用してるんだか」
ため息を吐いて、悪態ついた言葉を放つが、内心はかなりありがたかった。
「本当はさ──」
♢
「そうだったのですね」
本当は俺が二股されていたこと。そして罪を俺になすりつけたこと。俺は仲間からハブられて、二股くそやろうのレッテル貼られ、学校で浮いた存在になっていること。
話を聞いてくれている時、東堂は相槌を打って聞いてくれていた。流石はお姉ちゃんと言った具合で、とても話しやすかった。
「聞いていると腹立たしいですね。わたしより劣った顔のくせに生意気な小娘です」
こいつはどんだけ自分の顔面に自信があるのだろうか。そして、なにも言い返せないのがまたムカつく。
「そもそも枚方くん!」
ビシッと指差してくる。
「そんな中途半端な気持ちで付き合うからダメなんです! とりあえず付き合っておこうかで付き合っちゃダメです! ちゃんと好きな人と付き合わないからこうなるのです!」
「す、すみません」
いきなり説教をされてしまうが、彼女の言葉が正しいのでなにも言い返せない。
「中途半端な顔して二股して罪をなすりつけるなんて同じ女として恥です。わたしがガツンとやってやりましょうか! こうっ! シュッと! シュッと!」
俺の話でアドレナリンでもでているのか、シャドーボクシングを見してくれる。そのシャドーボクシングがクソダサかった。パンチをしたことないような動きで笑いそうになる。
「枚方くん安心してください。範馬○牙まで見ましたから。バキ○はまだですが、エア味噌汁はできます」
バトル漫画で得た知識は喧嘩でいかそうとしている。ちなみにエア味噌汁は多分喧嘩では活かせない。
「俺を庇ってくれるのは嬉しいな。東堂からガツンと言ってくれるのか?」
聞いてやると、アドレナリンが切れたみたいで東堂は冷静になったのかシャドーボクシングを、ピタッとやめた。
「い、いやー。これはあれです。わたしたちは言葉がありますので、平和的解決を……」
あわあわと言ってくる東堂に、「ありがとう」と感謝を伝える。
こちらの感謝の言葉に東堂は首を傾げた。
「俺のことを信じてくれるのは東堂だけだよ。俺の味方は東堂だけだ。本当にありがとう」
「でゅでゅでゅ。きゃ、きゃんしゃしてくだはい」
笑い方気持ち悪いのに顔は可愛いとかどういうことなんだろう。
「だからこそさ。俺なんかに高校デビューなんて頼まない方が良い」
そうだ。
だからこそ、俺なんかと一緒にいちゃいけない。
東堂にはまだチャンスがある。
ちょっと視点を変えたり、行動を変えたりするだけで、一気に人気者になれる。高校デビューを成功させることができる。
なのに、俺なんかと一緒にいると共倒れだ。高校デビューなんて、夢のまた夢。
「枚方くん」
東堂は俺の名前を呼んだ。
「全てを奪還しましょう」
決意の顔をして言い放ってくる。
「奪還?」
「はい。奪還です。そもそも、枚方くんがこんな目に遭うなんておかしい話です」
そう言って東堂は自分の大きく実った胸に手を置いた。
「そして、わたしみたいな美少女がボッチなのもおかしいのです」
容姿だけは本当に自信があるみたいで、自信満々に言ってのけると、俺の手を握って期待を込めた笑みを見してくれる。
「わたしは高校デビューを。枚方くんは陽キャうぇーい族の長の座の奪還を。2人で目指しましょう」
握った手に力が入っている。こいつは本気で……。
「良いのか? 俺と一緒なのがバレるとお前の野望が遠ざかるぞ」
「知れたこと」
かっこよく言ってのけると、東堂は髪の毛をかき上げてかっこよく言ってくる。
「その時は枚方くんをきります」
「テンションとセリフが合ってないわっ! てか、最低だなっ! お前!」
「どうしますか? やりますか?」
聞かれて俺は壮大なため息が出てしまった。
「どうせ、あの写真で脅すんだろ?」
「バレてます?」
「だろうと思ったわ」
もう1度ため息を吐いて答える。
「まぁ、昼間にも約束したからな。それに、その写真がある限り、俺はお前の言うことを聞くしかできないんだよ」
「でゅひひふ」
怪しい笑い方をしている東堂はスマホを取り出した。
「で、ではでは、こ、今後のこともあるので、れ、れれれれ、れ……」
「もしかして、連絡先の交換?」
スマホを取り出して、れを連発するのは連絡先の交換をしたいってことだろう。
「か、簡単に言いますね」
「いや、それ以外の選択肢がなかったから。違った?」
「そ、そうですけど……。そうなんですけど……。ボッチ陰キャに取ってはかなり勇気のいるセリフをこうも簡単に……。これだから陽キャうぇーい族は困ります」
困られてしまったので、俺もスマホを取り出して連絡先の交換に応じようとする。
「はい。俺の連絡先」
「あっへ。良いです?」
「今後のこともあるからいるんだろ?」
「そ、そそそ、そうなんす」
あたふたとした後に東堂はビシッと指を差してくる。
「勘違いしないでよね。別にあんたと連絡先交換したい訳じゃないんだから」
「いきなりどうした?」
「ふぃ。大好きなアニメキャラ。後藤さん家の5姉妹の人気キャラである後藤になの真似をすれば枚方くん如きとのお喋りも容易い」
「そっすか。どうでも良いけど、交換するならさっさとしようぜ」
「あ、は、はい」
こうして、本気で高校デビューしたい高嶺の花のボッチ美少女と、以前のような明るい高校生活を奪還する俺の、野望の日々が幕を開けた。
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