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王道学園
親衛隊
しおりを挟むとは言っても一歩クラスを出ると悲惨な状況で
他のクラスの親衛隊の子たちからは過激ないじめを受けている
当然っちゃ当然だけどね
寧ろクラスの子達の理解力が凄まじいんだよ
いきなり来た転校生くんを離れさせたいのも一応理解は出来る
親衛隊いる子達ほぼコンプだもんね
今まで好きでいた子達はなんだったんだって思うよね
ほらまたやってるよ、あそこみてみ?
人気の少ない校舎裏の死角になる部分
(何故俺が見えてるかは企業秘密で🤫)
転校生くんを囲むようにして8人位の生徒がいた
普通の状況だったら正直見ていて気分が悪いが普通じゃない転校生くんとなれば話は別だ
流石に初めて目撃した時は焦ったけどね
さて今回はどんな展開を見せてくれるかな?
いっちょ観察していきますか
「君さぁ分かってんの?」
「えっと、、何がだ?」
「ちょっと!先輩に向かって敬語も出来ないとか何様なの!?」
「こら大丈夫だからちょっと落ち着いて
で、分かってないようだから言うとね
生徒会の皆様と余り仲良くしないで欲しいんだよね」
後ろでそーだそーだ!
お前なんかが気に入られてるわけないだろ!
会計様から離れろ!
とか口々に罵っていた
にしても会計様の親衛隊かぁ
喋ってるやつはそれを宥めながら相手の反応を待つ
「それは他人から指図されなきゃいけねーようなことなわけ?」
確かにそうなんだよな
世間では正論なんだよ
ただこの学校ではその理由は通じない
「ほんと何言ってんのこいつ?
副隊長話通じないみたいなんで僕用意してた事があるんですよねぇ!
ほら、きて」
そう言って出てきたガタイのいいやつが5.6人
どこからかやってきた
副隊長と呼ばれた人は知らなかったみたいで少し止まっている
「じゃああとよろしくねぇー
僕たちは帰りましょ」
呆然とする副隊長は引っ張られながら連れていかれた
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