これがホントの第２の人生。

１歳！行動範囲が拡がります！

お母さんと一緒にお買い物！！1

｢ママーまぁぢゃなのよー？はぁくー！｣

ぐはっ！滑舌が...！！
１歳になったのに、壊滅的なのですよ。
まぁ、マグ兄様以外には通じるから良いか！

はい、先週１歳になりました、レイリーンです！！
歩けるようになったり、少しお喋りが上達？してるよね？...うん、元気にしております！！
そして、私の誕生日に産まれた可愛い双子の従弟妹達に、日々癒されております！！

｢リーン！待ってー！
今日は日射しが強いから、帽子を被りましょうね？
ほら、ママとフローラとお揃いなのよ？｣

｢あい！かびゅるー！！｣

｢じゃあ、帽子が飛ばないように紐を結ぶから、アゴを上げて？うん、上手よ！
はい、出来た！
それじゃあ、行きましょうか！｣

麦わら帽子のような形に、植物のツルを編み込んでるっぽい帽子です。
何の植物かは分からないけど、焦げ茶色をしている細めのツルです。
表面がツルツルしてるので、髪が引っ掛からないから痛くありません。
紐は柔らかくて、薄い茶色をしてます。
お母さんが少し余裕を持たせて、リボン結びにしてくれました。

｢はーい！おくちゅはきゅのよねぇー。｣

｢リーンのお靴は...じゃん！
これですよー。｣

｢おぉー！！｣

｢ここにお座りしてくださいな？｣

｢？こきょ？あぃ！｣

木靴とかじゃ無くて良かったー。
少し硬めの紐で絞めるタイプの靴です。
オレンジの革で出来てるけど、何の革なんだろう？
カラフルな革は魔獣だって、お父さんが言ってたからこれも魔獣なのかな？
見た目よりも柔らかくてビックリです！

小さい踏み台っぽいのに座って、お母さんに紐を絞めてもらいます。
出来れば自分でやりたいけど、今の私にはまだ無理ですね。
大人しく待ってます。

｢はい！ママもお靴履くから待ってね？｣

｢はーい！｣

ママの靴は、焦げ茶色の革で作られた編み上げブーツなのです。
この世界にはチャックが存在しないので、１回１回、紐を緩めて脱いで、紐を絞めて履いて、と少し面倒なのです。
でも、焦げ茶色の革とクリーム色の紐がマッチしていて、可愛いんだよねー。

｢リーン？
リーノお婆ちゃんの薬屋さんに行くわよ？｣

｢まっちぇー！｣

置いてかれるところだった...危ない危ない。
ママと手を繋いで、いざ！初めてのお買い物です。
リーノお婆ちゃんのお店ってどんなところかなぁー。
まだ行ったこと無いから、楽しみぃ！

｢にゅあぁん！
[どこに行くの！]｣

｢奥様！リーンお嬢様！
お気をつけてー！！｣

動物組は、皆お留守番です。
アニスさんが笑顔で、ミーちゃんの首根っこプラーンってしてます。
フェンちゃんは出会いから２ヶ月程でグンっと成長して、身体が一回りも大きくなったので、従魔であることを示す首輪を捕まれております。
あぁ、アニスさん？
両手が塞がっているからって、ミーちゃんを持ってる手の方を振らないであげて？
ミーちゃんがビックリして固まってるから。

｢アニスさん！
用事が終わったら直ぐに帰りますから、皆をお願いね？｣

｢お任せくださいませ！｣

｢いっちぇきむぁーしゅ！
[リーノお婆ちゃんのところに行ってくるねー！]｣

｢がぅっ！わぅ？
[気を付けてな？]｣

｢みゃーお？
[直ぐに帰って来る？]｣

｢あぃよー！
[大丈夫！]｣

お母さんと一緒に１人と２匹に向かってバイバイと手を降ると、フェンちゃんは尻尾を１振りして、ミーちゃんは可愛らしく首を傾げるのです。
アニスさんは、にこにこと弾けんばかりに笑っています。...皆可愛いよー！！





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