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これが異世界の日常?
115. おっさんイベント発生
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まあこのことは頭の片隅にでも置いておいてまずは昼食にしよう。
ガチャポイント:33849→33349
カップ焼きそば
オレンジ×3
シーザーサラダ
トマト×5
水の入ったコップ
そーめん(乾麺)
ブロッコリー
バター200g
レアチーズケーキ(ホール)
海苔弁当
水の入ったコップ
ちょっと久しぶりに自分用の食品ガチャを引いた。相変わらずのランダムっぷりで、今食べるのにちょうどいいのは海苔弁当くらいしかな。まあいいや、夜はちゃんと何か作ろう。ネコルーには干物をあげておくか。ダンジョンの中でも食べさせてたけど特に気にせず食べているしね。というかやっぱりネコだから魚が好きなのかもしれない。これは一度生魚が手に入る町とかに言っておきたいところだ。
昼食を済ませ一度ギルドに顔を出す。今日の報酬をちゃんと貰わないとね。受付に行くと銀貨7枚が報酬だといわれ受け取る。うん、時給換算で考えるとかなりおいしいと思う。
さて、午後からは特に用事がない。店を出してもいいが…特に今はお金がいるわけでもないんだよね。
「おっと、あぶねー…ん?」
ぼんやり考えながらギルドと扉をくぐろうとしたらまたぶつかるイベントが! もうほんとなんでこの人とはこんなにぶつかるんだろう。どうせならかわいい女の子とぶつかりたいよね。
「おい坊主お前朝もぶつからなかったか?」
…いえ朝だけじゃなくて今までも何度かぶつかっています。言わないが。
「はあ…」
「ふむ、これも何かの縁だちょっとつきあえや」
「わっ」
がしっと肩を掴まれギルドの中へと戻ることに。なんなんだろうかこれは…なんか条件を満たしてイベントが発生したみたいな…ゲームかっ
「ガルシアだ」
酒場のテーブルにつくとごついおっさんがそう言った。手には酒が入ったコップ。どうやら昼間から飲むことに決めたらしい。
「で、お前の名前は?」
「…良太」
「リョータか、変わった名前だな」
あれ、そういえば今まで誰も変わった名前だなんて言ってきたことないな。どう見てもこの世界には不釣り合いな名前なのに。
「んでここにいるってことはリョータも冒険者なんだろう?」
「まあそうだが」
「長いのか?」
長いって何がだ。はっきりと言ってくれないといまいち意味が分からん。
「この仕事は長いのかって聞いてんだよ」
「いやまだ短いぞ」
一か月も経っていないんだからどうかんがえても短いよな。まあこの世界の一か月が何日か知らんのだけど。
「ふむ…俺の気のせいか? なんか妙な強さを感じたんだが…」
「はあ?」
何いってんだこのおっさんは…俺レベル8だぞ? どう見たって強いわけないじゃん。
「よしちょっと力試しといこうかっ」
そういうとおっさんことガルシアはテーブルに肘をついて手を突き出してきた。力試しって腕相撲か…まあそれくらいなら怪我することもないしいいか。というわけで俺も同じように肘をついて手を差し出しガルシアの手を掴む。
「ちょっと力入れて見ろや」
「ちょっと…こんなもんか?」
「お、いいじゃねーか。じゃあ俺が手を叩いたら思いっきりやってくれや」
思いっきりか…ごついおっさんが相手だしちゃんと力入れないとあっさり負けそうだな。
少しするとガルシアが開いたほうの手でテーブルを叩いた。それを合図に俺は今出せる力で目いっぱい腕を動かした。すると一気にガルシアの手がテーブルにつく手前まで倒れこむ。
「な…くそっ」
完全に気を抜いていたのかそこからガルシアが力をこめ始めた。流石ごついおっさんだけある。そこまで傾いた状態からゆっくりと俺の腕が起き上がってきた。何か勝負をしていたり賭けをしているわけじゃないからそこまで頑張る必要はないんだけど…素直に負けてしまうのはちょっとだけくやしいっ だけどさらに力をこめようとするが今の状態をキープするのが精いっぱいでそれ以上押すことが出来なかった。
結果その後負けた。
「やるじゃねーか! やっぱ気のせいじゃなさそうだ」
背中をバンバンと叩かれちょっと痛い。ガルシアが嬉しそうに酒の入ったコップを傾け笑った。
ガチャポイント:33849→33349
カップ焼きそば
オレンジ×3
シーザーサラダ
トマト×5
水の入ったコップ
そーめん(乾麺)
ブロッコリー
バター200g
レアチーズケーキ(ホール)
海苔弁当
水の入ったコップ
ちょっと久しぶりに自分用の食品ガチャを引いた。相変わらずのランダムっぷりで、今食べるのにちょうどいいのは海苔弁当くらいしかな。まあいいや、夜はちゃんと何か作ろう。ネコルーには干物をあげておくか。ダンジョンの中でも食べさせてたけど特に気にせず食べているしね。というかやっぱりネコだから魚が好きなのかもしれない。これは一度生魚が手に入る町とかに言っておきたいところだ。
昼食を済ませ一度ギルドに顔を出す。今日の報酬をちゃんと貰わないとね。受付に行くと銀貨7枚が報酬だといわれ受け取る。うん、時給換算で考えるとかなりおいしいと思う。
さて、午後からは特に用事がない。店を出してもいいが…特に今はお金がいるわけでもないんだよね。
「おっと、あぶねー…ん?」
ぼんやり考えながらギルドと扉をくぐろうとしたらまたぶつかるイベントが! もうほんとなんでこの人とはこんなにぶつかるんだろう。どうせならかわいい女の子とぶつかりたいよね。
「おい坊主お前朝もぶつからなかったか?」
…いえ朝だけじゃなくて今までも何度かぶつかっています。言わないが。
「はあ…」
「ふむ、これも何かの縁だちょっとつきあえや」
「わっ」
がしっと肩を掴まれギルドの中へと戻ることに。なんなんだろうかこれは…なんか条件を満たしてイベントが発生したみたいな…ゲームかっ
「ガルシアだ」
酒場のテーブルにつくとごついおっさんがそう言った。手には酒が入ったコップ。どうやら昼間から飲むことに決めたらしい。
「で、お前の名前は?」
「…良太」
「リョータか、変わった名前だな」
あれ、そういえば今まで誰も変わった名前だなんて言ってきたことないな。どう見てもこの世界には不釣り合いな名前なのに。
「んでここにいるってことはリョータも冒険者なんだろう?」
「まあそうだが」
「長いのか?」
長いって何がだ。はっきりと言ってくれないといまいち意味が分からん。
「この仕事は長いのかって聞いてんだよ」
「いやまだ短いぞ」
一か月も経っていないんだからどうかんがえても短いよな。まあこの世界の一か月が何日か知らんのだけど。
「ふむ…俺の気のせいか? なんか妙な強さを感じたんだが…」
「はあ?」
何いってんだこのおっさんは…俺レベル8だぞ? どう見たって強いわけないじゃん。
「よしちょっと力試しといこうかっ」
そういうとおっさんことガルシアはテーブルに肘をついて手を突き出してきた。力試しって腕相撲か…まあそれくらいなら怪我することもないしいいか。というわけで俺も同じように肘をついて手を差し出しガルシアの手を掴む。
「ちょっと力入れて見ろや」
「ちょっと…こんなもんか?」
「お、いいじゃねーか。じゃあ俺が手を叩いたら思いっきりやってくれや」
思いっきりか…ごついおっさんが相手だしちゃんと力入れないとあっさり負けそうだな。
少しするとガルシアが開いたほうの手でテーブルを叩いた。それを合図に俺は今出せる力で目いっぱい腕を動かした。すると一気にガルシアの手がテーブルにつく手前まで倒れこむ。
「な…くそっ」
完全に気を抜いていたのかそこからガルシアが力をこめ始めた。流石ごついおっさんだけある。そこまで傾いた状態からゆっくりと俺の腕が起き上がってきた。何か勝負をしていたり賭けをしているわけじゃないからそこまで頑張る必要はないんだけど…素直に負けてしまうのはちょっとだけくやしいっ だけどさらに力をこめようとするが今の状態をキープするのが精いっぱいでそれ以上押すことが出来なかった。
結果その後負けた。
「やるじゃねーか! やっぱ気のせいじゃなさそうだ」
背中をバンバンと叩かれちょっと痛い。ガルシアが嬉しそうに酒の入ったコップを傾け笑った。
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