婚約破棄されたけど負けないもん。がんばってさばいばるするぞー!

「こどもだからって、泣かないですの!
 リリアナ、がんばってさばいばるするですの!」

婚約破棄されたのは――まだ幼女でした。
年下すぎるという理由で婚約を取り消された幼い令嬢リリアナ。
しかも継母により、「家の恥」として家から追放されてしまう。

行くあてもなく、ひとり森の中での生活が始まった。
パンの欠片、焚き火の煙、ぬれた草の匂い。
けれど彼女は泣かない。
「だって、泣いてもおなかはいっぱいにならないですの!」

拾った枝で火を起こし、雨水を集めて飲み、
“サバイバル”を覚えていく幼女の姿は健気でたくましく、
やがて森の動物たちも彼女の友達になっていく。

――けれど、運命は思わぬ形で再び動き出す。

彼女を拾ったのは、隣国の公爵夫妻。
子を持てなかった二人は、リリアナを娘として迎える。
笑顔を絶やさず努力を続ける彼女は、
やがて「光の子」と呼ばれ、国に奇跡をもたらしていく――。

「がんばりすぎないで、がんばるですの!」

百年後にも語り継がれる、“やさしい勇気”の物語。
涙よりも、笑顔で強くなる幼女リリアナの、
かわいくてたくましいファンタジー。



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