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第8話 1年生の時を振り返り思う(東堂優乃視点)
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シャワーをしながら思う。
わたしの──東堂優乃の髪は長い。
なので、シャンプーもコンディショナーも減る量が早い。
しかし、中学の時と比べると減る量は少なくなった。あの頃は髪の毛を放置して、モサモサだったし。その分、美容院代の出費が痛い。それでいえば、眼鏡からコンタクトにしたり、メイク代だったり、洗顔だったりと、出費が重なる。
中学の頃は、女の子の出費が多いと言っていた理由がいまいちわからなかった。しかし、高校デビューをしようとした時に、その意味がわかるようになる。メイクとか諸々って出費がすごい。
それに加え、大好きなアニメや漫画の出費もあり、お金が全然ない。そろそろ、小さい頃から貯めていたお年玉とかの貯金も底をつき、お母さんからは、「バイトでもしなさい」と言われる。
そういえば、枚方くんも優美の家庭教師でお金を稼いでいるんだよね。
まさか、家庭教師が枚方くんとは思いもよらなかったけど。
頭を洗い終えてから体を洗う。
スタイルが良すぎる身体を洗っていく。わたしって本当にスタイルが良い。ふふ。
胸の部分を洗っていると、昼間の教室で高嶺の花の男の子に当たった時のことを思い出してしまう。お風呂の鏡に映る自分の顔が赤くなっているのがわかる。それがお風呂の熱さでの赤さではないのが自分でわかる。
身体全体をシャワーで流し終える。
ザブーン。
身体を綺麗にしたら湯船に浸かる。
暖かいお湯がわたしの全身を包んで温めてくれる。
「枚方くん……」
つぶやいた名前。枚方京太くん。
同じ中学出身の、まるで漫画の主人公みたいな男の子。
かっこよくて、仲間思いで、女の子からモテていて、絵に描いたような男の子。
そんな彼をわたしは、大好きなアニメの登場人物みたいで憧れの眼差しで見るだけだった。
わたしには縁遠い存在。関わることも交わることもない、手の届くことのない高嶺の花みたいな男の子。
それで良かった。遠くから眺めて、『キャーキャー、ラインハルト様みたい』だとか、『キャアアン! 隼人様みたい』なんて大好きなアニメのキャラと被せて、枚方くんを、アイドルを見ている感じで眺めているだけで良かった。
でも、同じ学校に進学すると知って、少しでも彼に近づきたくて、わたしは高校デビューを決意した。
綺麗になったら、可愛くなったら、少しでもお話しできるかな。高校デビューして、ちょっとでも枚方くんと近づけたらお喋りできるかな。なんて欲が出ちゃった。
でも、現実は厳しかった。
見た目を整えても、わたしはわたし。ボッチなわたしはボッチのまま。クラスメイトが話しかけてくれる回数は増えたけど、ただそれだけ。放課後に、キャピキャピどこか寄り道したり、体育祭、文化祭を誰かと回ったりできなかった。枚方くんとのお喋りなんて夢のまた夢。
高校デビューは失敗に終わってしまった。
しかも、枚方くんには彼女ができたみたいで、彼は相変わらず高校生活を謳歌している。でも、それで良かったのかも知れないと思う自分がいた。
わたしはキラキラ眩しい枚方くんをみているだけで良いと。これで良いのだと。
暗い1年を過ごした時、神様はわたしにご褒美を用意してくれたみたい。
「枚方くんと同じクラスになれた……」
嬉しかった。推しと一緒のクラスになれた。同じクラスになれば、喋れるよね。彼女さんがいても、少しくらいなら喋れるよね。
でも……。2年生に進級すると彼には変な噂が流れていた。
枚方京太は二股クソやろう。
信じられなかった。中学の頃からみんなに優しくて、みんなの中心人物である枚方くんがそんなことをするなんて有り得ないと思った。
わたしは彼を信じる。
密かにわたしだけは彼を信じていた。
そしたら、今日、遅刻してきた枚方くんと機替え中に会っちゃった。
着替えを見られたのは恥ずかしかったけど、憧れの枚方くんとお話ができた。
お母さんに感謝しないと。
今日、わたしはお母さんの忘れ物を届けに行って遅刻となった。もし、お母さんが忘れ物をしなかったら今日のことはなかっだろう。
それに優美の家庭教師を頼んでくれたおかげで推しが家に来きていた。
もっと早く気が付きたかったけど、今日知れて良かった。
そして、なにより枚方くんの真実を知れた。
枚方くんがそんなことするはずないとわかっていたが、本人の口から真実を語ってくれて心底安心した。
「枚方くんを振るとかあり得ないよ」
わたしも優美と同意見。あんな神みたいな人を振るなんて罰当たりもいいところ。
「それにしても……。枚方くんの味方はわたしだけって言ってたよね」
むっふぅん。
「わたしだけ。推しの味方はわたしだけ」
バシャバシャとお湯を激しく叩く。
「くぅー。たまらんです。推しの味方がわたしだけとか、どんなシュチュこれ。たまらん」
はぁはぁ……。お、落ち着ついて、優乃。
枚方くんにとっては一大事。すぐにでも元のポジションに戻りたいはず。
だからこそ、わたしは枚方くんに提案したのだ。全てを奪還しようって。
わたしは高校デビューで人気者の地位へ。枚方くんは奪還して元の人気者の地位へ。
「推しと一緒に人気者とか、ぶっふっん! なにそれ美味しいの? ひっゅいーんー」
はぁはぁ。お、落ち着いて、優乃。テンション上がりすぎてのぼせそう。
「しかも、しかも! 連絡先の交換まで。どうなってんの今日。神よ……。マジでアーメン祭りですよ!」
はぁはぁ。祈りながら逝きそう。なんか、今日は逝っても良いかも。って、だから落ち着くのだ優乃。誰に祈りを捧げて逝くっていうの? あ、枚方くんか。
「……そういえば、枚方くんって今はフリーなんだよね……」
って! だめだめ! だめだよ優乃。流石にそれは傲慢が過ぎる。
枚方くんはわたしの推し。恋愛として好きというよりは、2次元から飛び出してくれたみたいな存在で、リアル感謝っすって感じなんだから。
それに、わたしみたいな高デ失敗型が枚方くんに恋をするなんて浅はかだよ。
だから、わたしは高校デビューをする。
高校デビューをして、枚方くんと肩を並べるレベルまでいって……。
「そしたら……?」
そしたらどうするの……? 告白……?
「して良いの……?」
告白したら? 付き合う? からの、繋がる?
推しと? 枚方くんと?
「ぶっふぅ!!」
瞬間、わたしの脳内はオーバーヒートを起こした。
「お姉ちゃん!?」
ブラックアウトしているところに、優美の声が聞こえてくる。
「お母さーん!! お姉ちゃんが死んだー!!」
『もう! また、アニメ見て興奮したんじゃない?』
呆れたお母さんに心の中で叫ぶ。
今回は三次元っす。
わたしの──東堂優乃の髪は長い。
なので、シャンプーもコンディショナーも減る量が早い。
しかし、中学の時と比べると減る量は少なくなった。あの頃は髪の毛を放置して、モサモサだったし。その分、美容院代の出費が痛い。それでいえば、眼鏡からコンタクトにしたり、メイク代だったり、洗顔だったりと、出費が重なる。
中学の頃は、女の子の出費が多いと言っていた理由がいまいちわからなかった。しかし、高校デビューをしようとした時に、その意味がわかるようになる。メイクとか諸々って出費がすごい。
それに加え、大好きなアニメや漫画の出費もあり、お金が全然ない。そろそろ、小さい頃から貯めていたお年玉とかの貯金も底をつき、お母さんからは、「バイトでもしなさい」と言われる。
そういえば、枚方くんも優美の家庭教師でお金を稼いでいるんだよね。
まさか、家庭教師が枚方くんとは思いもよらなかったけど。
頭を洗い終えてから体を洗う。
スタイルが良すぎる身体を洗っていく。わたしって本当にスタイルが良い。ふふ。
胸の部分を洗っていると、昼間の教室で高嶺の花の男の子に当たった時のことを思い出してしまう。お風呂の鏡に映る自分の顔が赤くなっているのがわかる。それがお風呂の熱さでの赤さではないのが自分でわかる。
身体全体をシャワーで流し終える。
ザブーン。
身体を綺麗にしたら湯船に浸かる。
暖かいお湯がわたしの全身を包んで温めてくれる。
「枚方くん……」
つぶやいた名前。枚方京太くん。
同じ中学出身の、まるで漫画の主人公みたいな男の子。
かっこよくて、仲間思いで、女の子からモテていて、絵に描いたような男の子。
そんな彼をわたしは、大好きなアニメの登場人物みたいで憧れの眼差しで見るだけだった。
わたしには縁遠い存在。関わることも交わることもない、手の届くことのない高嶺の花みたいな男の子。
それで良かった。遠くから眺めて、『キャーキャー、ラインハルト様みたい』だとか、『キャアアン! 隼人様みたい』なんて大好きなアニメのキャラと被せて、枚方くんを、アイドルを見ている感じで眺めているだけで良かった。
でも、同じ学校に進学すると知って、少しでも彼に近づきたくて、わたしは高校デビューを決意した。
綺麗になったら、可愛くなったら、少しでもお話しできるかな。高校デビューして、ちょっとでも枚方くんと近づけたらお喋りできるかな。なんて欲が出ちゃった。
でも、現実は厳しかった。
見た目を整えても、わたしはわたし。ボッチなわたしはボッチのまま。クラスメイトが話しかけてくれる回数は増えたけど、ただそれだけ。放課後に、キャピキャピどこか寄り道したり、体育祭、文化祭を誰かと回ったりできなかった。枚方くんとのお喋りなんて夢のまた夢。
高校デビューは失敗に終わってしまった。
しかも、枚方くんには彼女ができたみたいで、彼は相変わらず高校生活を謳歌している。でも、それで良かったのかも知れないと思う自分がいた。
わたしはキラキラ眩しい枚方くんをみているだけで良いと。これで良いのだと。
暗い1年を過ごした時、神様はわたしにご褒美を用意してくれたみたい。
「枚方くんと同じクラスになれた……」
嬉しかった。推しと一緒のクラスになれた。同じクラスになれば、喋れるよね。彼女さんがいても、少しくらいなら喋れるよね。
でも……。2年生に進級すると彼には変な噂が流れていた。
枚方京太は二股クソやろう。
信じられなかった。中学の頃からみんなに優しくて、みんなの中心人物である枚方くんがそんなことをするなんて有り得ないと思った。
わたしは彼を信じる。
密かにわたしだけは彼を信じていた。
そしたら、今日、遅刻してきた枚方くんと機替え中に会っちゃった。
着替えを見られたのは恥ずかしかったけど、憧れの枚方くんとお話ができた。
お母さんに感謝しないと。
今日、わたしはお母さんの忘れ物を届けに行って遅刻となった。もし、お母さんが忘れ物をしなかったら今日のことはなかっだろう。
それに優美の家庭教師を頼んでくれたおかげで推しが家に来きていた。
もっと早く気が付きたかったけど、今日知れて良かった。
そして、なにより枚方くんの真実を知れた。
枚方くんがそんなことするはずないとわかっていたが、本人の口から真実を語ってくれて心底安心した。
「枚方くんを振るとかあり得ないよ」
わたしも優美と同意見。あんな神みたいな人を振るなんて罰当たりもいいところ。
「それにしても……。枚方くんの味方はわたしだけって言ってたよね」
むっふぅん。
「わたしだけ。推しの味方はわたしだけ」
バシャバシャとお湯を激しく叩く。
「くぅー。たまらんです。推しの味方がわたしだけとか、どんなシュチュこれ。たまらん」
はぁはぁ……。お、落ち着ついて、優乃。
枚方くんにとっては一大事。すぐにでも元のポジションに戻りたいはず。
だからこそ、わたしは枚方くんに提案したのだ。全てを奪還しようって。
わたしは高校デビューで人気者の地位へ。枚方くんは奪還して元の人気者の地位へ。
「推しと一緒に人気者とか、ぶっふっん! なにそれ美味しいの? ひっゅいーんー」
はぁはぁ。お、落ち着いて、優乃。テンション上がりすぎてのぼせそう。
「しかも、しかも! 連絡先の交換まで。どうなってんの今日。神よ……。マジでアーメン祭りですよ!」
はぁはぁ。祈りながら逝きそう。なんか、今日は逝っても良いかも。って、だから落ち着くのだ優乃。誰に祈りを捧げて逝くっていうの? あ、枚方くんか。
「……そういえば、枚方くんって今はフリーなんだよね……」
って! だめだめ! だめだよ優乃。流石にそれは傲慢が過ぎる。
枚方くんはわたしの推し。恋愛として好きというよりは、2次元から飛び出してくれたみたいな存在で、リアル感謝っすって感じなんだから。
それに、わたしみたいな高デ失敗型が枚方くんに恋をするなんて浅はかだよ。
だから、わたしは高校デビューをする。
高校デビューをして、枚方くんと肩を並べるレベルまでいって……。
「そしたら……?」
そしたらどうするの……? 告白……?
「して良いの……?」
告白したら? 付き合う? からの、繋がる?
推しと? 枚方くんと?
「ぶっふぅ!!」
瞬間、わたしの脳内はオーバーヒートを起こした。
「お姉ちゃん!?」
ブラックアウトしているところに、優美の声が聞こえてくる。
「お母さーん!! お姉ちゃんが死んだー!!」
『もう! また、アニメ見て興奮したんじゃない?』
呆れたお母さんに心の中で叫ぶ。
今回は三次元っす。
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