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第11話 アニメは人を繋げる
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駅前のカフェチェーンである星場カフェ。通称スタバ。
休日の朝だというのに、リンゴのマークのノートパソコンを開いたⅠT関係っぽい人や、個人事業主人っぽい人。インフルエンサーっぽい人やフリーランスっぽい人。沢山の仕事ができる系っぽい人が集うカフェ。
まだ店内には入っていないのだが、ここから見える限りでは、全員が神速度のタイピングをしているように見える。カタカタ音がここまで聞こえてくるかのようだ。
「ひ、ぃぃ」
スタバの前で、スタバが似合う美少女が腰を引いてビビった声をだしていた。
「おいおい。なにしてんだよ」
ガタガタと震えながら、まだ店内に入っていないのに俺の後ろに隠れている。
「だ、だだ、だって陽キャの集いですよ。ここは学生時代からずっと勝ち組で、社会人になってもずっと勝ち組の人達の巣窟ですよ?」
偏見がすごいな。
「お前が行きたいって言ったんだだろうが」
「そうですけど……。そうなんですけど……」
弱々しい声を出している。
「高校デビューをするにスタバは登竜門。わかっているのですが、わたしは陰キャボッチ。そんなわたしがスタバに行った日には陽キャの人達のオーラに当てられて、魂が滅してしまいます」
「魂が貧弱が過ぎるだろ」
ガタガタと震えているのはまじなのか、冗談なのか。
はぁ。とため息を吐いてできる限り優しい声を出してやる。
「だったら違う店にするか? 無理にスタバじゃなくても良いと思うけど」
「だめです」
キリッとした顔で言ってくる。
「今日はうぇーい族の長がいるのです。これを利用しない手はないでしょう」
俺、スタバ入るのに利用されるみたいだ。
「利用しても良いからさ。ひよってないで、さっさと行こうぜ」
「ひよる?」
ピクッと東堂が反応を示した。
「ひよってる奴いる? わたし!」
「急な自白。なにがあった?」
東堂は、パンパンと自分の綺麗な頬を叩くと、ズンッと店内に入る。
「メビウス吸うぞ!」
「スタバは全席禁煙だし、未成年喫煙は法律で禁止されているから吸っちゃだめだぞ」
♢
スタバはセルフサービスのカフェだ。
注文、会計、提供の流れをカウンター超しで行うカフェ。
フルサービスのカフェとの違いは、セルフカフェの方が気軽に立ち寄れるというところだろう。もちろんフルサービスのカフェにも良さはある。カフェも色々とあって楽しいのだ。カフェ巡りが好きな人の理由はなんとなくわかる。ちなみに俺のバイト先はフルサービスのカフェ。
「いらっしゃいませ」
「ひゃ……」
レジに着くと、エプロン姿の綺麗な店員さんが出迎えてくれる。
やわらかい笑顔を向けてくれているのに、隣の美少女が謎におびえていた。
「店内でお召し上がりでしょうか?」
「はい」
「かしこまりました。ご注文はお決まりでしょうか?」
「俺は……」
レジにあるメニュー表を軽く眺める。
春の期間限定商品がまだあるみたいだが、今日はいつものやつにしておこう。
「ダークモカチップフラッペのトールで。エキストラチップマシマシのエキストラパウダーマシマシのエキストラホイップマシマシのキャラメルソースマシマシーのマシマシ。マシマシからーのマシマシで」
「ちょっと枚方くん! いきなり店員さんにボケないでくださいよ!」
「かしこまりました。ダークモカチップフラッペのトールで。エキストラチップマシマシのエキストラパウダーマシマシのエキストラホイップマシマシのキャラメルソースマシマシーのマシマシ。マシマシからーのマシマシで」
「ボケじゃない……だと……」
スタバの似合う美少女は初のスタバで絶望していた。
「そ、そんな呪文みたいな注文、わたしにはできません」
「いや、別に自分好みにしただけで、普通にコーヒーでも良いんじゃない?」
「い、良いんですか? スタバでコーヒー頼むのは罪って陽キャ動画で見たけど」
「なんでカフェでコーヒー頼んだら罪なんだよ。その動画配信者が罪だわ。気にしないで良いから、普通にコーヒー頼めよ」
「で、では……」
俺達のやり取りを温かく見守ってくれていた店員さんが優しく微笑む。
「お客様はお決まりですか?」
「そ、それではレンコンを1つ」
「「は?」」
俺と店員さんは呆気に取られた声を出し見合った。
「えとえと……。レンコンの小さいのんで」
「八百屋行けよ。てか、レンコンなら大きいの買えよ」
「し、知りませんよ! プリテニの隼人様が、カフェでそう頼んでいたんですよ」
プリテニってテニスアニメか。あれ、結構イケイケ男子が出てくると思うんだけど、レンコンとか買うんだな。てか、カフェでレンコン買うテニスアニメってなんだよ。見たくなるじゃないか。今度東堂に借りようかな。
「プリテニ……。あ、あー」
店員さんがなにかを把握したみたいで、嬉しそうに東堂に話しかける。
「お客様は隼人様推しですか?」
「ひゅわっ」
急に話しかけられて挙動不審になる東堂を見て、店員さんは優しく続ける。
「ふふ。隼人様っていつもオラオラしてますけど、カフェに行ったことなくて、注文の仕方がわからなくって、昔おじいちゃんが言っていた注文を真似したんですよね」
「あ、あい! そうでふ! そのシーンでふ!」
東堂のボルテージが一気に回復した。
「隼人様がレンコン、レンコンって言うシーン、あれ、可愛いですよね」
「も、もしかして、お姉様も隼人様推しですか!?」
「すみません。私は連様推しなんです」
「ほへぁあ。連様は超絶優しい全肯定癒されお兄系で、超かっこいいですおね!」
「はい♪ もう、大好きで、仕事前にいつもボイス聞いてるんです」
「わかるっふ!」
まるでわからず置いてけぼりだが、2人のテンションが爆上げなのは理解した。
「あの……。それで、レンコンって?」
「あ」
店員さんは咳払いをしてから仕切り直す。
「失礼いたしました。レンコンはレーコー。つまり、アイスコーヒーのことです」
「レンコン、レーコー、アイスコーヒー。ああー」
そこで納得がいく。
俺もカフェで働いている身だ。
昔のおじいちゃん世代で流行った、アイスコーヒーを略語でレーコーと言う。冷たいコーヒー。冷コーヒー。レーコー。らしい。
それを、隼人様は間違ってレンコンって聞いたのだろう。そして、それをそのまま東堂が言ってのけたと。
これ……。お姉さんがプリテニ知らなかったら詰んでたぞ。
「では、アイスコーヒーのショートでよろしいですね」
「は、はい」
「かしこまりました。あちらのカウンターで少々おまちくださいませ」
店員さんが東堂に微笑むと、東堂も店員さんに微笑んでいた。
プリテニ同盟ができており、アニメは人を繋げるのだと思った。
休日の朝だというのに、リンゴのマークのノートパソコンを開いたⅠT関係っぽい人や、個人事業主人っぽい人。インフルエンサーっぽい人やフリーランスっぽい人。沢山の仕事ができる系っぽい人が集うカフェ。
まだ店内には入っていないのだが、ここから見える限りでは、全員が神速度のタイピングをしているように見える。カタカタ音がここまで聞こえてくるかのようだ。
「ひ、ぃぃ」
スタバの前で、スタバが似合う美少女が腰を引いてビビった声をだしていた。
「おいおい。なにしてんだよ」
ガタガタと震えながら、まだ店内に入っていないのに俺の後ろに隠れている。
「だ、だだ、だって陽キャの集いですよ。ここは学生時代からずっと勝ち組で、社会人になってもずっと勝ち組の人達の巣窟ですよ?」
偏見がすごいな。
「お前が行きたいって言ったんだだろうが」
「そうですけど……。そうなんですけど……」
弱々しい声を出している。
「高校デビューをするにスタバは登竜門。わかっているのですが、わたしは陰キャボッチ。そんなわたしがスタバに行った日には陽キャの人達のオーラに当てられて、魂が滅してしまいます」
「魂が貧弱が過ぎるだろ」
ガタガタと震えているのはまじなのか、冗談なのか。
はぁ。とため息を吐いてできる限り優しい声を出してやる。
「だったら違う店にするか? 無理にスタバじゃなくても良いと思うけど」
「だめです」
キリッとした顔で言ってくる。
「今日はうぇーい族の長がいるのです。これを利用しない手はないでしょう」
俺、スタバ入るのに利用されるみたいだ。
「利用しても良いからさ。ひよってないで、さっさと行こうぜ」
「ひよる?」
ピクッと東堂が反応を示した。
「ひよってる奴いる? わたし!」
「急な自白。なにがあった?」
東堂は、パンパンと自分の綺麗な頬を叩くと、ズンッと店内に入る。
「メビウス吸うぞ!」
「スタバは全席禁煙だし、未成年喫煙は法律で禁止されているから吸っちゃだめだぞ」
♢
スタバはセルフサービスのカフェだ。
注文、会計、提供の流れをカウンター超しで行うカフェ。
フルサービスのカフェとの違いは、セルフカフェの方が気軽に立ち寄れるというところだろう。もちろんフルサービスのカフェにも良さはある。カフェも色々とあって楽しいのだ。カフェ巡りが好きな人の理由はなんとなくわかる。ちなみに俺のバイト先はフルサービスのカフェ。
「いらっしゃいませ」
「ひゃ……」
レジに着くと、エプロン姿の綺麗な店員さんが出迎えてくれる。
やわらかい笑顔を向けてくれているのに、隣の美少女が謎におびえていた。
「店内でお召し上がりでしょうか?」
「はい」
「かしこまりました。ご注文はお決まりでしょうか?」
「俺は……」
レジにあるメニュー表を軽く眺める。
春の期間限定商品がまだあるみたいだが、今日はいつものやつにしておこう。
「ダークモカチップフラッペのトールで。エキストラチップマシマシのエキストラパウダーマシマシのエキストラホイップマシマシのキャラメルソースマシマシーのマシマシ。マシマシからーのマシマシで」
「ちょっと枚方くん! いきなり店員さんにボケないでくださいよ!」
「かしこまりました。ダークモカチップフラッペのトールで。エキストラチップマシマシのエキストラパウダーマシマシのエキストラホイップマシマシのキャラメルソースマシマシーのマシマシ。マシマシからーのマシマシで」
「ボケじゃない……だと……」
スタバの似合う美少女は初のスタバで絶望していた。
「そ、そんな呪文みたいな注文、わたしにはできません」
「いや、別に自分好みにしただけで、普通にコーヒーでも良いんじゃない?」
「い、良いんですか? スタバでコーヒー頼むのは罪って陽キャ動画で見たけど」
「なんでカフェでコーヒー頼んだら罪なんだよ。その動画配信者が罪だわ。気にしないで良いから、普通にコーヒー頼めよ」
「で、では……」
俺達のやり取りを温かく見守ってくれていた店員さんが優しく微笑む。
「お客様はお決まりですか?」
「そ、それではレンコンを1つ」
「「は?」」
俺と店員さんは呆気に取られた声を出し見合った。
「えとえと……。レンコンの小さいのんで」
「八百屋行けよ。てか、レンコンなら大きいの買えよ」
「し、知りませんよ! プリテニの隼人様が、カフェでそう頼んでいたんですよ」
プリテニってテニスアニメか。あれ、結構イケイケ男子が出てくると思うんだけど、レンコンとか買うんだな。てか、カフェでレンコン買うテニスアニメってなんだよ。見たくなるじゃないか。今度東堂に借りようかな。
「プリテニ……。あ、あー」
店員さんがなにかを把握したみたいで、嬉しそうに東堂に話しかける。
「お客様は隼人様推しですか?」
「ひゅわっ」
急に話しかけられて挙動不審になる東堂を見て、店員さんは優しく続ける。
「ふふ。隼人様っていつもオラオラしてますけど、カフェに行ったことなくて、注文の仕方がわからなくって、昔おじいちゃんが言っていた注文を真似したんですよね」
「あ、あい! そうでふ! そのシーンでふ!」
東堂のボルテージが一気に回復した。
「隼人様がレンコン、レンコンって言うシーン、あれ、可愛いですよね」
「も、もしかして、お姉様も隼人様推しですか!?」
「すみません。私は連様推しなんです」
「ほへぁあ。連様は超絶優しい全肯定癒されお兄系で、超かっこいいですおね!」
「はい♪ もう、大好きで、仕事前にいつもボイス聞いてるんです」
「わかるっふ!」
まるでわからず置いてけぼりだが、2人のテンションが爆上げなのは理解した。
「あの……。それで、レンコンって?」
「あ」
店員さんは咳払いをしてから仕切り直す。
「失礼いたしました。レンコンはレーコー。つまり、アイスコーヒーのことです」
「レンコン、レーコー、アイスコーヒー。ああー」
そこで納得がいく。
俺もカフェで働いている身だ。
昔のおじいちゃん世代で流行った、アイスコーヒーを略語でレーコーと言う。冷たいコーヒー。冷コーヒー。レーコー。らしい。
それを、隼人様は間違ってレンコンって聞いたのだろう。そして、それをそのまま東堂が言ってのけたと。
これ……。お姉さんがプリテニ知らなかったら詰んでたぞ。
「では、アイスコーヒーのショートでよろしいですね」
「は、はい」
「かしこまりました。あちらのカウンターで少々おまちくださいませ」
店員さんが東堂に微笑むと、東堂も店員さんに微笑んでいた。
プリテニ同盟ができており、アニメは人を繋げるのだと思った。
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