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平民の立場と契約
23. 疑われる
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えーと…? どこからって…日本? いや地球? あー異世界か? とりあえずこの町以外から来たと言えばいいのか? …何が正解なんだっ というか言った場合何が起きる? わからん…
「すまんなリョータ、父がまわりくどい言い方して。つまりお前は勇者なのか? と聞かれているんだ」
「え?」
勇者? それも気になったけど今父って言わなかったか? 何、俺ヨルさんの父親紹介されてたの? うちの娘と仲良くしているそうだね的な?(娘じゃないが)
「その様子だと当たりかな?」
「………違うけど?」
俺そんな顔してたか? 全然違うこと考えてたなんて言ったら怒られそうだ。
「この世界にないスキルを使っているんだ…隠しても無駄なんだよ?」
にこやかな笑顔でジルベスターさんが言っている。スキルねぇ…そうか新しく作って貰った物だからいけなかったのかな。
「この世界にないスキル持っていると勇者なんですか?」
「なんだ知らないのか。勇者達は異世界から召喚され珍しいスキルを持っていることを。さらについ数日前召喚されたと話に聞いているんだが?」
どやーこれで言い訳できないだろう? 的な顔で言われても…
「本当に違うんだけど…」
「言いたくないのならいいだろう。だがそのスキルを使っていれば周りにバレるのも時間の問題だな」
違うって言ってるのにっ そもそも勇者がこんなとこで一人で掃除とかしてるわけないだろう?
「どうすれば違うってわかってもらえます?」
「そうだね…ステータスカードを見せてもらえるかね? あれは嘘は表示されないからね。そこの職業を見ればはっきりとするだろう」
ああそうか。確かにそうなのかも。ただ異世界から来たことだけはバレてしまうな。まあ、隠さないといけない理由もないんだけどね。ただこれからこの世界で生きて行くことの障害にならなければいいと思う。
「あまり気は進まないんだけど…それでわかって貰えるなら仕方ないか~」
data ───────────
名前:高岡良太 性別:男 歳:16
身体能力:lv1
職業:異世界人lv2 拳士lv1 シーフlv3 (賢者lv1)
体力:100(2)
魔力:100 (5)
力:5 (3)
速さ:5 (7)
知力:50 (5)
器用:5 (3)
運:5 (8)
防御力:5 (2)
魔法防御力:0 (2)
SP:9
スキル:ガチャ 空間庫lv2 テレポートlv1 ポイント変換 ラッシュlv1 魔物鑑定
魔法:(無属性魔法lv1 光魔法 闇魔法)
───────────
俺はステータスカードを手に持ち見えるようにジルベスターさんの方へ向けた。レベルとか上げてないから見せるの嫌だったんだけどねー。だって絶対よわいじゃん俺。
「………」
「……」
え、何難しい顔して…もしかして相当ひどいとか??
「リョータ…読めん」
「これは文字なのかい?」
…ん? 読めるよな…なんで2人は読めないんだこれが。
「ほら、これが俺のステータスカードだ」
「……読めない!」
…あっ そうだ俺この世界の文字読めないんだった! つまり逆に日本語はヨルさん達にも読めないわけで…
「ふぅ…勇者かどうかはわからなかったが、どうやら別世界の人だというのは間違いないようだね」
「はあ、まあそうですけど? なにかまずいこととかありますか?」
もうこうなったら開き直ることにした!
「珍しいスキルを悪用しようと近づいてくるものとか、見世物にされるとか…」
「げ…ジルベスターさんがそうだったりするんですか?」
もしそうだったらすでにアウトなんだけど…
「まさか…っ むしろ勇者と仲良くなっておきたいと思っていたくらいだ」
「なんで勇者と仲良く??」
「もちろん我々では到達できない強さを持っているからね。何かあった時に助けてもらえるかもしれないじゃないか。そういえば君も異世界人なのだから弱いってこともないんだろう?」
…うわーそれ聞いちゃいますかっ レベルあげてないからまず弱いんだよね…基本ステータスが強いかどうかも知らないから答えようもないな。
「えーと一般人のステータスってどんな感じなんでしょう?」
「そうだね…一般成人で上から15,20,18,20,8ってところだろうか?」
知力と運しか上じゃない…
「すまんなリョータ、父がまわりくどい言い方して。つまりお前は勇者なのか? と聞かれているんだ」
「え?」
勇者? それも気になったけど今父って言わなかったか? 何、俺ヨルさんの父親紹介されてたの? うちの娘と仲良くしているそうだね的な?(娘じゃないが)
「その様子だと当たりかな?」
「………違うけど?」
俺そんな顔してたか? 全然違うこと考えてたなんて言ったら怒られそうだ。
「この世界にないスキルを使っているんだ…隠しても無駄なんだよ?」
にこやかな笑顔でジルベスターさんが言っている。スキルねぇ…そうか新しく作って貰った物だからいけなかったのかな。
「この世界にないスキル持っていると勇者なんですか?」
「なんだ知らないのか。勇者達は異世界から召喚され珍しいスキルを持っていることを。さらについ数日前召喚されたと話に聞いているんだが?」
どやーこれで言い訳できないだろう? 的な顔で言われても…
「本当に違うんだけど…」
「言いたくないのならいいだろう。だがそのスキルを使っていれば周りにバレるのも時間の問題だな」
違うって言ってるのにっ そもそも勇者がこんなとこで一人で掃除とかしてるわけないだろう?
「どうすれば違うってわかってもらえます?」
「そうだね…ステータスカードを見せてもらえるかね? あれは嘘は表示されないからね。そこの職業を見ればはっきりとするだろう」
ああそうか。確かにそうなのかも。ただ異世界から来たことだけはバレてしまうな。まあ、隠さないといけない理由もないんだけどね。ただこれからこの世界で生きて行くことの障害にならなければいいと思う。
「あまり気は進まないんだけど…それでわかって貰えるなら仕方ないか~」
data ───────────
名前:高岡良太 性別:男 歳:16
身体能力:lv1
職業:異世界人lv2 拳士lv1 シーフlv3 (賢者lv1)
体力:100(2)
魔力:100 (5)
力:5 (3)
速さ:5 (7)
知力:50 (5)
器用:5 (3)
運:5 (8)
防御力:5 (2)
魔法防御力:0 (2)
SP:9
スキル:ガチャ 空間庫lv2 テレポートlv1 ポイント変換 ラッシュlv1 魔物鑑定
魔法:(無属性魔法lv1 光魔法 闇魔法)
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俺はステータスカードを手に持ち見えるようにジルベスターさんの方へ向けた。レベルとか上げてないから見せるの嫌だったんだけどねー。だって絶対よわいじゃん俺。
「………」
「……」
え、何難しい顔して…もしかして相当ひどいとか??
「リョータ…読めん」
「これは文字なのかい?」
…ん? 読めるよな…なんで2人は読めないんだこれが。
「ほら、これが俺のステータスカードだ」
「……読めない!」
…あっ そうだ俺この世界の文字読めないんだった! つまり逆に日本語はヨルさん達にも読めないわけで…
「ふぅ…勇者かどうかはわからなかったが、どうやら別世界の人だというのは間違いないようだね」
「はあ、まあそうですけど? なにかまずいこととかありますか?」
もうこうなったら開き直ることにした!
「珍しいスキルを悪用しようと近づいてくるものとか、見世物にされるとか…」
「げ…ジルベスターさんがそうだったりするんですか?」
もしそうだったらすでにアウトなんだけど…
「まさか…っ むしろ勇者と仲良くなっておきたいと思っていたくらいだ」
「なんで勇者と仲良く??」
「もちろん我々では到達できない強さを持っているからね。何かあった時に助けてもらえるかもしれないじゃないか。そういえば君も異世界人なのだから弱いってこともないんだろう?」
…うわーそれ聞いちゃいますかっ レベルあげてないからまず弱いんだよね…基本ステータスが強いかどうかも知らないから答えようもないな。
「えーと一般人のステータスってどんな感じなんでしょう?」
「そうだね…一般成人で上から15,20,18,20,8ってところだろうか?」
知力と運しか上じゃない…
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