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いいことと悪いこと
293. 作業開始2
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カルガードの説明が終わったのか俺が今いる土が用意されている場所にちらほらと人がやってきた。山にされた土と復活剤を目にした作業員たちは早速作業に取り掛かる。
「リョータ、今ここに出てるのは全体の土の一部だろう?」
「そうだね、流石に広範囲に出すと回収も面倒だからな」
「まあそうだな。それで…本当にこの人数の食事を用意するのか? 住む場所にも驚いたんだけどよ」
そうこの作業員たちははっきり言ってボランティアのようなものなんだ。作業中の住む場所と食事の提供。この条件を飲んで手伝ってくれている。御神木様のためにもなるとわかっているのでとても協力的だ。
「全然問題ないよ。ただちょっと手間がかかるくらいかな」
結局今まで作って保管されているる食べ物を複製して出すだけだから何も問題はない。ただ人数が多いからそれを提供するのが少し大変だって言うくらいかな。まあこのあたりはエルナとミイにも手伝ってもらおう。
「あーそうだ食事は店のとこでね。人数がいるから外にテーブル用意したほうがよさそうかな」
「流石にこの人数は店にはいらんだろう」
まあ当たり前か。
「じゃあ俺は食事の準備とかもあるから戻るな」
「わかった。俺もその食事をこいつらに教えるところまでやったらあとは自分の仕事にもどるわ」
そう言って俺はカルガードと別れ一度ノノさんの様子を見に家へと戻った。部屋に入ると響子ではなくシズクがノノさんの様子を眺めていた。
「あれ、響子は?」
「お祈りへ行ったぞ」
あーそんな時間だったのか。
「ノノさんの様子は?」
「見ての通り。まだ起きそうにはないな。まあ顔色もそれほどわるくねぇし大丈夫だろ。てぇーかリョータの方が顔色悪いんじゃね?」
「あー寝不足だからかな?」
「忙しくてもちゃんと寝とけよ。こうやって俺でも出来ることなら代わるからさ」
「今晩はちゃんと寝るさ」
「ならいいけどよ」
シズクと別れ俺はケーキ屋へと足を運んだ。
「いらっしゃ…あ、リョータさんどうかしましたか?」
「しゃ…? したか? …あれ?」
ミイが真似をしようとして途中でエルナが言葉を止めたもんだから混乱している。その様子にちょっとなごんだ。
「うん、実はね…」
俺は作業員がこっちへ食事に来ることをエルナとミイに伝えた。
「なるほど…その配膳などを手伝えばよいのですか?」
「手伝う~」
「わかりましたまかせてくださいっ これもいずれちゃんと働くようになった時に役立ちそうです!」
「役立つ~?」
「ここでずっと働いていてもいいんですけどね?」
中々嬉しいことを言ってくれるが、ずっとここに閉じ込めて外の世界を見せてあげないのは違うだろう。ある程度資金を貯めたら自由にしてあげないとね。
2人との会話を切り上げ俺は椅子へ座った。俺はまず複製作業をしようかな。作業員とここにいるメンバーの食事の複製だ。おかわりをする人もいるかもしれないが、まずは最低限だけ用意しようかね。これが終わった後はガチャを回そう。準備が整いつつあるんだいい加減魔力譲渡っていうスキルを手に入れておきたい。
「リョータ、今ここに出てるのは全体の土の一部だろう?」
「そうだね、流石に広範囲に出すと回収も面倒だからな」
「まあそうだな。それで…本当にこの人数の食事を用意するのか? 住む場所にも驚いたんだけどよ」
そうこの作業員たちははっきり言ってボランティアのようなものなんだ。作業中の住む場所と食事の提供。この条件を飲んで手伝ってくれている。御神木様のためにもなるとわかっているのでとても協力的だ。
「全然問題ないよ。ただちょっと手間がかかるくらいかな」
結局今まで作って保管されているる食べ物を複製して出すだけだから何も問題はない。ただ人数が多いからそれを提供するのが少し大変だって言うくらいかな。まあこのあたりはエルナとミイにも手伝ってもらおう。
「あーそうだ食事は店のとこでね。人数がいるから外にテーブル用意したほうがよさそうかな」
「流石にこの人数は店にはいらんだろう」
まあ当たり前か。
「じゃあ俺は食事の準備とかもあるから戻るな」
「わかった。俺もその食事をこいつらに教えるところまでやったらあとは自分の仕事にもどるわ」
そう言って俺はカルガードと別れ一度ノノさんの様子を見に家へと戻った。部屋に入ると響子ではなくシズクがノノさんの様子を眺めていた。
「あれ、響子は?」
「お祈りへ行ったぞ」
あーそんな時間だったのか。
「ノノさんの様子は?」
「見ての通り。まだ起きそうにはないな。まあ顔色もそれほどわるくねぇし大丈夫だろ。てぇーかリョータの方が顔色悪いんじゃね?」
「あー寝不足だからかな?」
「忙しくてもちゃんと寝とけよ。こうやって俺でも出来ることなら代わるからさ」
「今晩はちゃんと寝るさ」
「ならいいけどよ」
シズクと別れ俺はケーキ屋へと足を運んだ。
「いらっしゃ…あ、リョータさんどうかしましたか?」
「しゃ…? したか? …あれ?」
ミイが真似をしようとして途中でエルナが言葉を止めたもんだから混乱している。その様子にちょっとなごんだ。
「うん、実はね…」
俺は作業員がこっちへ食事に来ることをエルナとミイに伝えた。
「なるほど…その配膳などを手伝えばよいのですか?」
「手伝う~」
「わかりましたまかせてくださいっ これもいずれちゃんと働くようになった時に役立ちそうです!」
「役立つ~?」
「ここでずっと働いていてもいいんですけどね?」
中々嬉しいことを言ってくれるが、ずっとここに閉じ込めて外の世界を見せてあげないのは違うだろう。ある程度資金を貯めたら自由にしてあげないとね。
2人との会話を切り上げ俺は椅子へ座った。俺はまず複製作業をしようかな。作業員とここにいるメンバーの食事の複製だ。おかわりをする人もいるかもしれないが、まずは最低限だけ用意しようかね。これが終わった後はガチャを回そう。準備が整いつつあるんだいい加減魔力譲渡っていうスキルを手に入れておきたい。
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